けん‐ま【研磨/研摩】
研磨
ラッピング(研磨)
ラッピングは、ラップと呼ばれる平面の台上に工作物を置き、ラップと工作物下面間に、砥粒としてラップ剤を挟み、工作物に上から圧力を加え摺動させて行う研磨方法である。
ラッピングでは、通常の研削工程に比べ加工能率は低いが、平滑な表面が得られるため仕上げ加工として用いられる。ラップ仕上げは操作が簡単で、精度の高い加工が可能であり、各種ゲージ類や軸受け用ローラ、電子部品などの加工に用いられる。
ラップには組織が緻密な鋳鉄が良く用いられるが、鉛やすずなどの金属も軽合金工作物に対するラッピングでは使用されている。ラップ剤はダイヤモンド、炭化けい素、アルミナなどの砥粒である。
ラップ剤に工作液を加えラップ加工を行う場合を湿式ラッピング、ラップにラップ剤を埋め込み加工する場合を乾式ラッピングがある。
湿式ラッピングの場合、工作液は石油が一般的でこれに機械油などを加える場合もある。
湿式ラッピングでは砥粒が工作液中を動きながら研磨を行うため、加工量が大きく熱の発生も小さい。しかし研磨面には不規則なラップ痕が残り、無光沢仕上げとなる。
乾式ラッピングは、ラップに埋め込まれた砥粒が工作物に対し滑りながら研磨を行うので、加工量は少ないが光沢のある仕上げとなる。
適している分野・使用事例
用語解説
研磨
研磨
研磨
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 05:55 UTC 版)
※この「研磨」の解説は、「とんぼ玉」の解説の一部です。
「研磨」を含む「とんぼ玉」の記事については、「とんぼ玉」の概要を参照ください。
研磨
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 21:42 UTC 版)
切り出して小判型に加工したものが、踵の角質化した皮膚をこそげ落とすために使われる。
※この「研磨」の解説は、「軽石」の解説の一部です。
「研磨」を含む「軽石」の記事については、「軽石」の概要を参照ください。
研磨(カット)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/29 10:05 UTC 版)
「4C (ダイヤモンド)」の記事における「研磨(カット)」の解説
唯一人の手が評価される要素。ラウンドブリリアントカットの場合にのみ、カットに対する評価がなされる。プロポーション(形)とフィニッシュ(仕上げ)が評価の対象。総合評価は、「EXCELLENT(EX)」を最高位に、以下「VERY GOOD(VG)」「GOOD(G)」「FAIR(F)」「POOR(P)」までの5段階でなされる。近年、100年続いてきたラウンドブリリアントカットの一部を改良するものが出てきているが、これらの新たなカットはこの5段階評価の対象とはならない。従って鑑定書等の表記も、カットの名称のみで表記されることがある。(例:O.E.カット、Crown-K-Cut) 「w:Diamond cut」も参照
※この「研磨(カット)」の解説は、「4C (ダイヤモンド)」の解説の一部です。
「研磨(カット)」を含む「4C (ダイヤモンド)」の記事については、「4C (ダイヤモンド)」の概要を参照ください。
研磨
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 03:34 UTC 版)
「バレル (曖昧さ回避)」の記事における「研磨」の解説
バレル研磨(barrel研磨)- 工作物を樽形の槽(バレル)の中に研磨材・コンパウンドとともに入れ、バレルを回転させて工作物を研磨する加工方法。
※この「研磨」の解説は、「バレル (曖昧さ回避)」の解説の一部です。
「研磨」を含む「バレル (曖昧さ回避)」の記事については、「バレル (曖昧さ回避)」の概要を参照ください。
研磨
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 14:07 UTC 版)
注水下、アマルガムの反応生成物ができないよう、高温高圧を避けながら研磨する。
※この「研磨」の解説は、「アマルガム修復」の解説の一部です。
「研磨」を含む「アマルガム修復」の記事については、「アマルガム修復」の概要を参照ください。
研磨
「 研磨」の例文・使い方・用例・文例
- 歯磨き粉の研磨性はRDA(相対的象牙質摩耗値)により測定される。
- 最新型の研磨機を導入する
- ダイヤモンド[レンズ]を研磨する.
- レンズ研磨工.
- 叩くか研磨して、小片か粒にまで小さくする
- 切子面を切って、または研磨して装飾を施したグラス
- 研磨材でできた車
- ポットや鍋の洗浄に使用する小さな研磨用のパッド
- 光学器械用の(特に研磨した金属で作られた)鏡
- ガラスの上にデザインを切るか、または研磨する誰か
- カットして研磨した透明なダイヤモンド石で高価な宝石として評価される
- カットして研磨した透明なルビー石で高価な宝石として認められている
- カットして研磨した透明なエメラルド石で高価な宝石として評価されている
- カットして研磨した透明なサファイヤで高価な宝石として認められている
- 研磨剤として用いられる非常に硬度の高い鉱物
- 宝石や研磨剤として用いられる、硬いガラス状の鉱物(さまざまな金属のケイ酸塩)の総称
- 切り出されて宝石として研磨される結晶質の石
- 工業用に穿孔や研磨に用いられる品質の劣った暗色のダイヤモンド
- 研磨用の物質
- 炭化ケイ素の結晶から成る研磨剤
Weblioカテゴリー/辞書と一致するものが見つかりました。
- 研磨用語集 - 産業技術総合研究所 デジタルものづくり研究センター
- 研磨/のページへのリンク