皮膚糸状菌症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/01/18 23:27 UTC 版)
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皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう、dermatophytosis)とは子嚢菌門の皮膚糸状菌群の感染を原因とする感染症。皮膚糸状菌は表皮の角質層、被毛、爪鉤において増殖する。人獣共通感染症の一つ。皮膚真菌症に含まれる。
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皮膚糸状菌の種類
Microsporum属(小胞子菌)、Trichophyton属(白癬菌)、Epidermophyton属(表皮菌)が知られている。一例としてT. verrucosmはウシやヒトに感染する。
疾患の種類
検査
- ウッド灯検査 - M. canisやM. equinumなどが被毛で増殖している場合、ウッド灯を当てると黄緑色蛍光を発する。
- 皮膚真菌検査(KOH検査)による直接鏡検
- 真菌培養
- トリコフィチン反応
治療
治療には抗真菌剤を用いるが、若干、疾患によって使用の仕方が異なるので注意が必要である。
参考文献
- 日本獣医内科学アカデミー編 『獣医内科学(小動物編)』 文永堂出版 2005年 ISBN 4830032006
- 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104
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