押坂家の人物とは? わかりやすく解説

押坂家の人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 04:06 UTC 版)

ぼくの村の話」の記事における「押坂家の人物」の解説

押坂 哲平(おしざか てっぺい主人公。押坂家の次男初登場時小学五年生三野塚・池部落の空港予定敷地内に住む。巨人の星星飛雄馬目指し野球をやるなど、ひたすら遊ぶ小学生だった。足が速い小学五年生時に空港建設計画発表された。中学では部活にも所属していた。中学入学後一時真由避けたり麻宮恵子一緒に帰る際も恥ずかしがるなど、思春期一面もあった。 空港反対運動では、少年行動隊入隊し家族とともに反対運動参加する中学入学後教師らの反対を受けつつも三野少年行動隊隊長として行動し行政代執行開始される家族とともに逮捕覚悟しつつ実力闘争参加する。 やがて空港反対運動国家権力相手戦っていると考え始め中学卒業式では国歌斉唱しなかった。中学卒業後に少年行動隊卒業したが、高校進学後も第二次行政代執行反対運動参加した第二次行政代執行完了した後も反対運動継続し作品最後1993年時点においてもとどまっている。 押坂 浩(おしざか ひろし) 哲平の兄。押坂家の長男大和農業高校卒。初登場時19歳昭和22年7月生まれ空港建設決定直後までは農業を継がせたい父に反抗して家出して上京するつもりでいた(レコードプレーヤーグローブ義子哲平譲り荷物準備行っていた)が、東京で頼る予定であった幹二が三野塚に戻ってきたことで取りやめた。 当初農業乗り気でなかったため青年同盟への参加渋っていたが、公聴会終了後合流した青年行動隊の主要メンバーとなり、御料牧場閉場式では老人行動隊対す裏切り激昂し会場破壊して逮捕された。その後反対闘争逮捕されるまた、ゲリラ活動測量員を負傷させたこともある。高校生になった哲平にも機動隊直接対決するような活動参加させなかった。行政代執行の際にも公務執行妨害逮捕された。警察官3人が死亡した事件の際に外周ゲリラ一員として現場付近活動しており、逮捕され千葉刑務所勾留される。 活動支援に来た森下美奈子惚れる一面もあった。 押坂 義子(おしざか よしこ) 哲平の姉。押坂家の長女初登場時高校一年生。後に大学合格するが、進学せずに実家反対運動参加する第一次行政代執行前に青年行動隊入って実力闘争参加し打とうとする公団身を挺して防ごうとしたり、機動隊腐ったスイカをぶつけるなどした。 美人であり、反対同盟の男にからかわれることもある。 矢野原純惚れる一面もあった。 押坂 良二(おしざか りょうじ) 哲平の父で一哲の子。一哲と共に2町6反の畑を開墾した開拓農民田んぼや畑の耕作のほか酪農行っている。19歳時に召集令状赤紙)を受け取り従軍経験を持つ。 冨野村空港建設持ち上がった際には地域振興になると考えて空港反対署名断っていたが、三野塚の空港建設一家反対運動実施する空港建設決定直後市長からの当を得ない説明憤り志願して池部落の同盟代表となった。家の屋根にも空港絶対反対文字書いたり、立木トラスト看板野党議員もあった)を制作したりした。浩や哲平には反対運動には参加させるも、行政代執行開始されるまで哲平実力闘争参加させなかった。測量時の妨害行い逮捕されている。空港絶対反対であるが、隣の住民とは条件になって一緒にお茶を飲むような心を併せ持つ物語終盤第二次行政代執行の後、微生物農法有機農法空港以上に価値のある農業行い農法広めることを決意する押坂 さえ(おしざか) 哲平の母。婦人行動隊として反対運動参加する嫁いで来る前も農家であった普段おとなしいが、反対闘争になると普段出さないような言動行動する押坂 一哲(おしざか いってつ哲平祖父キセル使用する空港建設発表後運輸省宮内庁陳情行ったその後吉岡老人行動隊参加誘い受けて行動する部屋には明治天皇肖像写真飾られている。 押坂 隆(おしざか たかし) 良二の弟で哲平叔父。もともと農業が好きであったが、2世帯を賄える農地持たない押坂家の次男であったことから稼業継げず、茂田農協就職する当初農協組合員として反対同盟と共に県庁抗議赴くこともしていたが、敷地内農家の中で条件派が多数派になると、権力側との条件交渉有利にすすめるために条件組織取りまとめる組織副会長就任する不本意ながら条件派への転向説得し実家に来るが、空港絶対反対方針の良二と一哲は了承せず、物別れ終わった哲平には百姓ならないよう勧める公聴会傍聴券が空港関係者らに押さえられ反対同盟員傍聴できなかった際には、周囲制止振り切って傍聴券を良二に譲ろうとしたが、良二は受け取らなかった。

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