伯とは? わかりやすく解説

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はく【伯】

読み方:はく

常用漢字] [音]ハク(漢) [訓]かみ

頭に立つ者。諸侯の長。「侯伯方伯

神。「河伯風伯

兄弟序列で、最年長者。「伯兄伯仲

父・母年上きょうだい。「伯父(はくふ)・伯母(はくぼ)」

一芸秀でた者の敬称。「画伯詩伯

伯耆(ほうき)国。「伯州伯備

ブラジル。「日伯

名のり]お・おさ・たか・たけ・とも・のり・はか・みち

難読伯父(おじ)・伯母(おば)・伯楽(ばくろう)・伯剌西爾(ブラジル)・伯林(ベルリン)

「伯」に似た言葉

はく【伯】

読み方:はく

旧華族制度で、五等爵第三位伯爵

律令制で、神祇官長官


伯爵

( から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/24 20:48 UTC 版)

伯爵(はくしゃく、: comte: count, earl: Graf)は、近代日本で用いられた爵位(五爵)の第3位。侯爵の下位、子爵の上位に相当する。ヨーロッパ諸国の貴族の爵位の日本語訳にも使われる。


注釈

  1. ^ 嵯峨家三条西家中院家
  2. ^ 油小路家正親町家勧修寺家烏丸家甘露寺家滋野井家清水谷家清閑寺家園家中御門家中山家(中山家は結局伯爵を経ずに侯爵になっている)、庭田家橋本家葉室家日野家広橋家坊城家松木家万里小路家室町家柳原家鷲尾家
  3. ^ 飛鳥井家四条家冷泉家
  4. ^ 姉小路家山科家
  5. ^ ヒューの子孫は1237年に絶え、チェスター伯爵位も一時途絶えたが、1254年ヘンリー3世在位:1216年-1272年)が皇太子エドワード(エドワード1世)に与えて以降、現在に至るまでイングランド・イギリス皇太子に継承される称号となっている[52]。最古参の爵位としてチェスター伯爵位は別格であり、同じくイギリス皇太子の称号であるコーンウォール公爵位よりも上位に書かれる[53]

出典

  1. ^ 小田部雄次 2006, p. 13.
  2. ^ 小田部雄次 2006, p. 21.
  3. ^ 浅見雅男 1994, p. 71-76.
  4. ^ 小田部雄次 2006, p. 26.
  5. ^ 小田部雄次 2006, p. 30.
  6. ^ 居相正広 1925, p. 45.
  7. ^ 百瀬孝 1990, p. 242.
  8. ^ 小田部雄次 2006, p. 56.
  9. ^ 小田部雄次 2006, p. 49.
  10. ^ 小田部雄次 2006, p. 156-157.
  11. ^ 小田部雄次 2006, p. 158.
  12. ^ 百瀬孝 1990, p. 243-244.
  13. ^ 百瀬孝 1990, p. 243.
  14. ^ 百瀬孝 1990, p. 37.
  15. ^ 百瀬孝, 1990 & p37-38.
  16. ^ 百瀬孝, 1990 & p37/38/243.
  17. ^ 小田部雄次 2006, p. 195-196.
  18. ^ 小田部雄次 2006, p. 45.
  19. ^ 浅見雅男 1994, p. 116.
  20. ^ 百瀬孝 1990, p. 38.
  21. ^ 小田部雄次 2006, p. 184/191-195.
  22. ^ 小田部雄次 2006, p. 196-198.
  23. ^ 浅見雅男 1994, pp. 117–118.
  24. ^ 浅見雅男 1994, p. 118-119.
  25. ^ 浅見雅男 1994, p. 118.
  26. ^ 浅見雅男 1994, pp. 121.
  27. ^ 浅見雅男 1994, p. 119.
  28. ^ a b 浅見雅男 1994, p. 120.
  29. ^ 浅見雅男 1994, p. 87-88/111.
  30. ^ 浅見雅男 1994, p. 87-88.
  31. ^ 浅見雅男 1994, p. 125-129.
  32. ^ 浅見雅男 1994, p. 131-132.
  33. ^ 浅見雅男 1994, p. 113-114.
  34. ^ a b 百瀬孝 1990, p. 244.
  35. ^ a b 小田部雄次 2006, p. 162.
  36. ^ 小田部雄次 2006, p. 163/166.
  37. ^ a b 小田部雄次 2006, p. 173.
  38. ^ 小田部雄次 2006, p. 172.
  39. ^ 石黒ひさ子 2006, p. 2-3.
  40. ^ a b 石黒ひさ子 2006, p. 3.
  41. ^ 石黒ひさ子 2006, p. 5.
  42. ^ 石黒ひさ子 2006, p. 4.
  43. ^ 石黒ひさ子 2006, p. 6.
  44. ^ a b 袴田郁一 2014, p. 86-87.
  45. ^ 袴田郁一 2014, p. 95.
  46. ^ 今堀誠二, p. 422-423.
  47. ^ 袴田郁一 2014, p. 125.
  48. ^ 袴田郁一 2014, p. 100.
  49. ^ a b c [https://www.larousse.fr/dictionnaires/francais/comte/17838 Larousse, comte.
  50. ^ 森(1987) p.2
  51. ^ 小林(1991) p.16-17
  52. ^ 森(1987) p.3
  53. ^ 森(1987) p.4
  54. ^ 森(1987) p.2
  55. ^ 小林(1991) p.17
  56. ^ a b 近藤(1970)上巻 p.161
  57. ^ マリオット(1914) p.174-175
  58. ^ a b 近藤(1970)上巻 p.164
  59. ^ 森(1987) p.15
  60. ^ 前田英昭 1976, p. 46-58.
  61. ^ 田中嘉彦 2009, p. 279/290.


「伯爵」の続きの解説一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 13:27 UTC 版)

フランク王国」の記事における「伯」の解説

伯はフランク王国地方統治において重要な役割果たした存在である。伯(英:Count、独:Graf、仏:Comte)と訳される役職にはコメスcomes)とグラフィオ(Grafio)があった。両者はその制度的起源異にするが、次第権限上の差異曖昧となり、ほとんど同一地位となったコメスローマから継承した制度中でももっとも重要な役割果たした存在である。フランク王国未熟な統治機構の下では、王を中心とした中央権力隈なく全土統治するのは不可能であり、均質な支配をその領土全土に及ぼすことはできていなかった。王が支配者であったにしても実際に住民統率し司法行政軍事上の権限行使するのは各地の伯管区支配した都市伯(コメス・キウィタス、comes civitas)と呼ばれるであった行政単位としてのキウィタス構造詳しく分かっていないが、広義には都市その周辺農村領域も含む地方を、狭義には中心たる都市そのもの指した考えられる。その領域当初ローマ属州行政単位継承したものであった。伯に任じられる人々由来多様であり、メロヴィング朝時代には、ガロ・ローマ人口大きかったガリア中部南部ではローマ帝国時代支配的地位有していたセナトール貴族層を中心とするローマ人有力者そのまま伯としてフランク王国仕えることになる場合多かった見られている。またこの地域では教会司教が伯職を占め場合があった。プロヴァンスアキテーヌアクィタニア)など、フランク王国中核部から離れた遠隔地では、在地有力者の中から伯を自称する者が現れる場合もあり、王によってその地位追認された。このような場合、伯権力形式上王の臣下という立ち位置取ったにせよ、きわめて自律性の強い政治勢力であった場合によっては王から任命された伯が現地反対によって追い返され場合すらあった。 フランク王国中枢であったライン川セーヌ川の間の地域、およびローマ時代属州行政機構存在しなかったフランク王国東部では、コメスcomesではなくフランク王家産官僚性格濃厚なグラフィオ(Grafio)がその支配権行使した7世紀までにこのグラフィオの権限強化整備されると、コメスとグラフィオの職権権限内容はほとんど同じものとなり、位階上の同一化進んだ。それでも両語は使用され続けたが、単に地方ごとの慣用残ったもの見られている。 このような伯(comes, Grafio)を中核とした支配体制ドイツ史学界の用語を用いてグラーフシャフト(ドイツ語版)制(伯管区制)と呼ばれている。19世紀までの古典学説では、王国全土張り巡らされ画一的なグラーフシャフト制度によって一元的支配されたという考え方通説であったその後20世紀研究によって、上述通りフランク王国内の統治組織地域的時代的大きな差異があったことや、属人性に強く依存したものが明らかとなった現代でもグラーフシャフトはフランク王国中核的制度位置づけられているが、それはある意味では実際組織そのものではなく地域的時代的差異無視した学問的概念」であるとも言えその実態をめぐって長く議論が行われている。

※この「伯」の解説は、「フランク王国」の解説の一部です。
「伯」を含む「フランク王国」の記事については、「フランク王国」の概要を参照ください。

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出典:『Wiktionary』 (2021/09/19 11:19 UTC 版)

発音(?)


造語成分・略称

伯剌西爾の第1字)

  1. ブラジル意味する語を作る

熟語


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