爪白癬とは? わかりやすく解説

そう‐はくせん【爪白×癬】

読み方:そうはくせん

つめはくせん(爪白癬)


つめ‐はくせん【爪白×癬】

読み方:つめはくせん

医学では「そうはくせん」という》手足の爪の間に白癬菌侵入して発症する皮膚真菌症白癬続いて起こることが多く、爪が白く濁り厚くなり、ボロボロ崩れる。痛みやかゆみなどの自覚症状はないが、放置すると爪が変形し、靴が履きにくくなることがある爪水虫


爪白癬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/10 20:34 UTC 版)

爪白癬(つめはくせん)とは、へと白癬菌が侵入して、爪にまで白癬菌が巣喰った病態、すなわち、真菌感染症の1つである。しばしば、手足の白癬が進行して、爪白癬に至る。俗に爪水虫(つめみずむし)という。水虫といえば、かつての日本では中高年の男性の病気とされていたものの、誰でも罹患し得る病気であり、女性も革靴やブーツを履くため例外ではなくなった。


注釈

  1. ^ 細菌感染症の場合に用いることのある抗菌薬の中には、ヒトの細胞には存在しないペプチドグリカンの合成阻害を試みたり、ヒトや真菌とは異なるリボソームを標的したものがある。抗菌薬の場合には、ある程度の選択毒性、すなわち、なるべくヒトに対しては害を出さないようにしつつ、細菌のみに悪影響を与えるようにしやすい傾向にある。 ところが、真菌の細胞とヒトの細胞は、同じ真核生物なので、その差異が少ないため、真菌に悪影響を与えようとすると、ヒトにも害が出やすい傾向にある。詳しくは、細菌と真菌の違いなど、基本的な記事を参照した上で、関連する記事を幅広く参照のこと。

出典

  1. ^ 上野 芳夫・大村 智 監修、田中 晴雄・土屋 友房 編集 『微生物薬品化学(改訂第4版)』 p.236 南江堂 2003年4月15日発行 ISBN 4-524-40179-2
  2. ^ a b c d e f g h i 渡辺晋一 2017.
  3. ^ 比留間政太郎「LS5-2 爪白癬患者を対象とした新規トリアゾール系経口抗真菌薬ホスラブコナゾールの第III相臨床試験」『日本医真菌学会総会プログラム・抄録集』第59巻第0号、2018年、72頁、doi:10.11534/jsmm.59.Suppl1.0_72_2NAID 130007502651 
  4. ^ a b Watanabe S, Tsubouchi I, Okubo A (October 2018). “Efficacy and safety of fosravuconazole L-lysine ethanolate, a novel oral triazole antifungal agent, for the treatment of onychomycosis: A multicenter, double-blind, randomized phase III study”. J. Dermatol. (10): 1151–1159. doi:10.1111/1346-8138.14607. PMC 6220848. PMID 30156314. https://doi.org/10.1111/1346-8138.14607.  治癒経過の写真あり。
  5. ^ 上野 芳夫・大村 智 監修、田中 晴雄・土屋 友房 編集 『微生物薬品化学(改訂第4版)』 p.234 南江堂 2003年4月15日発行 ISBN 4-524-40179-2
  6. ^ Margarido Lda C (2014). “Oral treatments for fungal infections of the skin of the foot”. Sao Paulo Med J (2): 127. doi:10.1590/1516-3180.20141322T1. PMID 24714996. https://doi.org/10.1590/1516-3180.20141322T1. 
  7. ^ 薗田良一「爪白癬治療薬クレナフィン爪外用液10%」『Drug Delivery System』第32巻第1号、2017年、60-64頁、doi:10.2745/dds.32.60NAID 130005611922 
  8. ^ a b 島村剛、宮前亜紀子、今井絢美、平栁こず恵、岩永知幸、久保田信雄、澁谷和俊「外用爪白癬治療薬の特性比較」『Medical Mycology Journal』第57巻第4号、2016年、J141-J147、doi:10.3314/mmj.16-00020NAID 130005172322 
  9. ^ 華陀膏|イスクラ産業
  10. ^ Nair AB, Kim HD, Davis SP, et al. (September 2009). “An ex vivo toe model used to assess applicators for the iontophoretic ungual delivery of terbinafine”. Pharm. Res. (9): 2194–201. doi:10.1007/s11095-009-9934-y. PMID 19582550. 
  11. ^ Nair AB, Kim HD, Chakraborty B, et al. (November 2009). “Ungual and trans-ungual iontophoretic delivery of terbinafine for the treatment of onychomycosis”. J Pharm Sci (11): 4130–40. doi:10.1002/jps.21711. PMID 19340887. 


「爪白癬」の続きの解説一覧

爪白癬(爪水虫)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 19:24 UTC 版)

白癬」の記事における「爪白癬(爪水虫)」の解説

手の爪・足の爪を侵す白癬菌感染症一般的に爪水虫」と呼ばれる。ほとんどがTrichophyton rubrumが原因であり、Trichophyton mentagrophytesによるもの少ない。

※この「爪白癬(爪水虫)」の解説は、「白癬」の解説の一部です。
「爪白癬(爪水虫)」を含む「白癬」の記事については、「白癬」の概要を参照ください。

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