防カビ剤

デジタル大辞泉

ぼうかび‐ざい〔バウかび‐〕【防^×黴剤】

読み方：ぼうかびざい

カビの発生や繁殖を抑える薬剤。工業用、食品用があり、カビ以外にも広く真菌や細菌などに効くものを含むことがある。ぼうばいざい。

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防黴剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/08/18 02:46 UTC 版)

防黴剤（ぼうばいざい／ぼうかびざい）とは、カビの発生または増殖を防ぎ、あるいは除去するための薬剤。普通は工業用途、食品用途（食品添加物、ポストハーベスト農薬も含む）あるいは飼料添加物に用いるものを指す。工業用途では「ぼうばいざい」、食品用途では「防かび剤」「かび防止剤」などと呼ぶ場合が多いが、特に決まりはない。

カビ以外の真菌、または細菌や藻類にも効く物質を含み、分野によっては広い意味の防腐剤、抗菌剤などに含める場合もある。

例

• 工業用
  • イソチアゾロン系
  • アゾール系
  • ブロノポール
  • クロロタロニル
  • メチルスルホニルテトラクロルピリジン
  • カルベンダジム
  • チアベンダゾール
  • フルオロフォルペット
  • 二酢酸ナトリウム
  • ジヨードメチルパラトリルスルホン
• 食品用
  • オルトフェニルフェノール
  • ビフェニル
  • チアベンダゾール
  • イマザリル

その他

農薬ではカビ・細菌を標的とするものを併せて殺菌剤という。また医薬品でカビ（あるいは真菌）による感染症の治療に用いるものは抗真菌薬という。これらは防黴剤とは呼ばないが、互いに一部共通の化合物（群）も用いられる。

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「防カビ剤」の例文・使い方・用例・文例

• 染料、染色薬、殺菌剤、防カビ剤、駆虫剤、あるいはやけどの治療に用いられる、緑色（水の中では紫）の結晶