活動経過とは? わかりやすく解説

活動経過

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/23 03:00 UTC 版)

雲の会」の記事における「活動経過」の解説

1950年昭和25年8月1日有楽町セントポールにて開催され第1回打合せ会において、岸田国士により「文学立体化運動」が提唱され岸田共鳴する内村直也加藤道夫木下順二小林秀雄神西清千田是也菅原卓中村光夫三島由紀夫福田恆存などが発起人実行委員となった事務所台東区谷中初音町岸田邸となり、その後9月4日実行委員会開かれた第1回会員会合は、同年9月16日三越劇場開かれ井伏鱒二岸田国士小林秀雄永井竜男中村光夫三島由紀夫三好達治ら、20人あまりの会員集まり俳優座講演令嬢ジュリー』『白鳥姫』(ヨハン・アウグスト・ストリンドベリ原作青山杉作演出)を観劇しての合評となった。この翻訳劇には、実行委員千田是也ジュアンの役で出演した第2回会合は、10月実験劇場の『ヘッダ・ガブレル』(ヘンリック・イプセン原作となった。この10月11月には、各雑誌で「雲の会同人による座談会開かれ加藤道夫武田泰淳三島由紀夫福田恆存による「新しき文学への道――文学立体化」(文藝 10月号)、大岡昇平中村光夫三島由紀夫福田恆存による「小説秘密」(文學界 10月号)、岸田国士木下順二小林秀雄中村光夫三島由紀夫福田恆存による「文学演劇」(展望 11月号)などが掲載された。 12月には、三島由紀夫書いた近代能楽邯鄲』が、芥川比呂志演出團伊玖磨音楽文学座アトリエ公演された。これは芥川比呂志にとっての最初日本創作戯曲演出となったキャストスタッフ無料参加し、この『邯鄲』と併演の福田恆存の『堅塁奪取』は矢代静一演出した。 この芥川比呂志三島由紀夫共演機に2人対談演劇文学」が1951年昭和26年12月実施され雑誌掲載翌年2月)、海外日本芝居小説について語りながら、戯曲文体などについて意見交換した。 対談演劇文学」の前の同年6月には、「雲の会発行雑誌演劇』が創刊され8月には、大岡昇平神西清中村光夫三島由紀夫福田恆存座談会劇壇直言す――二重座談会」と、その他の出席者による座談会「『直言』に答う」が掲載された。 劇団内部活動では、文学座においては前年1949年昭和24年4月から設けられていた「演劇研究所」での芥川比呂志加藤道夫講義による俳優養成など、新劇発展のための教育が行われた。 詩や戯曲を、小説よりも優位に置いていた岸田国士は、自身銓衡委員をしていた芥川賞に、戯曲作品加えることを提案していたが退けられてしまった。 そして「雲の会」は、1953年昭和28年12月加藤道夫縊死自殺や、翌1954年昭和29年3月岸田国士急逝により、自然消滅迎える。

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活動経過

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/25 22:31 UTC 版)

北沢川文化遺産保存の会」の記事における「活動経過」の解説

2004年平成16年12月17日世田谷区代田信濃屋会議室で「北沢川文化遺産保存の会」の発起人会を行った2006年平成18年5月世田谷区助成を受け、冊子「『北沢川文学小路物語」を発行した2007年平成19年3月20日 - 世田谷区助成を受け、冊子下北沢X惜別物語」を2007年3月20日発行した小田急線地下化によって下北沢地域踏切や駅がなくなってしまうことを受け、地域近代史として、ここで起こった様々なエピソード住民から聴き取り、これを記録した12月3日 - 世田谷区立代沢小学校校地一角に『坂口安吾文学碑』を建立した安吾代沢小の代用教員務めていた。その時経験元に書いた小説が『風と光と二十の私』である。碑にはこの一節、「人間尊さ自分苦しめることにある」を刻んだ。この文学碑には大田区にあった坂口安吾旧居門柱使われている。なお、門柱新潟日報社所有のものであったが、会の要望応えて無償譲り受けている。文学碑建立当たっては、「安吾文学碑建立記念記録集」を2008年3月20日発行した2012年平成24年10月6日北沢川緑道に「代田の丘の61号鉄塔由来碑」を建立した。これには朔太郎の詩『定本青猫』の次の一節刻まれている。 都会の空に映る電線青白いスパークを。大きな青猫のイメーヂに見てゐる。 —萩原朔太郎代田の丘の61号鉄塔」は、当地住まった萩原朔太郎萩原葉子居住痕跡を記すものとして「世田谷区地域風景資産」に選定されたものだ。建立当たって信濃屋協賛得た2013年平成25年11月23日横光利一旧居山房近く北沢川緑道に「橫光利一文学顕彰碑」を建立した。このモニュメントには小説微笑』に出てくる石畳鉄平石二枚用いられている。これに響く靴音訪客用向き分かった作品には記されている。石は橫光家から寄贈されたものである2014年平成26年11月29日三好達治旧居近く北沢川緑道鎌倉に「三好達治文学顕彰碑」を建立した碑文には当地編まれ詩集『百たびののち』の一篇閑窓一盞」を刻む。 2019年平成31年12月7日北沢タウンホール集会室で「北沢川文化遺産保存の会15周年記念祝賀会開催した2020年令和2年世田谷代田駅 駅前広場開場記念事業実行委員会委員として加わる。 2021年令和3年3月28日世田谷代田駅前広場(ダイダラボッチ広場)開場この祝賀行事合わせて巨人伝説読本 代田ダイダラボッチ』を発行B556頁)編集北沢川文化遺産保存の会執筆きむらけん発行世田谷代田駅駅前広場記念事業実行委員会(委員長:斎田 孝)

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