第2、第3の哨戒 1944年11月 - 1945年3月
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「スキャバードフィッシュ (潜水艦)」の記事における「第2、第3の哨戒 1944年11月 - 1945年3月」の解説
11月12日、スキャバードフィッシュは2回目の哨戒で本州南東部に向かった。11月16日に哨戒海域に到着。同日、スキャバードフィッシュは父島北西沖で3112船団を攻撃し、如月丸(日本製鐵、873トン)を撃沈した。11月21日には東京南方200カイリ沖で北海丸(不詳)を撃沈。翌22日には、北緯33度20分 東経142度01分 / 北緯33.333度 東経142.017度 / 33.333; 142.017の八丈島東方で4118船団を護衛中の海防艦隠岐を雷撃。前部に命中し大破航行不能に陥らせた。11月24日、スキャバードフィッシュは11月27日まで日本空襲を始めるB-29に対する支援を行うよう命じられた。11月29日朝、スキャバードフィッシュは横須賀南東75カイリ、伊豆大島沖の地点で潜航中、潜望鏡の視界内に潜水艦を発見。一旦浮上して追跡したものの、哨戒機が飛来してきたので再び潜航。艦尾発射管から魚雷を発射し、魚雷が命中した敵潜水艦は30秒で沈没した。佐々木という名の生存者を救助し、この潜水艦はメレヨン島から横須賀に向かっていた伊365であることが判明した。12月20日、スキャバードフィッシュは47日間の行動を終えてグアムアプラ港に帰投した。同地には1945年1月16日まで留まり、その後サイパン島に回航した。サイパン島ではウルフパックの訓練を行った。 1月23日、スキャバードフィッシュは3回目の哨戒で南西諸島、ルソン海峡方面に向かった。2月27日、スキャバードフィッシュは12隻のラガー (船)(英語版)と1隻のトロール船を発見して艦砲で撃破したが、敵機の攻撃により潜航を余儀なくされた。スキャバードフィッシュは爆撃を受けたものの損傷はなかった。2月27日には基隆港沖で特設監視艇第六号喜鶴丸(日本製鐵、137トン)を撃沈した。3月6日、スキャバードフィッシュは52日間の行動を終えてサイパン島に帰投。修理のため真珠湾へ回航された。スキャバードフィッシュは4月後半にグアムへ戻り、潜水母艦ホランド (USS Holland, AS-3) による整備を受けた。
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