蘇芳とは? わかりやすく解説

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す‐おう〔‐ハウ〕【×芳/×方/××枋】

読み方:すおう

マメ科落葉低木厚くつやがあり、羽状複葉。春、黄色い5弁花を円錐状につけ、さや状の赤い実がなる。心材赤色染料とする。インド・マレーの原産すおうのき

染め色の名。1心材煎じた汁で染めた、紫がかった赤色蘇芳色

蘇芳襲(すおうがさね)」の略。

蘇芳/蘇方/蘇枋の画像
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色の定着
蘇芳/蘇方/蘇枋の画像
蘇芳(2)

蘇芳

読み方:スオウ(suou)

マメ科の小灌木


蘇芳

読み方:スオウ(suou)

(1)襲の色目
(2)くすんだ赤。
(3)マメ科の小灌木

別名 蘇方蘇枋


蘇芳 (すおう)

3束
3束
●分類:  
●倉番: 北倉 121 
●寸法: 3束 重1325 
●説明: スオウマメ科植物で、染料原料として有用である。ただし本品スオウであるかどうか最近疑義生じている。 

蘇芳(すおう)

作者安西篤子

収載図書恋に散り
出版社講談社
刊行年月1994.4

収載図書恋に散り
出版社講談社
刊行年月1997.9
シリーズ名講談社文庫


蘇芳

作者畠中恵

収載図書つくもがみ貸します
出版社角川書店
刊行年月2007.9


すおう (蘇芳)

Caesalpinia sappan

Caesalpinia sappan

インドからマレー半島分布してます。高さは5~10メートルになり、幹やには小さなありますは2回羽状複葉で、小葉長楕円形です。5月から6月ごろ、円錐花序をだし、黄色い花を咲かせます心材は「蘇木(そぼく)」または「蘇芳木(すおうぼく)」と呼ばれ古代より赤色染料として利用されきましたわが国へも飛鳥時代中国から渡来しています。また漢方でも収斂剤止瀉薬として用いられきました
ジャケツイバラ科ジャケツイバラ属の常緑小高木で、学名Caesalpinia sappan。英名は Sappan wood
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ブラウネア:  大宝冠木

蘇芳

読み方:スオウ(suou)

マメ科の小低木園芸植物

学名 Caesalpinia sappan


蘇芳

読み方:スオウ(suou)

一位別称


蘇芳


スオウ

(蘇芳 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/06 02:07 UTC 版)

スオウ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : ジャケツイバラ亜科 Caesalpinioideae
: ジャケツイバラ連 Caesalpinieae
: ジャケツイバラ属 Biancaea
: スオウ B. sappan
学名
Biancaea sappan
(L.) Tod.
和名
スオウ(蘇芳、蘇方、蘇枋)
英名
sappanwood / sapanwood

スオウ(蘇芳、蘇方、蘇枋)は、マメ科ジャケツイバラ亜科の小高木。インドマレー諸島原産でビルマから台湾南部にも分布し、染料植物として利用される[1]

名称

種小名 sappan 、英名 sappan (wood) は、マレー語sapang に由来する。漢名和名歴史的仮名遣いではスハウ、拼音: sūfāng)も同じ系統の言葉である。

心材蘇木(ソボク、スボク)、蘇方木(スオウボク)と呼ばれる。

特徴

黄色、5花弁円錐花序がある。成長すると樹高は5メートルほどに達する[2]

利用

赤く染まった芯材

心材やからは赤色染料ブラジリンが取れ、その色は蘇芳色と呼ばれる。飛鳥時代から輸入され、公家の衣服の染色に使用された。東南アジアと日本間の朱印船貿易でも交易品として扱われている[3]

漢方薬として駆瘀血[4]、通経、月経不順、産後悪阻、閉経、鎮痛、抗炎症薬、腹痛、癰痛、打撲傷などに用いる。

別種

新大陸の近縁種にブラジルボクがある。ブラジルの中部と北部、西インド諸島に産する高木で、同様に色素成分のブラジリンを持つ[1]1500年に南米に上陸したポルトガル人はスオウとこの木を同種と考え、スオウのポルトガル名から地名をterra do brazil(ブラジルの国)と名付けた。

また、似た名の種にハナズオウがあるが、こちらは近縁ではない[5]。ハナズオウは春先に咲く花を鑑賞する目的で栽培される花木であり、染料は採らない。

脚注

参考文献

  • “Phylogenetic Relationships in the Caesalpinioideae (Leguminosae) as Inferred from Chloroplast trnL Intron Sequences”, Systematic Botany 26 (3): 487-514, (2001) 
  • 木村康一,木島正夫『薬用植物学各論』廣川書店、1997年(原著1966年)、136-137頁。NDLJP:2529585/84 
  • 刈米達夫,北村四郎『薬用植物分類学』廣川書店、1965年、137-138頁。NDLJP:2507376/80 
  • 野間晴雄「王権とその背域--東南アジア港市論と水利都市論の拡がりをめぐって」『歴史地理学』第1巻第41号、古今書院、1999年、44-64頁、NDLJP:7953572/24 

関連項目

外部リンク


蘇芳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/19 16:09 UTC 版)

キルト (漫画)」の記事における「蘇芳」の解説

蘇芳霧生(すおう きりゅう第1子長男キルトと共に帰還した当初圭吾処刑することは「紫黄王」も同意見だと自分達に都合の良い「紫黄王」に忠誠誓って本人意思無視していたが、圭吾騙されて望まずして裏切結果になったことが彼が「黄泉」契約交わしてキルト守ったことで思い知らされ改心した蘇芳櫂(すおう かい) 第2子次男蘇芳諒(すおう りょう第3子。三男。『キルト』でキルト龍二襲った「北の守り」との戦いで公平が末妹許嫁転生だと気づくが、幸せ直前失った450年前の過去ゆえに言っても妹は信じないことを悟って黙っていた。『キルトS』のラストで、漸くその事実に気づきホッと胸を撫で下ろした蘇芳采(すおう さい) 第4子。四男。 蘇芳葉(すおう よう) 第5子。長女許婚総三郎殺され深く界門」を恨んで裏切者としか看做さぬ「西の守り」に八つ当たり憎悪ぶつけて幾度となく殺そうとしたが、当事者ではないと蔑んでいた刑事の公平こそが転生しての再会約して逝った総三郎転生であることを知る。最終回キルトにより"マ"が封印され何故か一人だけ黄泉の力が消えた。公平を「前世」の許婚転生という前提があるとはいえ心から彼を愛するようになる

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蘇芳

出典:『Wiktionary』 (2021/07/23 05:56 UTC 版)

名詞

 (すおう)

  1. 東南アジア原産マメ科植物心材等を赤色染料とする。
  2. 語義1の染料の色。黒味帯びた赤色蘇芳色 (wp)

語源

マレー語 sapang中国音訳した言葉

訳語

関連語


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