anvilとは? わかりやすく解説

anvil

別表記:アンビル

「anvil」の意味・「anvil」とは

「anvil」とは、鍛冶屋金属を打つための台を指す英単語である。や鋼などの金属加熱し、この「anvil」の上ハンマー用いて形状変えるまた、比喩的には、困難や試練乗り越えるための手段や、何かを成し遂げるための重要な工程を指すこともある。

「anvil」の発音・読み方

「anvil」の発音は、IPA表記では /ˈænvɪl/ となる。IPAカタカナ読みでは「アンヴィル」となり、日本人発音するカタカナ英語では「アンビル」と読む。この単語発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「anvil」の定義を英語で解説

「anvil」は、"A heavy steel or iron block with a flat top, concave sides, and typically a pointed end, on which metal can be hammered and shaped."と定義される。つまり、金属打ち形状変えるための、平らな上面凹んだ側面、そして典型的に尖った端部を持つ重い鋼鉄またはブロックを指す。

「anvil」の類語

「anvil」の類語としては、「forge」や「hammer」などがある。これらはいずれ鍛冶屋作業関連する単語で、「forge」は鍛冶場鍛造を、「hammer」はハンマーを指す。

「anvil」に関連する用語・表現

「anvil」に関連する用語としては、「blacksmith」(鍛冶屋)、「metallurgy」(冶金学)、「smithy」(鍛冶場)などがある。これらは金属加工する技術や場所、またその技術駆使する人々関連する単語である。

「anvil」の例文

1. The blacksmith hammered the heated iron on the anvil.(鍛冶屋は熱せられたアンビル打った。)
2. The anvil is an essential tool in a smithy.(アンビル鍛冶場において欠かせない道具である。)
3. The anvil is made of a heavy block of steel.(アンビルは重い鋼鉄ブロック作られる。)
4. The anvil stood in the middle of the forge.(アンビル鍛冶場中央立っていた。)
5. The anvil is used to shape the metal.(アンビル金属形状づけるために使われる。)
6. The blacksmith placed the hot metal on the anvil.(鍛冶屋は熱い金属アンビル置いた。)
7. The anvil is a symbol of the blacksmith's craft.(アンビル鍛冶職人技術象徴である。)
8. The sound of the hammer striking the anvil echoed through the smithy.(ハンマーアンビルを打つ音が鍛冶場響き渡った。)
9. The anvil was worn from years of use.(アンビル何年もの使用により摩耗していた。)
10. The anvil, along with the hammer, is a key tool in metallurgy.(アンビルハンマーと共に冶金学における重要な道具である。)

アンビル【anvil】

読み方:あんびる

鉄床(かなとこ)。鍛造機などの固定側の台。測長器具固定側の面部


鉄床 Anvil

鉄床 鉄床
 鉄床 Anvil
  一端とがっており反対側は平たい鋳鉄製または鋳鋼製の工作台。曲がった物の矯正にも使われる。10kgから重いものは200kgのものまである
鉄床
分野 櫓下工具
同義語  
関連用語  
類似語  
略語  
鉄床
鉄床
鉄床

アンビル

アンビル
アンビル
金属鍛え時に材料この上にのせて叩くための鉄製の台です。
西洋版金床です。
西洋では、馬の蹄金を作る為に使用されてきたため、このようなになっているようです


ヘキサコナゾール

分子式C14H17Cl2N3O
その他の名称ヘキサコナゾール、Hexaconazole、アンビル、PC-1002、FD-4053、PP-523、R-154523、Anvil
体系名: rac-(2R*)-2-(2,4-ジクロロフェニル)-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-2-ヘキサノールrac-(S*)-1-(2,4-ジクロロフェニル)-1-[(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)メチル]ペンタン-1-オール


きぬた骨

同義/類義語:砧骨
英訳・(英)同義/類義語:anvil, , incus, incus

3つある耳小骨一つ鼓膜結合したつち骨から伝えられ振動を、あぶみ骨伝える。

Anvil


金床

(anvil から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/03 03:12 UTC 版)

鉄床
材料を伸ばすのは平滑部で、細かい作業は右の「鳥口」で行う。
鳥口が2つある鉄床
鉄床の上で、熱した鉄の棒をハンマーで叩いて加工している。
描かれた鉄床
リヒャルト・ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』(1874年完成)の第2日「ジークフリート」において、侏儒ミーメが、折れた剣ノートゥングを勇者シグルズのために鍛え直す場面。絵は、イギリス人挿絵画家アーサー・ラッカムの手になる1911年の水彩画
蜂の巣床
蜂の巣床の一例

鉄床[1][2][3](かなとこ、異字:金床[3][4]鉄砧[3])とは、鍛造板金で、加工しようとする加熱した金属を載せる鋳鉄製または鋳鋼製の作業[2]鉄敷[1][2](かなしき、異字:金敷[2][4]鉄砧[5])、鉄砧(てっちん)[6]ハンマー台(ハンマーだい)[4]ともいう。また、鉄梃(かなてこ、てってい)[7][6]は、鉄製の(てこ)を第1義とするが、「鉄床」の語義もある[7]

英語では "anvil" といい[8][9]、日本語でもこれを音写した外来語アンビル」が通用する[8][10][5][2][4]

概要

鉄道の廃レールを切断して用いる、重さが1キログラム程度の小型から、100キログラムに達する大型まである。材質は一般的な鋳鉄鋳鋼のほか、炭素工具鋼(S55Cなど)で作られた金床、地金(軟鉄)の上に鋼を鍛接した床も存在する。

歴史は古く、青銅器時代にはすでに金属加工に使用されていたため、鍛冶や技術のシンボルになることがある。

大きな熱源を伴う鍛冶仕事ばかりでなく、熱を伴わない精密な金属加工などにも用いられてきたが、近現代になって専門職だけでない趣味(ホビー)での需要が多くなると、それらに対応した様々なタイプも生まれてきた。

種類

作業中に動いてしまわないよう、また、高さを確保する目的でも、鉄床を台座に固定することがある。そのような台座(または、台座として用いる物)は鉄床台(かなとこだい)と呼ばれている。

角付き

もともと西洋に多かった現在最も一般的となっているタイプは、「角付き(つのつき)」「角型(つのがた)」「鳥口付き(とりぐちつき)」などとも呼ばれるもので、直方体の長手の方向の片側または両側に「鳥口(とりぐち[11]、とりのくち[11])」「鳥の嘴(とりのはし)[12][11]」「(つの)」などと呼ばれる嘴(くちばしにもにも似た突起があり[1][5]、工作物を曲げるときに用いる[1]。英語ではこれを "hornホーン)" という。工作物を載せる上面は平らになっている[1]。この平らな部分は英語で "face" といい、日本語でも「フェース/フェイス[1]と呼ばれることがある。フェイスは製品の直線を出す定規の役割があり、凹めば面を補修しながら使う。ホーンはかつて鍛冶屋の主要業務であった蹄鉄打ちなどで必要な、曲線部の加工を行う。

ホーン(角)/鳥口を両端に有するタイプも、古来用いられてきた(名称例:タブルホーンアンビル)。■右側に画像あり。

角無し

ホーン(角)/鳥口をもたないタイプもある。

さらには、基部のくびれさえも無い、ほとんどシンプルな構造の直方体という形状のものもある(名称例:ブロックアンビル)。そのようなタイプでも、後述する蜂の巣床の機能を果たす孔が一つくらいは付いていたりする。また、精密加工やホビー用に普及している机の上で作業するための薄く軽量なもの(名称例:卓上アンビル、叩き台)や、可動式の吊り下げ金具が付いていて携帯に適した小型のものがある。

蜂の巣床

曲線加工が不要な日本刀鍛冶の使用する古式の鉄床は鳥口を持たない単純な形であったため、「鶴首(つるくび)」という棒状の鉄床を、いくつもの孔の空いた特殊形状の鉄床に固定して使う[13]

このような特殊形状の鉄床は、日本だけでなく世界中にあるが、蜂の巣に似ていることから「蜂の巣型鉄床」「蜂の巣床(はちのすどこ、異表記:蜂巣床、蜂之巣床)」「蜂の巣異表記:蜂巣、ハチノス)」[注 1]などと呼ばれている[13][14](■右側に画像あり)。英語圏ではこの種の床を "swage block" という[14][13]。"swage" は第1義には日本語で「スエージ(※swageの音写語)」ともいう「加締(かしめ)」のことであるが[14]、第2義には swage block の略語である[14]なお、swage block の日本語音写形「スウェージブロック」「スエージブロック」は、孔を空けたブロック形状の工業部品などの名称になっていて[注 2]、本項で解説している意味での語としては通用しない[独自研究?]

創作

音楽

金属ので鉄床を打つ高い金属音は、楽曲や様々な音響に利用されている。

旗章

フィンランド陸軍技術教育センターの旗
鉄床雲
画像外部リンク
en:File:Caen hammer anvil tactics usarmymap.jpg
カーンの戦いにおける鉄床作戦の概念図

フィンランド陸軍技術教育センターののデザインには鉄床が採り入れられている。紋章学でいうところの「ライオン・ランパント (lion rampant) 」(cf.) の特殊な派生形態である「(王冠を頂き)剣を振りかざす両足立ちの獅子」がフィンランドの国章であるが、この旗では、チェスの駒の基部に見立てた鉄床と(そのために下半身が無い)「剣を振りかざす両足立ちの獅子」とが組み合わされた形でシルエット(剣のみ例外)として描かれている。

比喩

気象

鉄床雲[15][16](かなとこぐも、異表記:鉄砧雲[15]かなとこ雲[17])は、鉄床のような形をした積乱雲である[15][16]かなとこ巻雲(かなとこけんうん)[18]などともいう。英語名も日本語名と全く同じ意味をもつ "anvil cloud [17]"。気象学名は Incus というが、語源である "incūs" はラテン語で「鉄床」を意味する。

発達した雲の頂が対流圏界面に達した場合、それを越えた先は強風が吹いているため、雲はその面に達した途端に水平方向へ流され、上昇は阻まれる[15][17]。それにより、鉄床の平滑面(フェイス)のような形状が出現する[15][17]

軍事

鉄床戦術英:hammer and anvil)とは、軍事用語で、複数兵科を使った戦術の一つ。を二つの部隊に分け、一方が敵を引き付けているうちにもう一方が背後や側面に回り込んで敵を包囲し、挟撃する戦術であり、二手に分かれた部隊が対象を挟み撃つという構造を、と鉄床が対象物を挟み打つことに譬えている。

第二次世界大戦中、1944年カーンの戦い英語版cf. オーヴァーロード作戦#カーン)で、カーンの町とその周辺の奪還を狙った連合国軍がドイツ第5装甲軍に対して執った鉄床戦術の概念図を、右側の画像の一つ(■)として記載してあるので参照のこと(※本項に表示できない英語版ウィキペディアの画像への直接リンク)。連合国側の主力であるイギリス第二軍 (en) が "鉄床" として行動している。

脚注

注釈

  1. ^ 検索キーワード[ 蜂の巣床 ]
  2. ^ 検索キーワード[ スエージブロック ][ スエージ・ブロック ]

出典

  1. ^ a b c d e f 小学館『デジタル大辞泉』. “鉄敷”. コトバンク. 2020年6月22日閲覧。
  2. ^ a b c d e 三省堂大辞林』第3版. “金敷・鉄敷”. コトバンク. 2020年6月22日閲覧。
  3. ^ a b c 小学館『プログレッシブ英和中辞典』第3版. “金床”. コトバンク. 2020年6月22日閲覧。
  4. ^ a b c d 『木材加工用語辞典』 2013, p. 14
  5. ^ a b c 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “鉄敷”. コトバンク. 2020年6月22日閲覧。
  6. ^ a b 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “鉄砧”. コトバンク. 2020年6月22日閲覧。
  7. ^ a b 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “鉄梃”. コトバンク. 2020年6月22日閲覧。
  8. ^ a b anvil”. 英辞郎 on the WEB. アルク. 2020年6月22日閲覧。
  9. ^ anvil” (English). Online Etymology Dictionary. 2020年6月22日閲覧。
  10. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』. “アンビル”. コトバンク. 2020年6月22日閲覧。
  11. ^ a b c 鳥口”. コトバンク. 2020年6月22日閲覧。
  12. ^ 鳥の嘴”. コトバンク. 2020年6月22日閲覧。
  13. ^ a b c ハチノス”. Weblio辞書. ウェブリオ株式会社. 2020年6月23日閲覧。
  14. ^ a b c d swage”. 英辞郎 on the WEB. アルク. 2020年6月23日閲覧。
  15. ^ a b c d e 木村龍治、小学館『日本大百科全書(ニッポニカ)』. “鉄床雲”. コトバンク. 2020年6月23日閲覧。
  16. ^ a b 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “鉄床雲”. コトバンク. 2020年6月23日閲覧。
  17. ^ a b c d 『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』. “かなとこ雲”. コトバンク. 2020年6月23日閲覧。
  18. ^ かなとこ巻雲”. 公式ウェブサイト. 気象衛星センター. 2020年6月23日閲覧。

参考文献

関連項目


Anvil

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/18 20:06 UTC 版)

アンビル」の記事における「Anvil」の解説

アンヴィル - カナダ出身のヘヴィメタル・バンド Anvil (ゲームエンジン) - ユービーアイソフト開発したゲームエンジン クリストファー・アンヴィル - アメリカ合衆国SF作家 金床 - 英語で anvil このページ曖昧さ回避のためのページです。一つ語句複数の意味職能有する場合水先案内のために、異な用法を一覧にしてあります。お探しの用語に一番近い記事選んで下さい。このページリンクしているページ見つけたら、リンクを適切な項目に張り替え下さい

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