企画出版
(商業出版 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/18 03:59 UTC 版)
Jump to navigation Jump to search企画出版(きかくしゅっぱん)とは、出版社が費用を全額負担して書籍を出版すること。
概要
社内審査原稿の中から、担当者が相当数の売上を見込んだ作品を選定する。審査原稿の対象は職業作家、公募などで優秀な成績を修めた新人、原稿を持ち込んだ無名の書き手などである。商業出版とも称され出版社が製本するコストを支払う。ちなみに無名の書き手の持ち込み原稿が採用されることはほぼ皆無。持ち込むということは初めて書き終えた一作であるなど、概して未熟な原稿であるため、漫画などと違い一冊分を読むのは人にとって不快であることが大きな理由。初版発行部数は2000部から3000部と云われており[1]、この方式で出版されると著者には所定の印税が支払われる。
関連項目
脚注
商業出版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/19 09:41 UTC 版)
2008年2月、サンクチュアリ・パブリッシングの編集者・永井肇は文化庁メディア芸術祭展示会で作品の存在を知り、作者に商業出版のオファーを出した。作者には同人出版で十分やったという思いがあり当初は戸惑いがあったが、編集者の「このまま埋もれさせるわけにはいかない」という一言で出版を決心し、加筆修正を加え、2008年7月30日にサンクチュアリ・パブリッシングから単行本として発売された。ブックデザインを手がけた名和田耕平からインパクトのある絵を求められ、表紙には主人公の思い詰めた表情のアップが描かれた。本の帯には作者が著書の挿絵などを手がけている作家上橋菜穂子のコメントも添えられた。描きおろしの単行本としては異例の1万8000部を発行するも発売3日間で重版が決定し、2008年12月現在、8刷6万3000部を発行している。
※この「商業出版」の解説は、「天顕祭」の解説の一部です。
「商業出版」を含む「天顕祭」の記事については、「天顕祭」の概要を参照ください。
「商業出版」の例文・使い方・用例・文例
- 商業出版物のために書く
- 商業出版のページへのリンク