2.5G
別名:2.5世代携帯電話,2.5世代ケータイ,2.5世代
【英】Second and a Half generation
2.5Gとは、第2世代携帯電話(2G)と呼ばれる携帯電話の通信方式を改良し、通信速度の向上などを図った規格のことである。
2Gは通信データのデジタル化を実現した。2Gに替わる次世代の通信方式となる第3世代携帯電話(3G)は、インフラを整備しなおす必要があった。通話品質や通信速度に対する需要に対応するために、2Gのインフラを用いて機能的に3Gに近いサービスを提供するものとして、2Gと3Gの中間的な方式である2.5Gが開発・提供された。
2.5Gの大まかな特徴としては、2Gと比較して高速な通信を実現していること、電子メールに動画ファイルを添付するといった3G的なサービスの提供を実現していること、国際標準規格であるIMT-2000には必ずしも準拠していないこと、などを挙げることができる。正規の世代定義の中には2.5Gは含まれない。
国内では、2Gで採用されたPDCを拡張したPDC-Pが、2.5Gとして提供された。また、世界の大多数で2Gの規格として採用されているGSMに対しては、GPRSが2.5Gとして提供された。
2008年現在、3Gのインフラはほぼ整い、各キャリアからはPDCのサービス終了や新規加入受付終了が発表されており、段階的に3Gへの完全移行が進められている。
第2世代移動通信システム
(2.5 g から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/10 03:42 UTC 版)
第2世代移動通信システム(だい2せだいいどうつうしんシステム、英語: 2nd Generation Mobile Communication System, 「2G」)とは、1993年に、第1世代移動通信システム (1G) の次に登場したデジタル方式の移動通信システムのこと。一般的に英語の"2nd Generation"から、「2G」(ツージー)などとも略される。デジタル方式の採用により、本システムを採用した携帯電話(PHS含む)は、電子メールやウェブ対応など高機能化した(cf. 携帯機器)。
- ^ 「Techno Box 航空機電話方式」『NTT DoCoMoテクニカル・ジャーナル Vol.1 No.2』 NTTドコモ、1993年10月
- ^ 「Techno Box 船舶電話方式」『NTT DoCoMoテクニカル・ジャーナル Vol.1 No.3』 NTTドコモ、1994年1月
- 1 第2世代移動通信システムとは
- 2 第2世代移動通信システムの概要
- 3 主な方式
- 4 関連項目
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