テルビナフィンとは? わかりやすく解説

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テルビナフィン

分子式C21H25N
その他の名称Terbinafine、SF-86-327、テルビナフィン、N-[(E)-6,6-Dimethyl-2-hepten-4-ynyl]-N-methyl-1-naphthalenemethanamine、(E)-6,6,N-Trimethyl-N-(1-naphtylmethyl)-2-heptene-4-yne-1-amine、(E)-テルビナフィン、(E)-Terbinafine、1-[[[(E)-6,6-Dimethyl-2-heptene-4-ynyl](methyl)amino]methyl]naphthalene(E)-N-(6,6-ジメチル-2-ヘプテン-4-イニル)-N-メチル-1-ナフタレンメチルアミン、(E)-N-(6,6-Dimethyl-2-heptene-4-ynyl)-N-methyl-1-naphthalenemethanamine、ラミシル、Lamisil
体系名:(E)-N-メチル-N-(1-ナフチルメチル)-6,6-ジメチル-2-ヘプテン-4-イン-1-アミン、N-[(E)-6,6-ジメチル-2-ヘプテン-4-イニル]-N-メチル-1-ナフタレンメタンアミン、(E)-6,6,N-トリメチル-N-(1-ナフチルメチル)-2-ヘプテン-4-イン-1-アミン、1-[[[(E)-6,6-ジメチル-2-ヘプテン-4-イニル](メチル)アミノ]メチル]ナフタレン


テルビナフィン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/01 21:19 UTC 版)

テルビナフィン
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
販売名 Lamisil, Terbin, others
Drugs.com monograph
MedlinePlus a699061
ライセンス US Daily Med:リンク
法的規制
薬物動態データ
生物学的利用能 Readily absorbed: 70–90%
血漿タンパク結合 >99%
代謝 肝臓
半減期 Highly variable
識別
CAS番号
91161-71-6  78628-80-5
ATCコード D01AE15 (WHO) D01BA02 (WHO)
PubChem CID: 1549008
DrugBank DB00857 
ChemSpider 1266005 
UNII G7RIW8S0XP 
KEGG D02375  
ChEBI CHEBI:9448 
ChEMBL CHEMBL822 
化学的データ
化学式 C21H25N
分子量 291.44 g·mol−1
テンプレートを表示
ラミシール 125mg錠

テルビナフィン(terbinafine)は、抗真菌薬として用いられる有機化合物の一種。においはない。酢酸メタノールに溶けやすくジエチルエーテルに溶けにくい。商品名ラミシール。従来の抗真菌薬と比較して1日1回の塗布で済む。

歴史

スイスのサンド(現ノバルティス)によって開発された。

日本国内では1993年7月にアリルアミン系抗真菌薬としてはじめてラミシールという商品名でクリーム剤が承認され、1997年7月には錠剤が承認された。さらに2004年には一般用医薬品として第一三共ヘルスケア(当時の三共)から「ラミシールAT」として発売され、大ヒットした。しかし、2007年1月からは製造元のノバルティスファーマに商標を返還、ノバルティスのOTC部門日本進出における旗頭となった(2015年3月にグラクソ・スミスクラインのコンシューマー・ヘルスケア事業との統合によりグラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン(現在のHaleonジャパン)へ移行し、2024年11月からは日本での製造販売承認が全薬工業へ承継される)。また、同年には小林製薬が「タムシール」(製造終了済)、ロート製薬の「メンソレータムエクシブ」などに同成分を配合、2008年からは大正製薬が「ダマリングランデ」を発売している。

医療用医薬品についても2016年にノバルティスファーマからサンファーマへ製造販売承認が承継されている。

適応

皮膚糸状菌カンジダ属、スポロトリックス属、ホンセカエア属による皮膚真菌症スポロトリコーシス爪白癬など)に用いられる。

ただし、錠剤は外用抗真菌剤で治療が困難な場合にのみ経口投与する。薬物相互作用としてCYP2D6を阻害する。

警告表示に重篤な肝障害について記載され定期的な肝機能検査、血液検査が必要となる。投与中に肝障害肝不全肝炎黄疸など)や血液障害(汎血球減少・無顆粒球症など)が現れ死亡に至った例もあることから、投与前と投与中には肝機能検査や血液検査が必要とされる。

用量・用法

外用薬は、1日1回患部に塗布する。

錠剤は、通常1日 125mg を初期用量として、1日1回 食後に経口投与する。年齢や症状に応じて適宜減量する。

種類

  • 錠剤:125mg
  • クリーム:1%
  • スプレー:1%
  • 外用液:1%

出典




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