ぼくの村の話とは? わかりやすく解説

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ぼくの村の話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/14 03:25 UTC 版)

ぼくの村の話』(ぼくのむらのはなし)は、尾瀬あきらによる日本三里塚闘争成田空港問題)を題材としたフィクション[注釈 1]漫画。連載期間は1991年 - 1993年、単行本全7巻。


注釈

  1. ^ あとがき その後の「ぼくの村」でもフィクションであることを公言している。
  2. ^ 住所は茂田市葛池41
  3. ^ 大貫中
  4. ^ 連載されていた1991年から1993年は、新東京国際空港の2期工事(2500 mの予定だったB滑走路建設を含む)期間中であり、「成田空港問題シンポジウム」や「成田空港問題円卓会議」も行われている途中であった。その後、村山富市首相(当時)が日本国政府を代表して謝罪しており、B滑走路の暫定供用が開始されたのは2002年である。
  5. ^ 1966年7月4日の閣議決定の前夜に地元農民への対処について農林事務次官に問われた運輸事務次官が、「運輸省が飛行場をつくるときには上の方で一方的に決めて、農民はそれに従うのが一般的原則である。これまでもこの方式で飛行場を建設してきたのであって、一度も問題になったことはない。」と答えたとする流布話がある[2][3]。この運輸事務次官は若狭得治とされるが[4]、3巻で村上が運輸省を訪れたのは1968年3月に哲平が小学校を卒業した後であることから、若狭の在任期間と一致しない。
  6. ^ 「全自連」は全国学生自治会連絡会議と同じ略称であるが、史実では60年代前半に解体している。
  7. ^ 作品冒頭で生島が鳥井を開拓によって生まれた部落と紹介しているが、史実では沢木のぶのモデルである小泉よねが居住していた取香は古村である。
  8. ^ 本来の読みは「だいたいち」であるが、作中では「代替え」と送り仮名が付き"だいがえ"と読ませている[5]

出典

  1. ^ 尾瀬あきら『ぼくの村の話 7巻』講談社東京都、1994年、227頁。ISBN 978-4-06-328357-0 
  2. ^ 宇沢弘文『「成田」とは何か―戦後日本の悲劇』岩波書店 1992年 78-79頁
  3. ^ 山口幸夫「三里塚と脱原発運動」高草木光一・編『一九六〇年代〜未来へつづく思想』岩波書店 2011年 235頁
  4. ^ 千葉県議会史編さん委員会 編『千葉県議会史 第七巻』千葉県議会、1996年2月、295-296頁。 
  5. ^ 3巻113頁
  6. ^ 原口和久『成田空港365日』崙書房、2000年、79頁。


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