TSR時代とは? わかりやすく解説

TSR時代(1973年 - 1997年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 14:05 UTC 版)

ダンジョンズ&ドラゴンズ」の記事における「TSR時代(1973年 - 1997年)」の解説

こうして誕生した「初代」『ダンジョンズ&ドラゴンズ』世の中初め出たのは1973年ゲームイベントEasterConの会場でのことである。この時点でのD&Dはまだ私家版ゲーム的なもので数もごくわずかしか刷ってなかったが、その手応え上々とみたガイギャックスとケイ両名正式に商業出版乗り出すことを決意1974年ブライアン・ブルームBrian Blume)の融資を受け三者共同経営とし、1,000部を刷り販売開始したD&Dは、ゲームファンだけでなく、ファンタジーなどのファンにも注目され瞬く間大ヒット記録することになる。販売から二年後の1975年にはドン・ケイ心臓発作により死去したため、ケイ分の持ち株はメルヴィン・ブルーム(Melvin Blume)が買い取りブルーム家が経営権過半を握る事となった。この過程社名TSR Hobbies, Inc.変更された(後にTSR, Inc.改名)。1977年新生TSR社はガイギャックスたちが作り出した『ダンジョンズ&ドラゴンズ』ルール大幅に改訂し上級者向けの『アドバンスト・ダンジョンズ&ドラゴンズ』と入門向きの『クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ』(1985年株式会社新和により日本語翻訳されたシリーズ)の二つシリーズライン新たに展開を始めた以後のガイギャックスは『アドバンスト・ダンジョンズ&ドラゴンズ』の製作に関わっているので、実際にオリジナルD&D思想を受けついているのはこちらである(アーネソンはTSR Hobbies, Inc.製品には関わっていない)。 『ダンジョンズ&ドラゴンズ』アメリカだけでなく、欧米諸国中心に広まっていった。ロールプレイングゲーム自体知名度高まり様々なメーカーから独自のロールプレイングゲーム発売されまた、テーブルゲームではなくコンピュータゲームとしてロールプレイングゲーム開発されるようになっていったが、それでもなお『ダンジョンズ&ドラゴンズ』RPGスタンダードという地位保ち続けたドラゴンランスなどのゲーム元にした小説世界的なヒット成し1980年代までTSR社RPG界では著名な存在であり続けた1986年10月にガイギャックスはTSR社離れており、この頃『ダンジョンズ&ドラゴンズ』はすでに新し世代によって作られているものであったTSR社1990年代半ば財政危機見舞われ最終的に1997年ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社に商品権利とともに買収され歴史閉じた『ダンジョンズ&ドラゴンズ』黎明期にあった、この作品対す誤解批判陰謀論ダンジョンズ&ドラゴンズに関する論争参照

※この「TSR時代(1973年 - 1997年)」の解説は、「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の解説の一部です。
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