開放型システム間相互接続の基本参照モデルとは? わかりやすく解説

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OSI参照モデル

(開放型システム間相互接続の基本参照モデル から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/19 06:17 UTC 版)

OSI参照モデル(OSIさんしょうモデル、: OSI reference model)は、コンピュータネットワークで利用されている多数のプロトコルについて、それぞれの役割を分類し、明確化するためのモデルである[1]国際標準化機構 (ISO) によって策定された。OSI基本参照モデルOSIモデルなどとも呼ばれ、通信機能(通信プロトコル)を7つの階層に分けて定義している。


注釈

  1. ^ OSI参照モデルの第7層における「アプリケーション」とは、あくまでHTTPやFTPなどの通信サービスのことであり、いわゆる「アプリケーションソフト」の意味ではない。また "ユーザーが操作するインターフェース" (UI) のことでもない。これは頻繁に誤解されている[要出典]ことなので注意が必要である。第7層も一般ユーザーには直接には全く見えない形で、メーリングソフトやホームページ作成公開ソフトなどのアプリケーションソフトの背後で動作しているものである。
  2. ^ 現在はITU-Tと呼ばれている。

出典

  1. ^ "OSI参照モデル". 日本大百科全書(ニッポニカ)、ASCII.jpデジタル用語辞典. コトバンクより2021年6月17日閲覧
  2. ^ Metzler, Steve Taylor and Jim (2008年9月23日). “Why it's time to let the OSI model die” (英語). Network World. 2021年8月28日閲覧。
  3. ^ Computers Are Bad”. computer.rip. 2021年8月28日閲覧。
  4. ^ アンドリュー・S・タネンバウム、デイビッド・J・ウエザロール『コンピュータネットワーク』(第5版)日経BP社、2013年9月12日、106,115頁。ISBN 9784822284763 
  5. ^ 日経クロステック(xTECH) (2007年5月17日). “アプリケーションに属する第5~7層(第29回)”. 日経クロステック(xTECH). 2024年2月19日閲覧。 “実際にはOSI第5~7層が別々のプロトコルとして実装されることはまれです〔…〕インターネットで使われているTCP/IPの体系では、OSI第5~7層に相当する階層がアプリケーション層と呼ばれる一つの階層になっているからです。”
  6. ^ ITU X.200-1988” (PDF) (英語). ITU. Reference Model of Open Systems Interconnection for CCITT applications. 国際電気通信連合 (1988年11月). 2024年2月19日閲覧。
  7. ^ ITU-T Recommendation Q.1400 (03/1993), Architecture framework for the development of signalling and OA&M protocols using OSI concepts, pp 4, 7.


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