軍令部総長とは? わかりやすく解説

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ぐんれいぶ‐そうちょう〔‐ソウチヤウ〕【軍令部総長】

読み方:ぐんれいぶそうちょう

軍令部長官


軍令部総長

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/14 03:52 UTC 版)

軍令部総長(ぐんれいぶそうちょう)は、大日本帝国海軍軍令部(海軍軍令部)の長。現在の海上自衛隊海上幕僚長に相当する。


  1. ^ 海軍兵学校を中退してドイツ帝国海軍キール海軍兵学校及びキール海軍大学校に学んだため「期外」であるが、事実上18期として扱われた。(野村實『山本五十六再考』1996年、36頁)


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軍令部総長

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 23:37 UTC 版)

豊田副武」の記事における「軍令部総長」の解説

1945年5月29日、軍令部総長に着任昭和天皇は「司令長官失格の者を総長にするのは良くない」と豊田総長就任反対する旨を海軍大臣米内光政告げているが、米内は「若い者本土決戦派)に支持がある豊田なら若い者抑えて終戦持っていける」という意図天皇告げ押し切った。しかし結果的に若い者抑えるどころか押し切られた形になり、米内親し知人に「豊田裏切られ気分だ。見損なった」と述べ昭和天皇は「米内失敗だ。米内のために惜しまれる」と述懐している。 戦争末期軍令部次長大西瀧治郎中将とともに徹底抗戦訴えた。もっとも豊田自著で、太平洋戦争末期に於ける徹底抗戦主張和平派立場異にする事により、海軍内部における決戦派の暴走食止めたと自己弁護論を展開している。高木惣吉は、豊田見解対し苦し弁疏にすぎず論点甚だ不明」とした上で、「総長次長一方面、一戦場の指揮官ではなく陛下最高の統帥幕僚として戦争指導枢機をにぎり、国家全局大観すべき立場にあったはずである。戦局に引きずられ、全国民災難思いを致さなかったことは、断じて許されない誤りである」と厳しく批判している。吉田俊雄は「もしこのとき、(豊田終戦派についていて)はじめから対三でなく四対二のバランスであったら、現実のように、ポツダム宣言受諾ができたろうか。とすれば、この三対三という数字は、偶然にうなった考えてよいのか。いったい豊田総長心底は、どうだったのか」と書いている。 8月12日、軍令部総長の豊田陸軍参謀総長梅津美治郎とともにポツダム宣言受諾反対奏上する同日海軍大臣米内光政豊田大西二人呼び出した米内豊田行動を「それから又大臣には何の相談もなく、あんな重大な問題を、陸軍一緒になって上奏するとは何事か。僕は軍令部やること兎や角干渉するのではない。しかし今度のことは、明かに一応は、海軍大臣意見交えた上でなければ軍令部と雖も勝手に行動べからざることである。昨日海軍部内一般に出した訓示は、このようなことを戒めたのである。それにも拘らず斯る振舞出たことは不都合千万である」と非難し豊田済まないという様子一言答えなかった。

※この「軍令部総長」の解説は、「豊田副武」の解説の一部です。
「軍令部総長」を含む「豊田副武」の記事については、「豊田副武」の概要を参照ください。

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