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ブテナフィン

分子式C23H27N
その他の名称ブテナフィン、Butenafine、N-(4-tert-Butylbenzyl)-N-methyl-1-naphthalenemethanamine、4-tert-Butylbenzylmethyl 1-naphtylmethylamine、(4-tert-ブチルベンジル)(メチル)(1-ナフチルメチル)アミン
体系名:4-(tert-ブチル)-N-メチル-N-(1-ナフチルメチル)ベンゼンメタンアミン、N-(4-tert-ブチルベンジル)-N-メチル-1-ナフタレンメタンアミン、4-tert-ブチルベンジルメチル1-ナフチルメチルアミン


ブテナフィン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 04:49 UTC 版)

ブテナフィン
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
販売名 Mentax
Drugs.com monograph
投与方法 外用
薬物動態データ
半減期 35-100 時間
識別
CAS番号
101828-21-1[1]
ATCコード D01AE23 (WHO)
PubChem CID: 2484
DrugBank APRD00833 
ChemSpider 2390 
UNII 91Y494NL0X 
KEGG D07596  
ChEBI CHEBI:3238 
ChEMBL CHEMBL990 
化学的データ
化学式 C23H27N
分子量 317.47 g/mol
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ブテナフィン塩酸塩(butenafine hydrochloride)は、ベンジルアミン抗真菌薬である。商品名メンタックスMentax)がある。アリルアミン系抗真菌薬のテルビナフィンの類縁体である。

性質、薬効

ブテナフィン塩酸塩は無臭の白色結晶で、メタノールエタノールおよびクロロホルムによく溶け、には僅かに溶ける。

アリルアミン系抗真菌薬のテルビナフィンと同様に、スクアレンエポキシダーゼを阻害することによりエルゴステロールの合成を阻害する。スクアレンエポキシダーゼは真菌細胞膜に必要なステロールの合成に関与している酵素である。エルゴステロールの欠乏により細胞膜の浸透性が増大し、細胞含有物が漏出する。

M. furfur菌が原因の癜風T. rubrum菌や T. tonsurans菌が原因の足白癬(水虫)・白癬(体部白癬)および頑癬(いんきん)の治療に使われる。ブテナフィンはテルビナフィン、ナフチフィン、クロトリマゾールおよびトルナフテートよりも優れた抗菌活性を有する。

1%クリームまたは液として使用される。

出典

  1. ^ ブテナフィン·塩酸塩”. chemicalbook. 2012年3月3日閲覧。


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