真菌症とは? わかりやすく解説

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しんきん‐しょう〔‐シヤウ〕【真菌症】

読み方:しんきんしょう

真菌によって引き起こされる疾患総称。主にカンジダにより皮膚に起こるものと、カンジダ放線菌などにより内臓に起こるものとがある。免疫低下しているときに日和見(ひよりみ)感染として発病することが多い。

[補説] 感染部位深さによって、深在性真菌症内臓真菌症全身性真菌症)、深部皮膚真菌症皮下真菌症)、表在性真菌症浅在性真菌症)に分類される


真菌症

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/10 03:20 UTC 版)

真菌症(しんきんしょう): mycosis とは、外部の真菌あるいは常在する真菌類がヒトや脊椎動物の組織内に侵入し、異常に増殖して発症する疾患である[1]。代表的な真菌症として白癬菌による白癬水虫たむし、およびしらくも)やカンジダによるカンジダ症クリプトコックスによるクリプトコックス症、アスペルギルスによるアスペルギルス症などが知られている。


  1. ^ a b c d e f g h 柿嶌 眞・徳増 征二 編 『菌類の生物学』共立出版株式会社、2014年。 


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真菌症

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 09:03 UTC 版)

菌類」の記事における「真菌症」の解説

詳細は「真菌症」を参照 菌類によって、ヒトその他の動物感染する病気感染症)として、白癬菌による白癬水虫、たむし、およびしらくも)やカンジダによるカンジダ症マラセチアによる脂漏性湿疹クリプトコックスによるクリプトコックス症アスペルギルスによるアスペルギルス症プネウモキスチスニューモシスチス)によるニューモシスチス肺炎があり、臨床的に問題となっている。 医学及び獣医学領域においては菌類を『真菌』と呼び、その学問を医真菌学称する真菌による感染症一般に真菌症と呼ばれ患部皮膚の角質止まり真皮及ばない表在性真菌症と、患部真皮以降皮下組織におよぶ深部表在性真菌症や、脳、肺、心臓などの内部臓器まで及ぶ深在性真菌症全身性真菌症内臓真菌症)に大別される。主に皮膚科領域で扱う前両者と、内科系で扱う後者では、病気性質大きく異なり治療法および、使用可能な薬剤抗真菌薬)も異なる。 これらの病原菌は、多糖類からなるキチン質強固な細胞壁持っているのみならず人体と同じ真核生物であるため、菌類細胞だけに損傷与えて人体組織に害の少な薬物は、非常に限られたものとなる。そのため、原核生物であり、非対称的に細菌のみに大きな損傷与えることのできる抗生物質多く発見されている細菌による感染症比べ治療が困難である(白癬菌による水虫抗真菌薬開発すればノーベル賞取れる」と言われるのはこのため)。 また、深在性真菌症日和見感染症色彩強く診断も困難であることから症例増加一途にあり、致命率も高い。また世界における風土病が、重篤輸入真菌症として日本発症する事例増加している。医学医療高度化国民高齢化、および国際交流普遍化背景に、真菌症の教育研究、および臨床充実させることが期待される

※この「真菌症」の解説は、「菌類」の解説の一部です。
「真菌症」を含む「菌類」の記事については、「菌類」の概要を参照ください。

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