無量空処とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 無量空処の意味・解説 

空無辺処

(無量空処 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/03 00:40 UTC 版)

空無辺処(くうむへんしょ、: Ākāśa-anantya-āyatana: Ākāsānañcāyatana)とは、無色界の(下から数えて)第1天。無量空処(むりょうくうしょ)とも言う。物質的存在がまったく無い空間の無限性についての三昧の境地。九次第定のひとつ。

物的存在たるこの肉体を厭い、無辺の虚空の自在を欣び、空無辺の理(ことわり)を解し、修行して生ずる処である。欲界色界とにおける一切の物質的な形を離れ、一切の作意のない、無辺の空を観じる禅定。形のあるこの肉体を厭い、大空は無限であることを達観すること。無色界には空間的な場所はないが、果報の違いに依って感じるので「処」と名付ける。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「無量空処」の関連用語

無量空処のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



無量空処のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの空無辺処 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS