英語における用法
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Xmasの初期の用例としては、バーナード・ウォードの『オールドホールの聖エドモント大学の歴史』(初版は1755年頃)などがある。より古い形の綴りであるX'temmasは、1551年まで遡る。1100年頃のアングロサクソン年代記ではXp̄es mæsseと書かれている。1753年のジョージ・ウッドウォードの出した手紙にもXmasという略記がある。バイロンやサミュエル・コールリッジ、ルイス・キャロルも、この言葉を使っている(それぞれ1811年、1801年、1864年)。アメリカでは、1800年にボストンで出版されたウィリアム・ペリーズ・ロイヤル・スタンダード・イングリッシュ・ディクショナリーの米語第5版に「日常的な略記またはことばの縮約形の説明」が設けられ、その一覧に「Xmas. Cristmas」という項がある。オリバー・ウェンデル・ホームズ・ジュニアも1923年付の手紙でこの言葉を用いている。少なくとも19世紀の後半から、英語圏においては広くXmasという略記が用いられている。引用符付きで書かれたのは、カナダが最初で、その後オーストラリア、カリブ諸国に広がった。『メリアム=ウェブスター英語用法辞典』には、現代的な用例は、ほとんどが広告、見出し、横断幕などの簡潔さを旨とする場面に限られる、とある。この辞書によれば、商業的なものを連想させるとしても「この言葉の評価には何の影響もない」。 イギリス国教会のブラックバーン司教であったアラン・チェスタースは、聖職者たちにこの綴りを避けることを推奨していた。アメリカでも、1977年にニューハンプシャー州知事だったメルドリム・トムソンが、ジャーナリストへクリスマスにおける「キリスト」表記を残し、Xmasと書かないようにと要望するプレスリリースを出している。彼はこの綴りを、クリスマスの「異教徒」的な表現と呼んでいた。
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英語における用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 08:20 UTC 版)
英語において、日本語の「番狂わせ」に相当する、上位にランクされた他の競技者を打ち負かすことを意味する語として、upset と giant-killing がある。 Upset Upsetという単語は「動揺」「不安」など様々な意味を持つが、スポーツや政治の分野では、「番狂わせ」の意味で用いられる。 本来の語源は定かではないが、通俗的には1919年にサラトガ競馬場で行われたサンフォードメモリアルステークスにおいて、アメリカ競馬史上最強馬の一頭に数えられる競走馬マンノウォー(1917年生、21戦20勝)を唯一破った馬 Upset (1917年生)に由来すると考えられていた。ところが2002年、『ニューヨーク・タイムズ』 紙のオンライン版データベースの全文検索能力を調査していた辞書調査員 George Thompson は、"upset" の動詞と名詞の用例をさかのぼって調べたところ、名詞の用例が1877年には存在していたことを突き止めた。ただし、1919年のサラトガ競馬場での事件が upset の用法を広めることになったのは事実である。また当然にUpset の馬名の由来になっていた可能性も否定出来ないが、現在でもしばしば大きなスポーツイベントにおける最初の upset の使用として紹介される。 Giant-killing 直訳すれば 「巨人殺し」 で、日本語の 「大物食い」 に当たる。『旧約聖書』「サムエル記」の「ダビデとゴリアテ」 の説話や、『グリム童話』 の 「勇ましいちびの仕立て屋」 のバリエーションの一つで 『ジャックと豆の木』 と共通点の多い『ジャック・ザ・ジャイアント・キラー(英語版)』(巨人殺しのジャック)から来ている。イングランドで行われている世界最古のカップ戦であるFAカップにおいて4部や5部などの下位リーグのクラブが1部リーグのクラブを破った際などに用いられる。
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英語における用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 19:34 UTC 版)
ハイフンは、主にひとつの単語を分割したり、別々の単語をつないでひとつの単語にするのに使用される。中断ハイフン(例:nineteenth- and twentieth-century writers)の場合を除き、ハイフンとそれがついている単語の間にスペースを入れるべきではない。 唯一絶対のハイフネーション規則集があるわけではなく、むしろ、スタイルガイドごとに異なるガイドラインが規定されていると言ってよい。ダッシュとハイフンに対するスタイルの規則は、複雑な仕組みを使って読みやすくなるように考え出されてきた。編集者はその規則からの逸脱を許容することも多いが、このことによって読みにくくなるわけではなくかえって読みやすくなる。 英語の複合名詞と動詞の中のハイフンの使用は、全体的に着実に減っている。かつてならハイフンでつながれたであろう複合語は、スペースを間に入れるか1語に統合される傾向にある。2007年、Shorter Oxford English Dictionaryの第6版は、fig-leaf(現fig leaf)、pot-belly(現pot belly)、pigeon-hole(現pigeonhole)などのように16,000個の項目からハイフンを取り除いた。インターネットが出現し、コンピュータ技術が普及したことで、新しい普通名詞("toolbar"、"hyperlink"、"pastebin"など)が生まれたが、これもかつてならハイフンで区切られていたであろう。 用法の減少にもかかわらず、ある種の複合修飾語の構文において、著者によっては接頭辞を使うときに、ハイフネーションは用い続けられている(下記参照)。ハイフネーションはまた、両端揃えされた文章で(例えば新聞の段組)語間の取り方が見苦しくなるのを避けるために、日常的に使用されている。
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