商業効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 06:52 UTC 版)
本作は放映された年のガンプラの売上を倍増させるなど、商業面では好調であったが、川口克己は「バンダイ側の売り上げの期待値を達成できなかった」と述べている。松本悟によると、デザインの複雑化によるコストアップのための商品価格の高騰が原因としている。また川口は、「コンテンツとしてのガンダムが魅力的な存在であることは間違いないので、期待値を満たすことはできなかったけど、『Ζ』のあともガンダムをTVアニメで続けて欲しいということになった」とも述べている。 1994年にバンダイビジュアルから発売されたLD-BOXはPart1、2ともに3万5千セットのヒットとなった。これは当時のバンダイビジュアルの売上の2割に相当した。またオリコンLDチャートではPart1が2位、Part2が1位を記録。2001年にDVD-BOXが発売され、こちらは単品換算95万枚のヒットになった。前述のLD-BOXを単品換算すると45万5千枚なので売上枚数が大きく伸びている。DVD-BOXと同時に発売された単品DVDと後のレンタルDVDを加えると128万枚に達している。
※この「商業効果」の解説は、「機動戦士Ζガンダム」の解説の一部です。
「商業効果」を含む「機動戦士Ζガンダム」の記事については、「機動戦士Ζガンダム」の概要を参照ください。
商業効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 03:29 UTC 版)
「無敵超人ザンボット3」の記事における「商業効果」の解説
本作は大ヒットを記録したが、田淵煕一がトイジャーナル1978年2月号タカラ(現・タカラトミー)に寄せた文章には「スーパーカー・ブーム、ラジオコントロールカー・ブームによって、キャラクター市場が蒙った影響は甚大だと思います。購買年齢を見ても、スーパーカーを買っていたのは、従来ならキャラクター商品を買っていた3 - 6歳の子供たちなのですから」とあり、当時の市場環境は厳しいものであった。 本作が放映された1977年はロボット系のアニメや特撮作品が供給過剰となり、多くの競合作品が脱落している。翌年にはロボットアニメの制作本数が大きく減少し、同年放映開始のロボットアニメ6本とロボット系特撮の番組枠のうち、後番組もロボット系の作品となったのは本作と『ボルテスV』の2本のみである。 トイジャーナルによると、本作のスポンサーで関連商品を発売していたクローバーは本作の商業的成功で自信を得て「今後とも年1本ぐらいは男児番組を提供していく」という方針に転換した。また、本作の商品展開は4 - 5点の「少数集中型」だったが、「新番組ではもう少しラインを拡げる」とした。その結果、トイジャーナル1978年7月号のクローバーの広告によると『無敵鋼人ダイターン3』はメインアイテムだけで12点と大幅に増産された。 玩具開発の沼本によると、本作の玩具はヨーロッパでも好評だったそうである。しかし、金型もヨーロッパに渡ってしまったため、玩具の再発売は不可能とのこと。沼本は後番組の『ダイターン3』の玩具も開発しており、両作の玩具開発を通じて得たノウハウが後の『ダイアクロン』の開発に役立ったそうである。 本作の関連商品で好調なものに、LD-BOXがある。1997年にバンダイビジュアルより発売され、オリコン調べで7319本が売れた。これは1970年代のアニメのLD-BOXとしては『機動戦士ガンダム』と『未来少年コナン』に次ぐ売上であるが、あくまでもオリコン調べの範囲の話であり、オリコンの調査が及ばない通販や音楽流通以外の売上まで含めた総合的な数値というわけではない。
※この「商業効果」の解説は、「無敵超人ザンボット3」の解説の一部です。
「商業効果」を含む「無敵超人ザンボット3」の記事については、「無敵超人ザンボット3」の概要を参照ください。
- 商業効果のページへのリンク