浪人者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/07 09:58 UTC 版)
神機力により手作業を奪われ職を失った者達の中でも、特に神機力を拒む者達。神都における「職能転換」とは、体内にマイクロ神機を埋め込むことであるため、彼らにとっては再就職の道は事実上閉ざされたも同然である。路上生活を営み、残飯を漁ったり自販機を荒らしたり等して糊口を凌いでいるが、服装はほぼ全員、背広で固めているのが大きな特徴である。また例外無く、靴の裏をすり減らしている。 由比正雪(ゆい しょうせつ) 神機力抹殺のために神都に現れた浪人者。27歳。外見は長髪の精悍な若者で、短刀と鉄靴を身につけ、胸に「敬人尊野蛮」・背中に日本を守る龍(護国吽龍)の文身を背負う。敵陣ではサングラスを着用。生身の人間ながら、その身体能力は極めて高く、膂力や頑健さは勿論、感覚や直感といった知覚や、知性そのものまでも超人的水準を誇る。性格は極めて蛮性に富み、敵であれば抹殺はおろか追い剥ぎ暴行までも辞さないが、反面、仲間とみなせば己が身を捨ててでも助ける。また、匠の技の鑑定眼を有するほか、自身も研刃(とぎ)技を身につけており、短刀の手入れを自ら行う。極めて強力なカリスマ性を有するため、強靭な精神を持つ者を(本人の意思に関係無く)その周囲に引き寄せる。出身は静岡県駿河湾の漁村。 金井半兵衛(かない はんべえ) 浪人者第二世代の若者。神都防疫隊により窮地に陥ったところを正雪に救われ、同士となる。 響銀狐(ひびき ぎんこ) 元は浅草橋の玩具店の長女。新婚早々に店が倒産した上に夫を神都防疫隊に殺されたため、散弾銃を仕込んだ人形を携帯し、狂人のふりをしつつ防疫隊に復讐してまわっていた。神都公安に抹殺されかかったところを正雪に救われ、同士となる。
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