第2、第3の哨戒 1942年7月 - 12月
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「ガトー (潜水艦)」の記事における「第2、第3の哨戒 1942年7月 - 12月」の解説
7月2日、ガトーは2回目の哨戒で千島列島方面へ向かった。当時この方面には日本軍によるアッツ島・キスカ島への補給を妨害するために、グロウラー (USS Growler, SS-215) やグラニオン (USS Grunion, SS-216) など新鋭艦が優先的に配置されていた。ガトーは幌筵島近海を中心に哨戒。8月15日、ガトーは北緯51度05分 東経162度07分 / 北緯51.083度 東経162.117度 / 51.083; 162.117の地点で9,300トン級の「金華丸(国際汽船、9,305トン)級貨物船」と駆逐艦を発見し、魚雷を5本発射して4本を命中させたと判断されて貨物船の撃沈を報じたが、戦後の調査では認定されなかった。8月20日、ガトーはダッチハーバーに入港。整備の後9月4日に出港して哨戒を再開し、キスカ島近海を行動した。哨戒再開時、ガトーは魚雷を2本しか積まず、残り22本は潜水母艦フルトン (USS Fulton, AS-11) によってミッドウェー島に輸送された。10月7日、ガトーは真珠湾に帰投。艦長がロバート・J・フォレイ少佐(アナポリス1927年組)に代わった。 11月5日、ガトーは3回目の哨戒でトラック諸島方面に向かった。11月12日には、ミリ環礁近海を航行中に爆撃を受けるが、被害はなかった。5日後の11月17日夜、ガトーは南緯03度33分 東経153度46分 / 南緯3.550度 東経153.767度 / -3.550; 153.767のタンガ諸島(英語版)近海で2隻の重巡洋艦、1隻の軽巡洋艦および駆逐艦からなる艦隊を発見して全速力で追跡するも、やがて見失う。トラック、ラバウルとショートランド間の交通路を哨戒し、12月6日には南緯05度01分 東経153度01分 / 南緯5.017度 東経153.017度 / -5.017; 153.017の地点で輸送船団に対して攻撃を行ったが、護衛の3隻の駆逐艦から爆雷攻撃を受けた。12月23日、ガトーは48日間の行動を終えてブリスベンに帰投した。
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