丸橋忠弥とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 社会 > 身分 > 浪人 > 丸橋忠弥の意味・解説 

まるばし‐ちゅうや【丸橋忠弥】

読み方:まるばしちゅうや

[一][?〜1651]江戸前期浪人出羽の人という。宝蔵院流槍術にすぐれ、江戸道場を開く。由井正雪共謀して慶安の変企てたが、事前に発覚して処刑された。

[二]歌舞伎狂言樟紀流花見幕張(くすのきりゅうはなみのまくばり)」の通称

丸橋忠弥の画像
東京都豊島区にある忠弥の墓
丸橋忠弥の画像
東京金乗院にある墓

丸橋忠弥

作者柴田錬三郎

収載図書剣魔稲妻刀
出版社新潮社
刊行年月1994.9
シリーズ名新潮文庫

収載図書剣魔稲妻刀
出版社ランダムハウス講談社
刊行年月2008.9
シリーズ名ランダムハウス講談社時代小説文庫


丸橋忠弥

読み方:マルバシチュウヤ(marubashichuuya)

初演 明治28.2(東京新盛座)


丸橋忠弥

読み方:マルバシチュウヤ(marubashichuuya)

初演 宝暦7.1(大坂姉川座)


丸橋忠弥

読み方:マルハシチュウヤ(maruhashichuuya)

作者 菊池寛

初出 大正13年

ジャンル 戯曲


丸橋忠弥

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/28 07:33 UTC 版)

初代市川左團次の丸橋忠弥

丸橋 忠弥(まるばし ちゅうや、生年不詳 - 慶安4年8月10日1651年9月24日))は、江戸時代前期の浪人慶安の変江戸幕府転覆を図った首謀者の一人。本名は丸橋 忠也、号は一玄居士[1]

出自に関しては、長宗我部盛親の庶子・盛澄として生まれ母方の苗字である丸橋を名乗ったとする説[2]上野国出身とする説[3]出羽国山形の出身とする説[4]、元幕臣だったとする説[5]などがあり定かではない。河竹黙阿弥の実録歌舞伎『樟紀流花見幕張』(慶安太平記)では長宗我部盛澄説をとっている。

友人の世話で、江戸御茶ノ水宝蔵院流槍術の道場を開いた。その後由井正雪と出会い、その片腕として幕府転覆計画に加担、江戸城攻撃を受け持った。しかし一味に加わっていた奥村八左衛門の密告により事前に計画が露見。幕府は一味の捕縛を計画したが、忠弥は槍の使い手で、捕縛には槍を使って抵抗すると予想された。そこで一計を案じ、未明に忠弥の自宅の外に青竹を燃やし、青竹が爆ぜる音で目を覚まさせ、「火事だ」と叫んだ。忠弥は丸腰で出たところを捕縛された。忠弥は母や兄らとともに鈴ヶ森刑場で磔にされた[4]

辞世の歌は「雲水のゆくへも西のそらなれや 願ふかひある道しるべせよ」[6]。墓所は東京都豊島区高田金乗院品川区妙蓮寺にある。

一説に新選組隊士で御陵衛士でもある篠原泰之進は、忠弥の血筋だという。

丸橋忠弥を演じた俳優

金乗院にある忠弥の墓

出典

  1. ^ 「丸橋忠弥」、日本大百科全書 (ニッポニカ)、コトバンク(2022年6月23日閲覧)
  2. ^ 「丸橋忠弥」、ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典、コトバンク(2022年6月23日閲覧)
  3. ^ 『望遠雑録』、『日本歴史文庫』収集、集文社、1913年
  4. ^ a b 「丸橋忠弥」、朝日日本歴史人物事典、コトバンク(2022年6月23日閲覧)
  5. ^ 「丸橋忠弥」、百科事典マイペディア、コトバンク(2022年6月23日閲覧)
  6. ^ 「丸橋忠弥」、デジタル版 日本人名大辞典+Plus、コトバンク(2022年6月23日閲覧)
  7. ^ 映画.com(ひばり捕物帖 折鶴駕篭のページ)

丸橋忠弥

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/07 14:17 UTC 版)

幻魔大戦シリーズの登場人物一覧」の記事における「丸橋忠弥」の解説

【新】丈の過去世である由井正雪友人にして門人

※この「丸橋忠弥」の解説は、「幻魔大戦シリーズの登場人物一覧」の解説の一部です。
「丸橋忠弥」を含む「幻魔大戦シリーズの登場人物一覧」の記事については、「幻魔大戦シリーズの登場人物一覧」の概要を参照ください。


丸橋忠弥(まるばし ちゅうや)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/07 09:58 UTC 版)

蛮勇引力」の記事における「丸橋忠弥(まるばし ちゅうや)」の解説

やすらぎボス原子力決死隊だったが、由井正雪仲間となる。褐色短髪をした筋肉質若者で、化け物大嫌いであるがゆえに決死隊となった男。首にタバコ・ライター・実印思しき包み常時掛けている。正雪上の蛮性と剛性備え良くも悪くも繊細さ持たない。そのため、どんな窮地に陥ってもどんな詭弁丸め込まれようとも、一切頓着せず腕力のみで突き進めるが、デリカシー絶無で、響銀狐求愛した時の決め台詞は、黒のタキシード薔薇花束で「一発やらせろであった

※この「丸橋忠弥(まるばし ちゅうや)」の解説は、「蛮勇引力」の解説の一部です。
「丸橋忠弥(まるばし ちゅうや)」を含む「蛮勇引力」の記事については、「蛮勇引力」の概要を参照ください。


丸橋忠弥(まるばし ちゅうや)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/07 09:58 UTC 版)

蛮勇引力」の記事における「丸橋忠弥(まるばし ちゅうや)」の解説

詳しくやすらぎ参照

※この「丸橋忠弥(まるばし ちゅうや)」の解説は、「蛮勇引力」の解説の一部です。
「丸橋忠弥(まるばし ちゅうや)」を含む「蛮勇引力」の記事については、「蛮勇引力」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「丸橋忠弥」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



丸橋忠弥と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「丸橋忠弥」の関連用語

丸橋忠弥のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



丸橋忠弥のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの丸橋忠弥 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの幻魔大戦シリーズの登場人物一覧 (改訂履歴)、蛮勇引力 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS