matiとは? わかりやすく解説

Mati

名前 マティ

(mati から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/01 14:25 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

(え、: prajñā, mati)は、仏教用語で下記の2つの意味がある[1]

  1. 心所(心のはたらき)の一つであり、事物や道理を識知・弁別・判断する精神作用[1]上座部大寺派では慧根(えこん、paññindriya)と呼ばれる。本記事で詳述。
  2. 禅定三昧によって静められた心によって、真実の道理をありのままに見ぬくはたらき[1]。prajñā を音写して般若という[1]とともに三学の一つ[1][注釈 1]般若を参照。

心所としての慧

慧は善・不善・無記の三性(さんしょう)に通じ、善慧は正見や正慧とも称する[1]。悪慧(不善と不覆無記)のうち、特にはたらきの激しいものを悪見と称し、五見とする[1]

宗派ごとの扱い

心所としての慧の位置づけについて、宗派ごとに説がある[1]

倶舎宗

唯識宗

天台宗

般若と音写される慧

脚注

注釈

  1. ^ 五根の一つには慧根があり、五力の一つには慧力がある[1]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i 総合仏教大辞典編集委員会(編)『総合仏教大辞典』上巻、法蔵館、1988年1月、99-100頁。

関連項目



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「mati」の関連用語

matiのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



matiのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの慧 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS