抽象形とは? わかりやすく解説

抽象形

出典:『Wiktionary』 (2018/04/21 10:59 UTC 版)

名詞

抽象ちゅうしょうけい)

普通名詞

  1. (頭の中の)目に見えないかたち。手で触れられないかたち。

古代日本語文法

  1. 語の中の形。造語成分となる形。下記 -i (多く縮合して語尾 -ë, -ï )のない形。
  2. 語根そのもの名詞語尾 -i付かないもの(仮説1)[主流]
  3. 語根そのもの語根内在する語尾 -i が現れていないもの(仮説2)
上記仮説独立事実: いずれも基層言語仮説とみれば、アイヌ語共通する現象である。
語根/抽象形)ma 女 ← (具体形mai > më 女  cf. ama(あま・vs. 海女海人海士海部。)
語根/抽象形)mura ⇔ (具体形muraimurë 群れ

アイヌ語文法

  1. 人称接辞つかない形。 eg. 概念cf. 所属
  2. 印欧語冠詞のついた名詞のようなもの。「~というもの」
  3. 叙事詩的表現。(⇔ 散文的表現
具体形 mati(hi) 彼の妻 → (抽象形)mat
具体形a=mati(hi) 私の妻 → (抽象形)mat

発音(?)

ちゅ↗ーしょーけー
IPA: /tɕɯɯ́ɕóːkéː/
X-SAMPA: [ts/MM_Hs/o:_Hke:_H]

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