漢方と民間療法とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 漢方と民間療法の意味・解説 

漢方と民間療法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 11:59 UTC 版)

ゴボウ」の記事における「漢方と民間療法」の解説

中国医学TCM)で使われ長い歴史があり、根、果実どの様々な部分用いる。果実漢方薬としては牛蒡子ごぼうし)と呼ばれる生薬であり、日本薬局方にも収録されている。解毒作用があると考えられ消風散柴胡清肝湯、駆風解毒湯などの方剤処方される。これら漢方適応症はすべて、長年使用に基づくものである欧米ではゴボウburdock)の根を薬用ハーブとして、ハーブティーなどに用いる。ごぼう油と呼ばれるごぼう根油抽出物は、頭皮トリートメントとしても使われる日本には薬草として中国から伝来した薬草としては発汗利尿作用のある根を牛旁根(ごぼうこん)と称するほか、浮腫咽頭痛解毒用い種子牛旁子ごぼうし)と称して用いる。民間療法では、乳腺炎に種をそのまま食べるか、煎じる使用法知られるゴボウは熱をとる力が強い薬草で、熱性強い風邪や咳によいといわれている。湿疹、おでき、腫れ物などの化膿性疾患に、牛蒡子1日5 - 8グラム600 cc半量になるまで煎じた煎じ液(水性エキス)を、3回分けて服用する用法知られる風邪・のどの痛み・咳には、牛蒡子1日2-3グラム400 cc煎じて3回分服する。むくみには、牛蒡子粉末にして、1日量で3 - 6グラムほどを3回分服する。神経痛リウマチ関節炎には、火であぶって軟らかくした生葉を、患部貼っ冷湿布すると痛み和らげるのに役立つと言われている。夏場採集して日干し保存しておいたは、浴湯料やうがい薬に使うこともでき、浴湯料として使えば湿疹、かぶれに効果があるとし、乾燥煎じた液で1日数回がいすれば口内炎扁桃炎歯茎腫れなどの炎症性疾患効果があるといわれている。

※この「漢方と民間療法」の解説は、「ゴボウ」の解説の一部です。
「漢方と民間療法」を含む「ゴボウ」の記事については、「ゴボウ」の概要を参照ください。


漢方と民間療法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 15:14 UTC 版)

ウメ」の記事における「漢方と民間療法」の解説

薬用部位として、5 - 6月頃未成熟果実青梅)を利用する未成熟果を燻製にした烏梅(うばい)、未成熟果をすりおろした汁から抽出した梅肉エキス、また梅酒梅干しそのまま利用してもよいとされる漢方薬の「烏梅(うばい)」は、未熟果(青梅)の皮を剥ぎ種子取り去りを燃やす煙で真っ黒に燻したウメの実である。健胃整腸消炎細菌性腸炎腸内異常発酵駆虫止血、強心作用があるとされるほか、「グラム陽性菌グラム陰性腸内細菌各種真菌対し試験管内顕著な抑制効果あり」との報告がある。民間療法で、風邪のときに烏梅1 - 2個を200 - 400 cc半量になるまで煎じて飲む用法知られている。家庭では、烏梅代わりに梅干しアルミ箔包んでフライパン蒸し焼き黒焼き)にしたもの用いて風邪初期症状のときに茶碗黒焼き入れて熱湯注ぎ崩して飲んでもよいといわれている。 梅肉エキスは、おろし器青梅をおろし、布で汁を搾って調理用のホーローバットやホーロー鍋などに薄く汁を入れて日光または弱いとろ火で煮詰めて水分蒸発させて飴状にしたもので、これを採取して瓶に蓄える。下痢腹痛食あたりのときに、大豆粒くらいの梅エキス薄めて飲んだり、また扁桃炎のときに梅エキス10 - 20%に薄めてうがいするとよいと言われている。 咳には梅酒ガーゼ浸して胸に湿布したり、頭痛のときに梅干し果肉こめかみ貼ったりするといった民間療法がある。

※この「漢方と民間療法」の解説は、「ウメ」の解説の一部です。
「漢方と民間療法」を含む「ウメ」の記事については、「ウメ」の概要を参照ください。


漢方と民間療法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 01:14 UTC 版)

アンズ」の記事における「漢方と民間療法」の解説

本種またはその他近縁植物の種子は杏仁きょうにん)または杏子きょうし)、果実杏子または実(きょうじつ)と呼ばれる生薬であり、日本薬局方にも収録されている。鎮咳去痰嘔吐用いるほか、麻黄湯麻杏甘石湯散などの漢方処方用いられるキョウニン水蒸気蒸留して精製したものがキョウニンで、鎮咳用いる。杏仁熟した果実採集して除いて種子をとって天日乾燥して調製する。果実は生でも天日干ししたものどちらも薬用にできる。 「杏仁」も参照 民間療法では、咳、喘息便秘に、生の果実1日1 - 2個食べてもよく、種子杏仁)は1日2 - 5グラム400 cc煎じて3回分けて服用する用法知られている。下痢しやすい人や、妊婦には服用禁忌とされる滋養保険冷え性低血圧改善に、アンズ酒を就寝前に盃1杯ほど飲むのが良いといわれている。種子は、脂肪油含み脂肪油はのどの腫れや痰の排出に役立つとされる。 しかし、アミグダリン青酸配糖体)は酵素働き青酸生じ微量呼吸血管中枢興奮させ、大量でめまい吐き気動悸息切れなどの中毒症状麻痺がおこるので、生の果実多量摂食種子多量服用禁忌である。解毒するには、アンズ樹皮煎じて飲むとよいといわれている。 あんず酢 ヘアオイル髪油

※この「漢方と民間療法」の解説は、「アンズ」の解説の一部です。
「漢方と民間療法」を含む「アンズ」の記事については、「アンズ」の概要を参照ください。


漢方と民間療法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 06:09 UTC 版)

タマネギ」の記事における「漢方と民間療法」の解説

タマネギ薬用歴史古く紀元前15世紀頃に書かれエジプト医学書とされるエーベルス・パピルス』に名称が登場する古代ギリシア本草書ディオスコリデス薬物誌』の中でもタマネギ薬用について詳細に記述されている。伝統中国医学では咳、風邪喘息気管支炎タマネギ推奨している。 民間療法では、風邪初期症状のとき就寝前にタマネギ鱗茎細かく刻んで湯飲み入れてすりおろしたヒネショウガ少量加えて味噌調味して熱湯注いでしばらく置いた後によくかき混ぜてから飲む方法知られる咳止めには、細かく刻んだタマネギタオルのような布の中央入れてその部分熱湯をかけて軽く絞り、のどに当てて温湿布する方法知られる

※この「漢方と民間療法」の解説は、「タマネギ」の解説の一部です。
「漢方と民間療法」を含む「タマネギ」の記事については、「タマネギ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「漢方と民間療法」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「漢方と民間療法」の関連用語

1
4% |||||

2
4% |||||


4
4% |||||

5
2% |||||

漢方と民間療法のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



漢方と民間療法のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのゴボウ (改訂履歴)、ウメ (改訂履歴)、アンズ (改訂履歴)、タマネギ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS