第1期のストーリーとは? わかりやすく解説

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第1期のストーリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 18:22 UTC 版)

涼宮ハルヒの憂鬱 (アニメ)」の記事における「第1期のストーリー」の解説

ストーリー構成 ストーリー原作第1巻『涼宮ハルヒの憂鬱』ベースに、第3巻涼宮ハルヒの退屈』・第5巻涼宮ハルヒの暴走』・第6巻涼宮ハルヒの動揺』の一部エピソードと、原作者谷川流新規に書き下ろしたオリジナル・ストーリーである『サムデイ イン ザ レイン』の全14話で構成されている。 放送順 2006年テレビ放送時では、原作発行順物語上の時系列異な順序放送された。 監督石原は、放送順時系列順と異なるものにした理由について、「原作忠実」と「原作ファン対すサプライズ」を両立させるためだと語っている。すなわち原作忠実であるほど、原作読んでいない視聴者には親切であるが、ストーリーを既に把握している原作ファンにはつまらないものとなってしまう。一方原作ファン配慮してアニメオリジナル要素加えるのは、原作雰囲気を壊す危険を伴う可能性がある。そのため、原作ファンにも「サプライズ」を提供しようとした結果が、この放送順であるという。 また、時系列異なといっても、長編涼宮ハルヒの憂鬱I-VI)の間に短編挟み込まれるになっているだけなので、短編長編伏線として機能するようにもなったと語っている。DVDには時系列順に収録されているのは、もう一度DVD時系列順に見直した結果視聴者新たな発見あるようしたためと言う原作者は「憂鬱 VI」を最終話にすることを決めたが、そうすると時系列乱れるため、いっそ何も説明せずに放映順をゴチャゴチャにしてしまおう、と考えたとも語っている。シリーズ演出山本寛が、『「超監督涼宮ハルヒ自作映画第1話にするのではないか?』と考えたのも理由一つである。 『朝比奈ミクルの冒険 Episode 00』 本放送第1話は、原作第6巻『朝比奈ミクルの冒険 Episode 00』と、第2巻『涼宮ハルヒの溜息』ベースにしている。 『朝比奈ミクルの冒険 Episode 00』SOS団文化祭向けて作った自主制作映画タイトルであるが、「涼宮ハルヒの憂鬱とは一体どんな話なのか?」といった説明なしに映画部分が始まり最後に試写会風景だったことが分かるという内容オンエアされ、原作ある程度知っている視聴者向けの演出となっている。また、第1期では「シャミセンが喋る」「が咲く」などの伏線タネ明かしがなかった。「テレビ欄見て何気なく観た人が“「ハルヒ」なのに「ミクル」?違うのか?”と思われるのが心配だった」と石原語っている。 山本寛によると、自身学生時代に『愛國戰隊大日本』を元にして『怨念戦隊ルサンチマン』という自主制作映画作った経験生かされているといい、「自主映画全体へのオマージュです」と語っている。最後まで全員演技している(キョンナレーション担当)が、役者撮影班ともに、素人特有のありがちなミスとともに19501960年代アメリカB級スペース・オペラパロディ目白押し内容である。主題歌恋のミクル伝説』(作詞・作曲涼宮ハルヒ、歌:朝比奈みくる)が冒頭流れる。 『サムデイ イン ザ レイン』 原作者谷川流脚本による唯一のアニメオリジナルストーリー最終話1期では「憂鬱」、2期では「サムデイ イン ザ レインとなっているが、時系列では1期2期ともに最終回にあたる。『涼宮ハルヒの消失』の直前であるためSOS団何気ない日常描きながらも「一言言葉を発さない長門」「2枚カーディガン」「キョンハルヒ関係性」など消失につながる伏線散りばめられている。また普段キョン視点から進行している物語が、今回のみ第三者視点定点観測になっておりキョンが出かけている間、ハルヒや他の団員たちがどんな風に過ごしているかという、キョン視点では見られない物語描かれている。谷川流は後に「原作小説ではできない映像化作品でしかできないことやってみたいと思った」と語っている。 定点観測ものは同ポジションになるので楽そうに見えるが、引きの画ばかりになるため、登場人物全身を描かなくてはいけなくなり作画の手間がかかる回となった長門が本を読んでいるだけの画をずっとリピートする長いカットはその負担を減らすため行った『ライブアライブ』 学園祭でのライブ参加できなくなったバンドメンバー代わりにハルヒ長門参加しライブを行うというストーリー実際演奏忠実に再現したバンド演奏シーンクオリティーの高さが大きな反響呼んだライブ歌われ「God knows...」「Lost my music」収録されシングル涼宮ハルヒの詰合』は通算100週のオリコンチャートインを記録しハルヒ関連楽曲では最大ヒットとなった。また劇中ハルヒの歌う表情は、歌う平野綾表情レコーディング時に撮影し、それを基に描かれている。これはリアルさの追求というわけではなく、「非日常」が「日常」の中に入ってくる瞬間際立たせるために「日常部分細かく描写した結果であるとしている。このため、他の回では原画が8人程度であるが「ライブアライブ」では21人もの人数をあてている。監督石原立也担当演出山本からこの回の絵コンテ上がってきた時に「これをやるの?」と思ったこと、総作監督池田晶子も「メチャメチャ大変でした。」と『激奏』でそれぞれ述べており、 現場討ち死に覚悟したほどだったという。その後ライブアライブ後日談としてドラマCDサウンドアラウンド」が発売された。

※この「第1期のストーリー」の解説は、「涼宮ハルヒの憂鬱 (アニメ)」の解説の一部です。
「第1期のストーリー」を含む「涼宮ハルヒの憂鬱 (アニメ)」の記事については、「涼宮ハルヒの憂鬱 (アニメ)」の概要を参照ください。

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