す‐おう〔‐ハウ〕【×蘇▽芳/×蘇▽方/×蘇×枋】
蘇芳 (すおう)
蘇芳(すおう)
蘇芳
すおう (蘇芳)


●インドからマレー半島に分布しています。高さは5~10メートルになり、幹や枝には小さな棘があります。葉は2回羽状複葉で、小葉は長楕円形です。5月から6月ごろ、円錐花序をだし、黄色い花を咲かせます。心材は「蘇木(そぼく)」または「蘇芳木(すおうぼく)」と呼ばれ、古代より赤色の染料として利用されてきました。わが国へも飛鳥時代に中国から渡来しています。また漢方でも収斂剤や止瀉薬として用いられてきました。
●ジャケツイバラ科ジャケツイバラ属の常緑小高木で、学名はCaesalpinia sappan。英名は Sappan wood。
カワラケツメイ: | 肥やし 花センナ |
ジャケツイバラ: | カエサルピニア・メキシカーナ 蘇芳 蛇結茨 |
パーキンソニア: | パーキンソニア・アクレアタ |
ブラウネア: | 大宝冠木 |
蘇芳
蘇芳
蘇芳
スオウ
(蘇芳 から転送)
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スオウ | |||||||||||||||||||||||||||
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分類(APG III) | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Biancaea sappan (L.) Tod. |
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和名 | |||||||||||||||||||||||||||
スオウ(蘇芳、蘇方、蘇枋) | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
sappanwood / sapanwood |
スオウ(蘇芳、蘇方、蘇枋)は、マメ科ジャケツイバラ亜科の小高木。インド、マレー諸島原産でビルマから台湾南部にも分布し、染料植物として利用される[1]。
名称
種小名 sappan 、英名 sappan (wood) は、マレー語の sapang に由来する。漢名・和名(歴史的仮名遣いではスハウ、拼音: )も同じ系統の言葉である。
心材は蘇木(ソボク、スボク)、蘇方木(スオウボク)と呼ばれる。
特徴
花は黄色、5花弁、円錐花序。枝に棘がある。成長すると樹高は5メートルほどに達する[2]。
利用

心材や莢からは赤色の染料ブラジリンが取れ、その色は蘇芳色と呼ばれる。飛鳥時代から輸入され、公家の衣服の染色に使用された。東南アジアと日本間の朱印船貿易でも交易品として扱われている[3]。
漢方薬として駆瘀血[4]、通経、月経不順、産後悪阻、閉経、鎮痛、抗炎症薬、腹痛、癰痛、打撲傷などに用いる。
別種
新大陸の近縁種にブラジルボクがある。ブラジルの中部と北部、西インド諸島に産する高木で、同様に色素成分のブラジリンを持つ[1]。1500年に南米に上陸したポルトガル人はスオウとこの木を同種と考え、スオウのポルトガル名から地名をterra do brazil(ブラジルの国)と名付けた。
また、似た名の種にハナズオウがあるが、こちらは近縁ではない[5]。ハナズオウは春先に咲く花を鑑賞する目的で栽培される花木であり、染料は採らない。
脚注
- ^ a b 薬用植物学各論, 1966 & p136-137.
- ^ 薬用植物分類学 1965.
- ^ & 野間 1999.
- ^ “駆瘀血剤”. 日本薬学会生薬天然物部会. 2025年2月1日閲覧。
- ^ Bruneau 2001.
参考文献
- “Phylogenetic Relationships in the Caesalpinioideae (Leguminosae) as Inferred from Chloroplast trnL Intron Sequences”, Systematic Botany 26 (3): 487-514, (2001)
- 木村康一,木島正夫『薬用植物学各論』廣川書店、1997年(原著1966年)、136-137頁。NDLJP:2529585/84。
- 刈米達夫,北村四郎『薬用植物分類学』廣川書店、1965年、137-138頁。NDLJP:2507376/80。
- 野間晴雄「王権とその背域--東南アジア港市論と水利都市論の拡がりをめぐって」『歴史地理学』第1巻第41号、古今書院、1999年、44-64頁、NDLJP:7953572/24。
関連項目
外部リンク
蘇芳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/19 16:09 UTC 版)
蘇芳霧生(すおう きりゅう) 第1子。長男。キルト達と共に帰還した。当初、圭吾を処刑することは「紫黄王」も同意見だと自分達に都合の良い「紫黄王」に忠誠を誓って本人の意思を無視していたが、圭吾が騙されて望まずして裏切る結果になったことが彼が「黄泉」と契約を交わしてキルトを守ったことで思い知らされて改心した。 蘇芳櫂(すおう かい) 第2子。次男。 蘇芳諒(すおう りょう) 第3子。三男。『キルト』でキルトと龍二を襲った「北の守り」との戦いで公平が末妹の許嫁の転生だと気づくが、幸せを直前で失った450年前の過去ゆえに言っても妹は信じないことを悟って黙っていた。『キルトS』のラストで、漸く葉がその事実に気づきホッと胸を撫で下ろした。 蘇芳采(すおう さい) 第4子。四男。 蘇芳葉(すおう よう) 第5子。長女。 許婚の総三郎を殺され深く「界門」を恨んで裏切者としか看做さぬ「西の守り」に八つ当たりの憎悪をぶつけて幾度となく殺そうとしたが、当事者ではないと蔑んでいた刑事の公平こそが転生しての再会を約して逝った総三郎の転生であることを知る。最終回、キルトにより"マ"が封印されて何故か一人だけ黄泉の力が消えた。公平を「前世」の許婚の転生という前提があるとはいえ、心から彼を愛するようになる。
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