抗真菌薬
(抗真菌剤 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/24 17:15 UTC 版)
抗真菌薬(こうしんきんやく、英語: antifungal drug)とは、真菌の生育を阻害する医薬品である。真菌症の治療や、農薬として用いられる。真菌の細胞膜の構成成分の1つであるエルゴステロールと結合して細胞膜の機能を阻害するポリエン系抗真菌薬(ポリエンマクロライド系)の他、ラノステロールからエルゴステロールの生合成を阻害するアゾール系抗真菌薬、β-Dグルカン合成酵素を阻害し細胞壁合成を阻害するキャンディン系抗真菌薬、DNA合成を阻害するピリミジン系抗真菌薬などの核酸の代謝に関わる薬物を含む。
- ^ a b c 上野 芳夫・大村 智 監修、田中 晴雄・土屋 友房 編集 『微生物薬品化学(改訂第4版)』 p.233 南江堂 2003年4月15日発行 ISBN 4-524-40179-2
- ^ a b c 上野 芳夫・大村 智 監修、田中 晴雄・土屋 友房 編集 『微生物薬品化学(改訂第4版)』 p.238 南江堂 2003年4月15日発行 ISBN 4-524-40179-2
- ^ 上野 芳夫・大村 智 監修、田中 晴雄・土屋 友房 編集 『微生物薬品化学(改訂第4版)』 p.236 南江堂 2003年4月15日発行 ISBN 4-524-40179-2
- ^ 佐藤 哲男・仮家 公夫・北田 光一(編集)『医薬品トキシコロジー(改訂第3版)』 pp.16-19 南江堂 2006年4月15日発行 ISBN 4-524-40212-8
- ^ 岩川 愛一郎(監修) 水嶋 昭彦(著)『検査数値と病気がわかる 内臓のしくみとはたらき』 p.174 日本文芸社 2013年8月15日発行 ISBN 978-4-537-21126-9
抗真菌剤と同じ種類の言葉
- 抗真菌剤のページへのリンク