神機力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/07 09:58 UTC 版)
徳川神機力産業によって開発された新エネルギー。その正体は総帥・徳川惑星の体内で操作される生体電流を機械増幅したものである。その性質のゆえか、神機力を動力源とする高等ロボットは生物の如き特性を有し、論理性・先見性はおろか情緒・霊感までをも備える。反面、人間の神経に強い侵食力を有するため、神機力に接する人間は神経・脳・精神を蝕まれてゆき、人間性を喪失して生ける機械の如き様相を呈するようになる。その最終目的は、20世紀末に出現した流行性特異感冒(インフルエンザ)・E-ウイルスによる人類絶滅を阻止し、人類を神機力との融合種(機械人類)とすることである。 国常立命(くにとこたちのみこと) 日本神話の神の名が冠されているが、これは神都のエネルギーを半永久的にまかなうことのできる巨大なエネルギー機関である。神都の地底に設置され惑星と共にウィルスへの勝利に向け暗躍する。思想侵略の機能を持ち、半兵衛や歩を刺客として差し向けたどり着いた正雪をも侵略するが、刺青により僅かに阻まれ惑星を暗殺され、自身も正雪に融合させられ赤い龍となって天へ昇った。 神都除染車(しんとじょせんしゃ) 厚生労働省・神都防疫隊所属の作業車両。浪人者達をやすらぎまで送還することが任務であるが、人体に一切配慮の無い構造をしているため、捕らえられたら死傷することも珍しくない。神都の夜を巡回している。装備は出血や嘔吐するほど無造作かつ強引に失業者を捕獲する一対のアームと半径7メートルの暴徒鎮圧用マイクロ波照射機。 ひまわり 人間型神機力ゴミ処理機。浪人者を襲撃し、音波による骨格粉砕と神機温風「南風」によって、人間を500グラム前後のリサイクル物資へと変える。 申牙(しんが) 神機番犬。人間のアゴの先端を10立方センチ切除して対象を戦闘不能にする。表向きは回収処分されたとされるが、実際は自販機に内蔵されて現役稼働中。午後6時を越えると稼働開始して自販機漁りの浪人者を攻撃する。また、神都防疫隊に携行されることもある。 白銀(しろがね) 真型覚醒服(ライダースーツ型強化服)。衝撃吸収率120パーセント・エアクッション内蔵・神機パルスによる神経伝達加速・筋力増加などの機能を有し、装着者を超人へ変える。ただし並の人間では「力」に呑まれて瞬時に正気を失う。 以心(いしん) ミクロン単位のマイクロ神機電話。脳内に融合手術することで、人体の機能を半機械化レベルへと向上させる。
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