エニルコナゾールとは? わかりやすく解説

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イマザリル

分子式C14H14Cl2N2O
その他の名称イマザリル、Imazalil、フンガフロール、Fungazil、R-23979、Fungaflor、1-[2-(2,4-Dichlorophenyl)-2-(2-propenyloxy)ethyl]-1H-imidazole、エニルコナゾール、イマベロール、Enilconazole、Imaverol
体系名:1-[β-(アリルオキシ)-2,4-ジクロロフェネチル]-1H-イミダゾール、1-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-(2-プロペニルオキシ)エチル]-1H-イミダゾール


エニルコナゾール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/21 23:22 UTC 版)

エニルコナゾール
識別
ATCコード D01AC90 (WHO)
KEGG D03997
化学的データ
化学式 C14H14Cl2N2O
分子量 297.18 g·mol−1
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エニルコナゾール(Enilconazole)は、イミダゾール系防カビ剤の1つである。

作用機序

エニルコナゾールはステロールの合成の際に、脱メチル化を抑制する機序を有した殺カビ剤(DMI)に該当し、Fungicide Resistance Action Committee(FRAC)コード3に該当する。

細胞膜の安定性に関わるステロールの合成に関与するC14-デメチラーゼを阻害する事により、膜機能を阻害する。エニルコナゾールに耐性を有さない真菌に対して、エニルコナゾールは真菌の細胞の形態異常を引き起こし、最終的に死滅をもたらす。

用途

エニルコナゾールはヤンセン社の商品名「イマザリル(Imazalil)」としても知られている[1]

防カビ剤、農薬殺菌剤)、あるいは動物用抗真菌薬として用いられる。

ただし、日本では農薬登録が無いため農薬として使用できない。しかし一方で、日本では食品添加物としては登録されており、ミカン以外の柑橘類バナナ用の防カビ剤として扱われている。

出典

参考文献



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