灼熱の刃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/28 08:58 UTC 版)
「モンスターハンター (ファミ通文庫)」の記事における「灼熱の刃」の解説
荒縄に縛られた一人の少年がメゼポルタ広場に降り立った。少年の名はディノ。かつて村の窮地を救ったハンター・シャムロックに憧れて自身もハンターとなったディノは、シャムロックと交わした「メゼポルタで彼の作る猟団に加わる」という約束の為、メゼポルタに向かうパローネ=キャラバンの気球に密航したのだった。猟団≪昊天の盾≫の団長オルセリカの取り成しで事無きを得たディノだったが、その場で彼が知らされたのはシャムロックと彼の猟団≪灼熱の刃≫が既にこの街から姿を消し、「臆病者」、「卑怯者」と呼ばれているという現実だった。
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灼熱の刃
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「モンスターハンター (ファミ通文庫)」の記事における「灼熱の刃」の解説
ディノ メゼポルタを訪れた少年。19歳。装備は双剣のツインフレイムとレウスシリーズを使用していたが、メゼポルタ来訪後程無くオルセリカの提案に従って当地の装備であるエピドシスファングとホープシリーズに切り替える。 興味を惹かれたら即座に跳び付き、誰とでもすぐに打ち解ける良くも悪くも能天気な人物だが、同時にハンター稼業への誇りと困難な状況でも決して諦めない意志を強く持っている。 7歳の時に村をシャムロックに救われた事でハンターを目指す事を決意。シャムロックと親交を深め、≪灼熱の刃≫という猟団名を彼に贈り、将来入団する約束を交わした。≪灼熱の刃≫の風評を知って以降はその真相を気にしつつもメゼポルタが狩人祭に突入した事で情報収集が困難になると判断し、自身の興味と研鑽も兼ねて一時的に≪昊天の盾≫に加わり、狩人祭に参加する。 エアリア オルセリカの姪で、『魂を継ぐ者』から登場しているエーデリカを母親に持つ少女。初登場時の装備は太刀のイニティソードとエクエスシリーズ。 性格は生真面目で物言いに容赦は無いが面倒見は良い。また≪昊天の盾≫やメゼポルタを深く愛し、誇りに想っている。しかし褒められると簡単に赤面して照れる「チョロい」一面も持つ。 オルセリカの指示でディノの案内役を務める事になる。オルセリカを強く慕っており、最初は彼女を「おばちゃん」と呼んだディノを敵視していたが、行動を共にする中で彼の真摯な面を知り、認識を改めていく。 リコ 狩りの同行者を求めてディノとエアリアに声をかけてきたガンナーの少年。初登場時の装備はライトボウガンのナナ=ボルテッソとアビオシリーズ。 女の子と見紛う程に愛らしい容姿をした美少年であり、性格も控えめで丁寧。しかし彼とパーティーを組んだハンターは口を揃えて「二度と一緒に狩りに行きたくない」と言うらしい。この噂に興味を覚えたディノは逆に同行を決めた。 オルセリカ メゼポルタで1、2を争う猟団≪昊天の盾≫の団長を務める女性。前述のエーデリカの妹。初登場時の装備は太刀の清輝雷華刀と白虎・刀神GFシリーズ。 ≪昊天の盾≫は規律を重んじる理性的な猟団であり、その団長たる彼女も団の理念を体現した超然とした雰囲気の持ち主で、団員は勿論外部のハンターからも絶大な信頼を寄せられている。 ディノの捕縛された現場に居合わせた際に彼の身柄を預かっただけでなく、猟団に勧誘したり、エアリアを案内役として付ける等、彼女を慕うエアリアですら不思議に感じる程の便宜を図る。 シャムロック ディノが幼い頃に彼の村を救ったハンター。使用武器は片手剣で、仲間にはランス使いと大剣使い、ライトボウガン使いが確認できる。 良い意味で子供っぽさを残したまま大人になったような人物で、その内に情熱と優しさを備えている。メゼポルタで猟団を立ち上げる事を目指していたが、ネーミングセンスが壊滅的で彼の考えた猟団名は仲間からドン引きされた為、ディノが猟団名を考える事になる。 ディノの人生に大きな影響を与えた憧れのハンターであり、彼の猟団に加わる事が目標の一つとなっていた。ディノの村を離れた後は宣言通り猟団≪灼熱の刃≫を立ち上げ、かなりの活躍をしていたらしいが、ディノがメゼポルタに到着した時には既に猟団ごと姿を消しており、街には悪評だけが残っていた。 グイッケ ≪昊天の盾≫と並ぶ有力猟団≪猛き黒炎≫の団長。初登場時の装備はランスの真漆黒重槍グラビモスとブレシスHCシリーズ。 目的の為ならば手段を選ばず、公的なルールよりも己の信念や価値観を優先する為ハンターの規律に背く行為も度々行う危険人物。また自他共に甘えを許さず、自身の技量を高める努力を常に怠らない厳しい人物でもある。 彼のそういった妥協無き姿勢が生み出す圧倒的なカリスマに惹かれたハンターの集まりである≪猛き黒炎≫は暗い噂の絶えないアンタッチャブルな猟団として恐れられている。 マリフィ ≪猛き黒炎≫所属の女性ハンター。初登場時の装備はハンマーのストレガアルベとコムラドシリーズ。 女性としては長身の美人だが気が弱く、ハンマー使いでありながらスタンを取る為の立ち回りができていない。 幼い頃にグイッケに助けてもらった事があり、彼を「本当は優しい人」と信じて慕って≪猛き黒炎≫に入団した。 しかし気弱で良識的な性格故にアウトロー色の強い≪猛き黒炎≫に馴染めておらず、技量の低さもあってグイッケに役立たずとして追放されそうになったところを偶然通りかかったディノに庇われ、ディノがグイッケと「マリフィが役に立つハンターと証明する」という賭けに乗る要因となってしまう。 グリソム ディノが猟団への勧誘時に偶然声をかけた老ハンター。初登場時の装備は御神楽GXシリーズで武器は大剣。 ディノ達より遥か格上のハンターだが気安く声をかけてきたディノにも機嫌を損ねることなく相対し、入団はしなかったもののディノに「団長として必要なものが欠けている!」と指摘し、その後も度々様子を伺いに来てくれている。 実は旧≪灼熱の刃≫の団員で、少し前までポッケ村に滞在していたらしい。 バロ ≪昊天の盾≫所属のハンター。 間も無くハンターを引退する身であったが、ディノが新≪灼熱の刃≫を立ち上げるにあたって必要人数を満たす為の人数合わせとしてオルセリカによって派遣された。この為腕前はそれなりに高い筈なのだが狩りに出るどころか、一日中インナー姿で大衆酒場で呑んだくれている。 普段の態度は飄々としているが、重要な場面ではさり気無くアドバイスを投げるベテランらしい面もある。 3巻において狩りに出ている姿が描かれ、オルセリカやグイッケと肩を並べられるG級の弓使いであることが判明した。この際の装備はメテオボウと白虎・弓鬼GXシリーズ。 イルマリス メゼポルタからは離れた街で猟団≪白百合の園≫の団長を務める少女。ディノからの呼称は「イリス」。初登場時の装備はヘビィボウガンのアスレーゼゼクスとオディバシリーズ。 元は豪商の三人娘の末っ子であり、黙っていても裕福な将来が約束されていたが当人はそれに不満を感じており、自分の才能を活かせる生き方としてハンター稼業を見出し、反対する親を逆に論破・説得した。以降は実家の全面的協力の下でハンターとして邁進し、若くして大きな猟団の団長となるまでになった。本人の実力も団長として十分なものであり、団員達からも高い忠誠心を向けられている(ただしその乙女ちっくな団名だけは男性陣から複雑な想いを持たれているようだが…)。 プライドが高く高飛車な典型的なお嬢様的な性格の持ち主。修行時代はディノと同じハンターに師事しており、その時にあったとある出来事が切っ掛けでディノに好意を抱いているものの、その性格故に素直に言い出せずにいる。メゼポルタではディノの周囲にエアリアやマリフィといった魅力的な女性達がいることに危機感を覚えており、彼女達に攻撃的な様子を見せる。
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