カルベンダジムとは? わかりやすく解説

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カルベンダジム

分子式C9H9N3O2
その他の名称デルセン、サンメート、デロサール、バビスチン、カルベンダジム、カルベンダゾール、BCMBMCMBC【カルベンダゾール】、Delsene、Derosal、BAS 3460、Bavistin、CTR 6669、BAS 67054、Hoe 17411、Carbendazim、Carbendazole、N-(1H-Benzimidazol-2-yl)carbamic acid methyl、CTR-6669、BAS-3460F、HOE-17411、U-32104、N-(1H-Benzimidazol-2-yl)carbamic acid methyl ester、2-(Methoxycarbonylamino)-1H-benzimidazole、1H-Benzimidazole-2-carbamic acid methyl ester、バビスタン、バビスチン3460、メカルゾール、Mecarzole、Bavistine、Garbendazol、Carbendazime、Preparation G-665、フナベン、Bavistan、バッタル、スーパーカルブ、リグナサン、フナベン50、メダミン、デルセン10、チコペル、Thicoper、デロサール60-PM、コルフゴ、Lignasan、Medamine、Delsene 10、Kolfugo、IPO-1250、アンチバクMFマイコ、Funaben 50Myco、Derosal 60-PM、BMK、G-665、BAS-67054F、Funaben、Battal、Supercarb、Antibac MF、Bavistin 3460、Preventol OC-3015、プレベントールOC-3015、U-32422E、メチル2-ベンゾイミダゾールカルバマート、Methyl 2-benzimidazolecarbamate、メチルベンゾイミダゾールカルバマート、Methylbenzimidazolecarbamate、Methyl 2-benzimidazole carbamate、Methylbenzimidazole carbamate、カルベンダジン、メチル=ベンゾイミダゾール-2-イルカルバマート、MBC【Carbendazole】、Sunmate
体系名:N-(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)カルバミン酸メチル1H-ベンゾイミダゾール-2-イルカルバミド酸メチル、(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)カルバミン酸メチル、(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)カルバミド酸メチル1H-ベンゾイミダゾール-2-イルカルバミン酸メチル1H-ベンゾイミダゾール-2-カルバミド酸メチル、N-(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)カルバミド酸メチル、2-(メトキシカルボニルアミノ)-1H-ベンゾイミダゾール


カルベンダジム


カルベンダジム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/17 13:38 UTC 版)

カルベンダジム[1]
識別情報
CAS登録番号 10605-21-7 
PubChem 25429
ChemSpider 23741 
UNII H75J14AA89 
KEGG C10897 
ChEBI
ChEMBL CHEMBL70971 
RTECS番号 DD6500000
特性
化学式 C9H9N3O2
モル質量 191.19 g mol−1
外観 ライトグレーの粉末
密度 1.45 g/cm3
融点

302 ~ 307℃ (分解)

への溶解度 8 mg/L
酸解離定数 pKa 4.48
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

カルベンダジム: Carbendazim)は、化学式C9H9N3O2で表される複素環式化合物。化学名Methyl-2-benzimidazole carbamateの略称から、MBCまたはBCMとも呼ばれる。TBZと並ぶベンゾイミダゾール系化合物であり、主に農業用・工業用防カビ剤として用いられる。

効果等

MICコウジカビやクロコウジカビに対し1~3ppmであり、カビに対しては有効であるが、細菌類に対しては、緑膿菌に対して1ppmである以外は、効果は限定的である。チオファネートメチルの分解物として微小管に結合することにより有糸分裂を阻害し、殺菌活性が生じる。1973年5月25日に農薬登録を受け、1999年11月30日に失効するまで、リンゴの腐乱病・黒星病やインゲンの菌核病の予防に使用されてきた。商品名は「サンネート」で、北海三共が製造していた。ベノミルチオファネートメチルの分解生成物でもあり、土壌中に3ヶ月~2年と長期に残留する性質がある。医薬品食品添加物としての許可はないが、非可逆性コリンエステラーゼ阻害剤としての性質も持つ。水や有機溶剤に溶けにくいので製剤化は困難だが、熱に対する安定性が高いと言う長所も持つ。経口投与した場合のLD50は、ラットで7,000mg/kgである。

参考文献

  • 西野敦編著 冨岡敏一・荒川正澄著『抗菌剤の化学 Part2』工業調査会、1997年。ISBN 476937058X 
  • 植村振作・河村宏・辻万千子・冨田重行・前田静夫著『農薬毒性の事典 改訂版』三省堂、2002年。 ISBN 978-4385356044 

出典

  1. ^ Merck Index, 11th Edition, 1794.



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