神機教会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 06:10 UTC 版)
光ノ民が生み出すエネルギー"ソール"を手に入れるために、圧倒的な科学力をもってして光ノ民を捕らえ支配している組織。 イシュトバーン(ISTVAN) 声:大塚明夫 教会の執行官の1人で軍事部門の指揮官。治安維持のためにソールトリガー狩りに尽力しているファレル達の宿敵。フランの養父。リトラーとは思想が異なり、彼女のことを「女狐」と陰口を叩いており、信用していない。旧市街の出身で希望の無い子などが死んでいくのを何度も目撃したことや空母ロシュ・クリルを使い、リトラーを暗殺しようとしたがソールトリガーがロシュ・クリルを堕としてしまったため、失敗に終わったことが外典でフランの口から語られている。 大剣ディアスランガから繰り出す強力な技で戦う。絶望がきっかけになって発動する『混沌のソール』を使っている。教会の控ノ間にて、ファレル達と交戦するが敗れ、フランに抱えられ、逃亡、フランにかけていた暗示を解除し、消息不明となった。 外典ではリトラーによって洗脳装置をつけられて自我を失い、部下であるフランすら認識できなくなっており、リトラーの手先として、復活したソールトリガーと何度も交戦した。最期は教会の大聖堂にて、ラーズ達に敗れ、自我を取り戻し、大剣ディアスランガを自身に胸に突き刺し、フランに生きるように諭し、彼女に看取られ息絶える。 なお、一切触れられていないがフランルートでは、ラーズとは義理の祖父と孫の関係にあたる(養女フランがラーズの母である為)。 リトラー(LITTLER) 声:沢城みゆき 教会の執行官の1人で化学技術開発に携わる。文官だが教会の軍事技術全てを統括している。いわゆるマッドサイエンティストで、ソールを原動力とした機械の開発とソールの研究に余念が無い。裏で密かに動かれることを嫌う。年齢不詳で神でも知らないらしい。彼女がマキナのプロトタイプを発掘したのが現在の教会の技術の発端で大剣ディアスランガを作ったのも彼女である。 正典ではナハトガルの後ろに付き従い、表向きは大胆な行動を控えていたが、ノイの「光ノ民と神民の共存」という思想に付け込み、利用してソールトリガーの情報を収集し、情報収集がある程度済んだ後は口封じの為にノイを暗殺しようとするなど、前述の通り、裏で誰かが密かに動かれることを嫌う性格である反面、自身は裏で暗躍していた。イシュトバーンに暗殺されかけたが、ソールトリガー達がロシュ・クリルを堕としたことで難を逃れている。正典最終盤のナハトガル撃破後の通信モニター越しでのファレル達との会話で「(義鋼体であるナハトガル)の調整が私の仕事」という発言、外典での「神の代弁者は私なしでは生きていけない」という発言から、身体のほとんどが義鋼体であるナハトガルの調整を行なっていたと思われる。正典の最終盤にはナハトガルを撃破したファレル達を神機ディオスクロイに襲わせてグスタフ、ファレルを討ち取り(更にエマルートとフランルートではソフィ、ソフィルートではエマを討ち取っている)、シリル、エマ(またはソフィ)を捕らえ、ソールトリガーを壊滅状態に追い込み、19年間沈黙させた。 外典ではナハトガルが死亡したため、イシュトバーンに洗脳装置をつけて、手先とし、教会の全実権を握っている。また、シリルを眠らせて、ソールの研究材料にし、エマ(またはソフィ)を手元に置き、その心(強い愛)を神の良心として利用して、ソールの研究を完成させようとしていた(また、神と直結しうるソールの持ち主と見越して、エマ(またはソフィ)を捕らえていた側面もある)。ラーズ達と邂逅した時に、ラーズの父親がファレルであることを明かしたことから、ラーズの存在を認識していた模様。 実は彼女も光ノ民であり、ソールという便利な物を持ちながら、活用しようとしない光ノ民が不思議で仕方がなかったという彼女の心中が明かされている。彼女の最終目的は「黄金のソール」を手に入れて、かつて光ノ民の祖先が住んでいた国ユグドラを復活させることである。 外典ストーリー中盤、ソールトリガーの拠点に通信で接触し、神託広場に呼び寄せ、新たなる代弁者(エマルートとフランルートではエマ、ソフィルートではソフィ)を立てたことを認識させ、ラーズ達を牽制する。 教会内に攻め込んできたラーズ達に対して、新たなる代弁者(エマまたはソフィ)を奪取された後、神機ディオスクロイやイシュトバーンを使い、殲滅を図るが撃破され、再度、新たなる代弁者を奪還し、神ノ居室へと入り、自分の思想に理解を示さないラーズ達に苛立った後、真神機エクスマキナと融合、エマ(またはソフィ)の散華によって導かれたラーズ達の前に立ち塞がり、最終決戦を繰り広げるが、敗北。彼女の死により、神機教会は解体された。 外典かつストーリー全体を締めくくる真の最終ボスである。 フラン(FRAN) 声:斎藤千和 正典のヒロインの1人。半分機械となっている軍事部門の尖兵の少女。イシュトバーンを「閣下」と呼び慕い、彼の命令に忠実に従う。しかし、普段は見た目相応の心優しい物静かな少女で、半分機械(『義鋼体』)である自分を冷たく見る周囲を嫌っている。『義鋼体』のテストで集められた光ノ民の唯一の生き残りで、当初はイシュトバーンにも敵意を向けていたが、彼がリトラーを快く思っていないことや自分達が間違っていることを認めていることを知り、彼の養女となり、忠誠を誓った。 フランルートでは半分機械と知っても話かけてきたファレルに好意を抱いて、契りを結び、教会に反旗を翻した。そして、ラーズの母となった。 外典ではどのルートでも義鋼体の中に埋め込まれている装置を解除して失踪したイシュトバーンの真意を探るため、ソールトリガーに属している。 ジャマダハル型の両手武器で戦闘を行う。ちなみにフランという名前は養父でもあるイシュトバーンがつけたものである。 ナハトガル 声:大塚周夫 教会の「神の代弁者」。自身が聞いた神の声を神託として神民に伝えている。 ちなみに、カイゼルハルドそのものが彼の神託で動いているため、彼の言葉1つで国が動いている。 その正体はフランと同じ機械と生命体が混じった『義鋼体』。ただし、かなり古いタイプなので体のほとんどが機械でできている。神の口であると同時に耳でもあったため、彼を倒したことによってファレル達は神の手先である神機ディオスクロイに襲われることとなった。それによりソールトリガーは一時的に壊滅、主要メンバーを失ったことにより19年間沈黙を余儀なくされた。カイゼルハルド自体も代弁者ナハトガルを失ったことにより混乱と暗黒の時代を迎えることとなった(神の沈黙)。正典のおける最終ボスで神機教会の主要人物では最初の死亡者である。 外典ではナハトガルの後釜として立てられたエマ(ルートによってはソフィ)から、大昔の世界に神が生まれた時は慈愛に満ちた人物であったことが語られた(エマまたはソフィ)自身はリトラーからそのことを教えられたことを告白している)。エマ(またはソフィ)曰く、ナハトガルの愛が神に人間らしさを与えるフィルターだったという。
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