新シリングとは? わかりやすく解説

新シリング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/10 17:01 UTC 版)

オーストリア・シリング」の記事における「新シリング」の解説

第二次世界大戦終結したあとの1945年11月30日連合軍によってシリング再導入された。このとき連合国軍50グロッシェンから1000シリングまでの額面紙幣1944年付け独自に発行し1人あたり150シリング上限として1ライヒスマルク = 1シリング比率交換実施された。その後オーストリア国立銀行においても1945年シリング紙幣の発行開始し翌年には硬貨流通始まった。 新「シリング」法が1947年11月制定されたことにより、新し紙幣発行された。旧紙幣150シリングまでは等価新紙幣交換され150シリング超える部分については1新シリング = 3旧シリング交換された。この通貨改革では硬貨については影響がなかった。1950年代になると、1USドル = 26シリング固定されて、通貨安定するようになった1971年ブレトン・ウッズ体制崩壊するシリング複数通貨によるバスケット固定されたのちに、1976年7月からはドイツマルク連動するようになった1999年ユーロオーストリア法定通貨となったが、実際にユーロ硬貨紙幣流通されるようになったのは2002年のことであったシリング文字刻まれ硬貨紙幣はその年の2月28日までに回収され市中に出回らなくなったユーロ紙幣硬貨流通開始時に有効であったシリング紙幣・硬貨オーストリア国立銀行本支店において無期限ユーロとの交換が可能となっている。

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オーストリア・シリング」の記事における「新シリング」の解説

1947年から1952年にかけて、1, 2, 5, 10, 20, 50グロッシェンと1, 2, 5シリングそれぞれの硬貨発行された。1, 2, 50グロッシェンと1, 2, 5シリング硬貨アルミニウム鋳造されており、その後2代目10グロッシェン硬貨アルミニウム作られるようになった。5グロッシェンと初代10グロッシェン硬貨亜鉛で、20グロッシェン硬貨アルミニウム青銅鋳造された。1グロッシェン硬貨1947年にのみ鋳造され、また20グロッシェン硬貨と2シリング硬貨それぞれ1954年1952年製造中止された。1957年には10シリング銀貨作られるようになり、1959年には50グロッシェン硬貨と1シリング硬貨アルミニウム青銅で、1960年には5シリング銀貨製造されるようになったこのため5シリングアルミニウム製から銀製となり、この原料変更1950年代オーストリア経済持続的成長によって可能となったきわめて珍しい事例である。ただその後5シリング10シリングそれぞれ1969年1974年銀貨から白銅貨になっている。また1980年には20シリングアルミニウム青銅鋳造されるようになったユーロ切り替えられ時点流通していた硬貨には以下のものがある。このころには、10グロッシェン未満硬貨流通していてもあまり見かけられなかった。 最後期流通していた硬貨画像額面換算数値外見日付直径質量配合縁刻表面裏面鋳造開始発行開始 1グロッシェン 0.07セント 17 mm 1.8 g 100% 亜鉛 なし 国号国章 額面鋳造1947年 1948年4月5日 2グロッシェン 0.15セント 18 mm 0.9 g 98.5% アルミニウム1.5% マグネシウム 国章 国号額面鋳造1950年 1950年7月15日 5グロッシェン 0.36グロッシェン 19 mm 2.5 g 100% 亜鉛 切り欠き国号国章 額面鋳造1948年 1948年6月17日 10グロッシェン 0.73セント 20 mm 1.1 g 98.5% アルミニウム1.5% マグネシウム なし 国章 額面鋳造1951年 1951年11月27日 50グロッシェン 3.63セント 19.5 mm 3 g 91.5% 8.5% アルミニウム 鋸歯状 盾、国号 額面鋳造1959年 1959年10月1日 S 1 7.27セント 22.5 mm 4.2 g なし 国号額面鋳造エーデルヴァイスの花、額面 1959年 1959年9月1日 S 5 36.34セント 23.5 mm 4.8 g 白銅175% 25% ニッケル なし 国号騎手 盾、額面鋳造1968年 1969年1月15日 S 10 72.67セント 26 mm 6.2 g 鋸歯状 国号国章 女性額面鋳造1974年 1974年4月17日 S 20 1.45 27.7 mm 8 g アルミニウム青銅92% 6% アルミニウム2% ニッケル 19個の斑点 / なし 2 国号国章 額面鋳造1980年 190年12月10日 S 20 国号額面鋳造年 (記念事案について) 1982年不定期S 50 3.63 26.5 mm中心円:18.5 mm 8.15 g 外縁アルミニウム青銅S 20と同様)中心部:マグニマート73 なし 連邦州紋章囲まれ国号額面記念事案について) 1996年 10シリング中心部ニッケルとなっている。 1992年まで19個の斑点刻印されていた。1993年従来すべての20シリング刻印のないものに加工された。 ニッケル両側白銅合金挟んだ三層素材

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オーストリア・シリング」の記事における「新シリング」の解説

1945年連合国50グロッシェンと1, 2, 5, 10, 20, 25, 50, 100, 1000シリング紙幣1944年付け発行し、また国立銀行1945年に5, 10, 20, 50, 100, 1000シリング紙幣発行した1947年通貨改革実施されたことにより、10, 20, 100, 1000シリング新紙幣発行され、また1951年には50シリング紙幣が、1953年には500シリング紙幣が再び印刷されるようになった1957年10シリング紙幣同額面の硬貨置き換えられた。その一方で1980年からは20シリング硬貨鋳造されるようになったものの、20シリング紙幣引き続き発行されていた。また1988年には5000シリング紙幣製造されるようになった1983年表面裏面額面換算寸法記載事項日付表面裏面印刷開始流通開始 S 20 1.45 123 × 61.5 mm モリッツ・ダフィンガー アルベルティーナ美術館 1986年10月1日 1988年10月19日 S 50 3.63 130 × 65 mm ジークムント・フロイト ヨゼフィーヌム(ウィーン・アルザーグルント) 1986年1月2日 1987年10月19日 S 100 7.27 137 × 68.5 mm オイゲン・フォン・ベーム=バヴェルク オーストリア科学アカデミー 1984年1月2日 1985年10月14日 S 500 36.34 144 × 72 mm オットー・ワーグナー ウィーン郵便貯金1985年7月1日 1986年 S 1000 72.67 152 × 76 mm エルヴィン・シュレーディンガー ウィーン大学 1983年1月3日 1983年 S 5000 363.36 160 × 78 mm ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト ウィーン国立歌劇場 1988年1月4日 1989年10月17日 1997年表面裏面額面換算寸法記載事項日付表面裏面印刷開始流通開始 S 500 36.34 147 × 72 mm ローザ・マイレーダー オーストリア婦人協会会合での集合写真 1997年1月1日 1997年10月20日 S 1000 72.67 154 × 72 mm カール・ラントシュタイナー 顕微鏡をのぞくシュタイナーウィーン大学病理解剖学研究所研究室において 1997年1月1日 1997年10月20日

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