アミトロールとは? わかりやすく解説

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アミトロール

分子式C2H4N4
その他の名称アミゾール、シトロール、アミトロール、ウィーダゾール、3-アミノトリアゾール、3A-T、Amizol、Cytrole、Amitrole、Weedazol、3-Aminotriazole、3-Amino-1H-1,2,4-triazole、4H-1,2,4-Triazol-3-amine、5-Amino-1H-1,2,4-triazole、Aminotriazole、アミノトリアゾール、2H-1,2,4-Triazole-3-amine
体系名:1H-1,2,4-トリアゾール-3-アミン、3-アミノ-1H-1,2,4-トリアゾール、3-アミノ-4H-1,2,4-トリアゾール、4H-1,2,4-トリアゾール-3-アミン、1H-1,2,4-トリアゾール-5-アミン、3-アミノ-2H-1,2,4-トリアゾール、5-アミノ-1H-1,2,4-トリアゾール、2H-1,2,4-トリアゾール-3-アミン


アミトロール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/27 00:10 UTC 版)

アミトロール
amitrol[1]
識別情報
3D model (JSmol)
略称 3-AT
ECHA InfoCard 100.000.474
EC番号
  • 200-521-5
RTECS number
  • XZ3850000
CompTox Dashboard (EPA)
特性
化学式 C2H4N4
モル質量 84.08
外観 無色の結晶
密度 1.138 g/mol
融点

157 - 159℃

への溶解度 280 gm/l
Hazards
引火点
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

アミトロール: amitrol)は、化学式C2H4N4で表される複素環式化合物

用途

日本では1962年7月23日に農薬登録を受け、果樹園桑畑・非農耕地などでスギナヨモギに対する除草剤として使用された。当時の商品名には「ウィダゾール」があった。1975年3月31日に登録失効したが、その後も非農耕地向け除草剤としてアミトロールを含む複合剤が販売された[2]。他に分散染料写真用薬品・合成樹脂硬化剤としての用途もある[3]

安全性

半数致死量(LD50)はラットへの経口投与で24,600~25,000mg/kg、ウサギへの経皮投与で10,000mg/kg以上[3]。摂取した場合は甲状腺に障害を及ぼすことがある[4]。不燃性であるが、加熱により分解し、窒素酸化物を含む有毒ガスを生じることがある[4]

脚注

  1. ^ EXTOXNET - Herbicide fact sheet for amitrole
  2. ^ 植村振作・河村宏・辻万千子・冨田重行・前田静夫著『農薬毒性の事典 改訂版』三省堂、2002年。ISBN 978-4385356044 
  3. ^ a b 安全衛生情報センター
  4. ^ a b 国際化学物質安全性カード


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