第2、第3の哨戒 1942年11月 - 1943年4月とは? わかりやすく解説

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第2、第3の哨戒 1942年11月 - 1943年4月

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 16:21 UTC 版)

キングフィッシュ (潜水艦)」の記事における「第2、第3の哨戒 1942年11月 - 1943年4月」の解説

11月25日キングフィッシュ2回目の哨戒東シナ海向かった小笠原諸島父島近海抜けルート航行中12月7日午後キングフィッシュ北緯2318東経13820分 / 北緯23.300度 東経138.333度 / 23.300; 138.333の地点特設運送船第三日の丸日の丸汽船、4,391トン)を発見し潜航し魚雷3本発射する命中せず浮上して魚雷をもう1本発射するが、これも命中しなかった。レーダー追跡ののち、夜に入ってさらに魚雷を2本発射し、2本とも第三日の丸のウェルデッキ部に命中してようやく撃沈した。翌12月8日午後に北緯2354東経13600分 / 北緯23.900度 東経136.000度 / 23.900; 136.000の地点推定14ノット航行する2隻の輸送船発見して魚雷3本発射するが、計算ミスにより命中しなかった。12月12日火焼島近海到達し台湾東岸北上して台湾海峡北方に出る。12月17日午前キングフィッシュ北緯2504東経12059分 / 北緯25.067度 東経120.983度 / 25.067; 120.983の地点輸送船福山丸(会陽汽船、3,581トンに対して魚雷3本発射したが、この攻撃失敗した攻撃後、キングフィッシュ廈門近海経て香港高雄間の交通路移動した12月22日未明には4隻の輸送船発見し、「夜間浮上攻撃絶好機」と見て取り浮上攻撃で4,000トン輸送船に対して魚雷を2本発射した命中しなかった。12月28日夜、キングフィッシュ北緯2505東経12059分 / 北緯25.083度 東経120.983度 / 25.083; 120.983の台湾北方海域輸送船朝陽丸大連汽船、5,308トン)を発見し魚雷3本発射した命中しなかったため、もう3本発射して1本命中させて撃沈した2日後12月30日には北緯2529東経12214分 / 北緯25.483度 東経122.233度 / 25.483; 122.233の地点で2,500トン貨客船発見し魚雷を1本だけ発射した命中しなかった。1943年1月7日キングフィッシュ北緯2529東経12214分 / 北緯25.483度 東経122.233度 / 25.483; 122.233の地点で2隻の特設監視艇から射撃を受け、最初の船は3インチ砲と20ミリ機銃蜂の巣にして炎上させ、2番目の船は砲撃撃沈した1月23日キングフィッシュ58日間行動終えて真珠湾帰投した。 2月16日キングフィッシュ3回目の哨戒東シナ海向かった3月4日朝、キングフィッシュ北緯2423東経14318分 / 北緯24.383度 東経143.300度 / 24.383; 143.300の小笠原諸島海域トロール船を3インチ砲と20ミリ機銃による攻撃撃沈3月10日午後には、北緯2212東経12031分 / 北緯22.200度 東経120.517度 / 22.200; 120.517の地点駆逐艦護衛され15ノットパラオ向かっていた特設巡洋艦清澄丸(国際汽船、8,613トン)を発見して魚雷3本発射した命中しなかった。夕方まで続いた爆雷攻撃しのいだ後、哨戒続ける。3月15日午後キングフィッシュ北緯2533東経12153分 / 北緯25.550度 東経121.883度 / 25.550; 121.883の地点で、3機の航空機の直衛を配して航行する台湾航路貨客船富士丸日本郵船、9,138トン)を発見し魚雷3本発射したがこれも命中しなかった。敷設艇測天航空機爆雷攻撃行った時、キングフィッシュ海中で息を潜めて攻撃が止むのを待っていた。3月17日夜、キングフィッシュ北緯2430東経12009分 / 北緯24.500度 東経120.150度 / 24.500; 120.150の地点海軍徴傭天龍川丸(東洋海運、3,883トン)を追跡の上艦首幹部発射管から魚雷を計4本発射し、うち2本が命中して天龍川丸は航行不能陥った2日後3月19日朝、キングフィッシュ北緯2550東経12230分 / 北緯25.833度 東経122.500度 / 25.833; 122.500の基隆彭佳嶼北東125キロ地点で、15ノット速力ジグザグ航行しながら南下してくる1隻の客船発見した。この客船乗客913名を乗せて門司から基隆向かっていた台湾航路貨客船高千穂丸大阪商船、8,154トンであったが、キングフィッシュ元には、かねてからフィリピン増援軍隊乗せた重要船が担当海域通過する」との情報入っており、キングフィッシュは「これが件の重要船」と判断して9時30分に魚雷4本を発射し、1本は逸れたが、2本が高千穂丸右舷船倉右舷船尾付近に命中し、9時39分に高千穂丸急速に沈没していった。高千穂丸撃沈から2日後3月21日夜、キングフィッシュ北緯2558東経12218分 / 北緯25.967度 東経122.300度 / 25.967; 122.300の地点特設砲艦長白山丸(朝鮮郵船、2,231トンに対して浮上したまま魚雷3本発射したが、攻撃失敗攻撃気付いた長白山丸はキングフィッシュを見失いながらも爆雷攻撃実施したが、キングフィッシュ浮上状態のまま脱出成功したその2日後の3月23日早朝4時30分、キングフィッシュはなおも台湾沖で浮上哨戒続けていたが、今度高千穂丸沈没付近警戒していた測天発見された。キングフィッシュは急速潜航し逃れようとしたが、測天通報長白山丸に加えて馬公から特設駆潜艇4隻が潜伏推定海域急行し爆雷攻撃実施したキングフィッシュ一瞬艦首海面上に晒したものの、90メートル深度まで潜航した。しかし、至近距離炸裂した爆雷多く爆発により推進機軸湾曲し異音出た。また重油漏れ出し電気系統ことごとく破壊され周辺にいた乗組員電気ショック負傷した推進機軸包んでいたパッキングも、湾曲による摩擦火災起こした爆雷攻撃16時間に及び、8回にわたる攻撃投下され爆雷68発を数えた測天長白山丸らは多量に噴出した気泡重油見たのち、3月25日まで捜索続けたが、海中からの反応がないことから撃沈判断した辛くも攻撃から逃れたキングフィッシュ夕方用心しつつ浮上し全速力でこの海域去った乗組員互いの無事を喜びあった。4月9日キングフィッシュ52日間行動終えて真珠湾帰投本土メア・アイランド海軍造船所回航されて、艦全体に及ぶ大規模な修理実施したキングフィッシュ6月23日真珠湾戻ってきた。

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