開放座席車とは? わかりやすく解説

開放座席車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/05/22 14:59 UTC 版)

開放座席車の例(ICE3)の1等車

開放座席車(かいほうざせきしゃ :open coach, : Großraumwagen)は、内部にコンパートメントなどの区分を持たず、座席が中央[1]に通路を持つ開かれたエリアに配置される鉄道車両の種類である。

初の開放座席車は、アメリカ合衆国に19世紀の前半に現れた。そのデザインの原型は、アメリカで広範囲にわたって用いられた河川用蒸気船の客室であった。こうした起源により、当初ヨーロッパでは「アメリカ式客車」と呼ばれたが、この方式はまもなくヨーロッパの鉄道会社でも取り入れられた。当初は地方のローカル列車に多く用いられ、都市交通や中長距離列車にはコンパートメント車が用いられた。しかしいくつかのヨーロッパの鉄道(たとえばヴュルテンベルク王国鉄道やまたはスイス北東鉄道)は、最初からさまざまなタイプの列車に開放座席車を用いた。

日本でも初期を除いて開放座席車が主流を占めたほか、現在ではヨーロッパでも開放座席車が多くなってきた。

脚注

  1. ^ 写真(ICE3の1等車)の例のように必ずしも完全な中心とは限らない。

開放座席車(Apm121型)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/04 03:09 UTC 版)

ラインゴルト (列車)」の記事における「開放座席車(Apm121型)」の解説

中央の通路挟んで1人掛け2人掛け座席並んでおり、定員48名である。座席の幅は675mm、間隔シートピッチ)は1170mm。車体はAvm111型とほぼ同じ構造であるが、両端トイレ加え荷物置き場設けてあるため、客席部分長さはAvm111型と比べやや短い。車両全長は26.1m、重量45トンである。

※この「開放座席車(Apm121型)」の解説は、「ラインゴルト (列車)」の解説の一部です。
「開放座席車(Apm121型)」を含む「ラインゴルト (列車)」の記事については、「ラインゴルト (列車)」の概要を参照ください。

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