イヌのプロトテカ症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/29 06:44 UTC 版)
播種性プロトテカ症はイヌに多く見られる。プロトテカは口や鼻から進入して腸に到達した後、そこから目、脳、腎臓などに拡散する。症状は下痢、体重の減少、体力低下、ブドウ膜炎、網膜剥離、運動失調、発作などである。イヌの急な失明や、網膜剥離を伴う下痢などはプロトテカ症が疑われる。診断は病原体の培養や、尿、硝子体、脳脊髄液、などの生検組織診にて行われる。イヌにおける播種性プロトテカ症の治療は、幾つかの症例で抗真菌剤が効果的であったと報告されているものの、一般には非常に困難である。
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