トリアゾールとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 自然 > 物質 > 化合物 > 複素環式化合物 > トリアゾールの意味・解説 

トリアゾール

分子式C2H3N3
その他の名称1H-s-Triazole、1H-1,2,4-Triazole、トリアゾール、Triazole、4H-1,2,4-Triazole、(4α)-4H-1,2,4-Triazole、(4β)-4H-1,2,4-Triazole、1,2,4-Triazole、1,2,4-トリアゾール
体系名:1H-1,2,4-トリアゾール、1H-s-トリアゾール、4H-1,2,4-トリアゾール、(4α)-4H-1,2,4-トリアゾール、(4β)-4H-1,2,4-トリアゾール


トリアゾール

窒素3つ含む芳香性の5員環。

名前s-Triazole
トリアゾール

名前V-triazole
トリアゾール

窒素を含む5員環

CC Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported
Bio Wikiの記事を複製・再配布した「分子生物学用語集」の内容は、特に明示されていない限り、次のライセンスに従います:
CC Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported


トリアゾール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/27 17:59 UTC 版)

トリアゾールの異性体、青字は位置番号を示す

トリアゾール (triazole) は含窒素複素環の1つで、5員環に3つの窒素原子を含むものを指す。C2H3N3 の分子式で表され、窒素原子の位置が異なる2種の異性体があり、それぞれ1,2,3-トリアゾール、1,2,4-トリアゾールと呼ばれる。

1,2,3-トリアゾール

アルキンアジド1,3-双極子付加反応によって合成され、この反応は他の官能基の影響をほとんど受けず効率よく進行する。これを利用したクリックケミストリーと呼ばれる手法が急速に進展し、注目を集めている。芳香族性を持つため、3つの窒素原子が隣接した構造を持つ化合物としては非常に安定である。500 ℃での瞬間真空熱分解 (FVP) によって窒素分子 (N2) を失い、アジレンなどを与える。この構造はタゾバクタムなどの医薬品に含まれる。

1,2,4-トリアゾール

アインホルン・ブルーナー反応によってイミドアルキルヒドラジンから合成される。また1,3,4-オキサジアゾールと一級アミンを加熱することで、1-置換体を合成することが可能である。抗真菌剤フルコナゾールイトラコナゾールなど、いくつかの医薬品がこの構造を含む。

関連項目




トリアゾールと同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「トリアゾール」の関連用語

トリアゾールのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



トリアゾールのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
Bio WikiBio Wiki
Bio Wikiの記事を複製・再配布した「分子生物学用語集」の内容は、特に明示されていない限り、次のライセンスに従います:
CC Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのトリアゾール (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS