死刑執行数順位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 06:11 UTC 版)
国2021年の執行数(アムネスティ・インターナショナルによる調査)1位 中華人民共和国 非公表。2020年は3,000人以上の死刑執行がされている。2018年推定では、少なくとも2000人。 2位 イラン 少なくとも314人(推定) 3位 エジプト 少なくとも83人(推定) 4位 サウジアラビア 65人 5位 シリア 少なくとも24人(推定) 6位 ソマリア 少なくとも21人(推定) 7位 イラク(英語版) 少なくとも17人(推定) 8位 イエメン 少なくとも14人(推定) 9位 アメリカ合衆国 11人 10位 南スーダン 少なくとも9人(推定) 11位 バングラデシ 5人 12位 ボツワナ 3人 12位 日本 3人 14位 ベラルーシ 少なくとも1人(推定) 14位 アラブ首長国連邦 少なくとも1人(推定) -位 北朝鮮 未発表。2013年は少なくとも推定82人が公開死刑執行されている。また、2008年には少なくとも推定161人が公開死刑執行されている。 -位 オマーン 不明。2020年は、少なくとも4人(推定) -位 ベトナム 未発表。2018年の執行数は少なくとも推定85人であった。 注 シンガポール:新型コロナ感染症流行の影響により、裁判の遅れや司法手続きの停滞が生じた影響により、2020年・2021年は無しであったが、2022年4月27日に約2年5ヵ月ぶりに執行されることとなった。 アフガニスタン:表には記載されていないが、2021年9月26日には射殺した誘拐犯の遺体をクレーンで吊るし、見せしめのために街角にさらすといった行為を行っている。 スーダン:アムネスティ・インターナショナルの調べでは、スーダンは執行はなしとしているが、コーネル大法科大学院の死刑問題研究グループによれば、2018年に妹を殺害した39歳女性の絞首刑が執行されたため、この年は1人いることになっている。 (参考)19世紀のヨーロッパ諸国(イギリスは別途、18世紀後半も含めた期間のデータ)及び日米の死刑宣告数(日米除く)及び死刑執行数 国名期間全体1年平均執行率(%)死刑廃止年最後の死刑執行年死刑宣告数(人)死刑執行数(人)死刑宣告数(人)死刑執行数(人) イギリス 1847年~1860年 787 141 56.2 10.1 17.9 1998年 1964年(イングランド) 1865年~1867年 73 29 24.3 9.7 39.7 フランス 1861年~1865年 108 72 21.6 14.4 66.7 1981年 1977年 ベルギー 1832年~1855年 613 47 18.0 1.4 7.7 1996年 1950年 ポーランド 1849年~1862年 327 65 23.4 4.6 19.9 1997年 1988年 オーストリア 1860年~1863年 103 12 25.8 3.0 11.7 1968年 1950年 スウェーデン 1857年~1860年 325 29 81.3 7.3 8.9 1972年 1910年 プロイセン 1818年~1865年 1372 449 28.6 9.4 32.7 1987年 1981年 (その他) 日本 1872年 - - - 1,128 - - - 1897年 - - - 21 - - - 1890年~1899年 - 468 - 50.7 - - - アメリカ合衆国 1825年~1849年 - 894 - 35.8 - - - 1850年~1874年 - 1,364 - 54.6 - - - 1875年~1899年 - 2,521 - 100.8 - - - イギリス 1770年~1830年 35,000 7,000 573.8 114.8 20.0 1998年 1964年(イングランド) ヨーロッパ諸国の死刑宣告数及び死刑執行数は、1876年(明治9年)10月13日に行われた元老院会議の改定律例249條1項改正ノ件(號外第16號意見書)第3議会における細川潤次郎の発言による。 プロイセンの死刑廃止年と最後の死刑執行年は、どちらも東ドイツである。 1770年~1830年に行われたイギリスの死刑宣告数及び死刑執行数は、「死刑の在り方についての勉強会」 の添付資料による。 日本の死刑執行数は、明治6年政表と日本政表第2号及び昭和43年版白書で記録の有る1872年(明治5年)~1900年(明治33年)の中で、最多年(1872年[明治5年])と最少年(1897年[明治30年])及び1890年代の累計死刑執行数と1年平均死刑執行数を掲載している。但し最多年の死刑執行数は、鞠山騒動によりこの年の4月3日に敦賀県の裁判で自裁が下され自裁した4人と加賀本多家旧臣の敵討ち(明治の忠臣蔵と言われている。本多政均暗殺事件に関わった人物らを加賀本多家旧臣ら15人により殺される。また、1873年(明治6年)2月7日布達の太政官第37号「復讐禁止令」が出される以前の最後の仇討ちである。)により、この年の11月4日に石川県刑獄寮の裁判で自裁が下され自裁した旧臣12人、キリスト教信仰を理由に11月25日の京都で秘密裏に獄内で死刑執行された市川栄之助(公式発表では獄死)がいるが、それら17人の死刑執行は含まれていない。 アメリカはNPO団体『死刑情報センター(Death Penalty Information Center)』の「EXECUTIONS OVERVIEW Executions in the U.S. 1608-2002: The Espy File」とブリタニカによる運営サイト「ProCon.org 」の「US Executions」の1825年~1899年の間のデータである。
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