日本の閘門とは? わかりやすく解説

日本の閘門

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:52 UTC 版)

閘門」の記事における「日本の閘門」の解説

日本にも数多く閘門存在し、いまも稼働している。明治から戦前完成した閘門は、重要文化財産業遺産などに指定されているものも多い。 石井閘門 - 宮城県石巻市北上川にある閘門1880年明治13年)に完成した日本初西洋式本格的な閘門。現在日本国内で稼動する閘門の中では最古のものであり、国の重要文化財指定されている。 脇谷閘門 - 宮城県石巻市1931年12月竣工北上川本川旧北上川間の船の通行のために、脇谷洗堰併設された。 関宿水閘門 - 茨城県五霞町1927年昭和2年)に完成利根川江戸川分派付近江戸川の流頭部にあり、江戸川流量制御するための水門併設されている。2003年平成15年)に土木学会選奨土木遺産選定見沼通船堀 - 埼玉県さいたま市見沼代用水芝川とを結ぶ世界的に見て最古級の[要出典]閘門式運河である。1731年享保16年)に作られた。昭和初期以降から使用されておらず、現在はさいたま市緑区にその復元され遺構が残る。1982年昭和57年)、国の史跡指定された。 荒川ロックゲート - 東京都江戸川区小松川東京都流れ荒川旧中川を結ぶ。大震災時などの災害時水上交通が有効であることから改め水路見直されることになり、2005年10月供用開始された比較新し閘門扇橋閘門 - 東京都江東区猿江一丁目1976年昭和51年完成小名木川設置されている。 中島閘門 - 富山県富山市1934年昭和9年8月完成富山駅北付近から富山湾河口まで南北に続く、富岩(ふがん)運河中流にあるパナマ運河閘門。現在も運用されており、観光船運行し往来できる冬季運休)。国の重要文化財指定されている。 牛島閘門 - 富山県富山市中島閘門同時着工し1934年昭和9年8月同時完成富岩運河最上流部(南端)の富岩運河環水公園(旧 船溜まり)内にあり、並行するいたち川とを結ぶ現在も運用可能なパナマ運河閘門。国の登録有形文化財に登録されている。 松重閘門 - 愛知県名古屋市中川区堀川中川運河とを結んでいた。1968年閉鎖され、現在は閘門としては使用されていない名古屋市有形文化財1993年平成5年)には名古屋市都市景観重要建築物等に指定されている。 船頭平閘門 - 愛知県愛西市立田町福原木曽川長良川の間をつなぐ。1899年明治32年)に着工1902年明治35年)に完成した1994年平成6年)にはそれまでの手動から電動への近代化改修工事が行われた。2000年平成12年5月には明治期建設されて現在でも使用されている貴重な閘門であるということ重要文化財指定された。冬季除き木曽川上流葛木港より観光船運航一般に無料での往来解放がされている。 三栖閘門 - 京都府京都市伏見区宇治川濠川を結ぶ伏見港1929年(昭和4年)に建設された。いまは遺構三栖閘門資料館として開放されている。 毛馬閘門 -大阪府大阪市北区淀川旧淀川大川)を隔て閘門明治40年1907年8月完成した旧第一閘門1976年昭和51年)まで使用され、現在は重要文化財指定されている。 尼崎閘門尼ロック) - 兵庫県尼崎市西海岸町地先日本初パナマ運河式。物流機能としての運河今なお支え船舶重要な玄関口となっている。 下関漁港閘門 - 山口県下関市本土彦島隔て小門海峡関門海峡小瀬戸)にあるパナマ運河水門1936年設置以来、現在も稼動中。 三池港閘門 - 福岡県大牟田市1908年明治41年完成2008年機械遺産指定2015年世界文化遺産認定され明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業構成資産1つ

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