慶喜と家族とは? わかりやすく解説

慶喜と家族(一橋家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 02:17 UTC 版)

青天を衝け」の記事における「慶喜と家族(一橋家)」の解説

徳川慶喜とくがわ よしのぶ) (七郎麻呂徳川慶喜) 演:草彅剛七郎麻呂笠松基生) 一橋当主。のち江戸幕府第15代将軍水戸藩主徳川斉昭の七男。幼名七郎麻呂(しちろうまろ)。官職刑部卿ぎょうぶきょう)。のち一橋宰相一橋中納言称される。 父・斉昭から厳しく養育され御三卿一橋家の当主となり徳川慶喜名乗る12代将軍・徳川家慶から実子のように可愛がられ諸大名から次期将軍として期待される断っている。そんな中小姓となった平岡円四郎には心を開いていく。 日米修好通商条約調印巡り大老井伊直弼によって謹慎命じられるが、桜田門外の変後に謹慎解かれ将軍後見職任じられるその後参与会議により薩摩藩島津久光とともに朝議参与任じられる会議解散後禁裏御守衛総督就任し公武合体開国推進する。 円四郎画策栄一喜作家臣とし、禁門の変天狗党の乱長州征討など世情不安定な中、「一橋の懐」を豊かにするとして財政政策推進する太夫栄一)に惹かれていく。 長州征討最中に14代将軍・徳川家茂病死すると、篤太夫反対押し切って徳川宗家継ぎ15代将軍に就任するその後も篤太夫への信頼変わらず、弟・昭武渡仏への随行借款交渉任務任せる。 将軍として次々と幕政改革打ち出し手腕発揮していく。倒幕動き強め薩摩藩公家先手打って政権を帝に返上する大政奉還)が、薩摩藩挑発により勃発した鳥羽伏見の戦い旧幕府軍が敗北し錦の御旗立てられる単身江戸へ退却する天璋院𠮟責され小栗忠順らから抗戦主張されるも、新政府への恭順示して上野寛永寺謹慎するその後水戸藩駿府藩でも謹慎生活を送る。謹慎解かれた後も政に復帰することはな駿府藩(のち静岡藩静岡県)にとどまり静かに余生を過ごす。帰国した太夫対面し駿府で働くよう計らい、また新政府から出仕求められた篤太夫に「自分のこと忘れて日本のために尽くせ」と諭す。篤太夫から名を「栄一」に戻すことを告げられると、「渋沢栄一大儀であった息災を祈る」と告げて送り出す徳川の世を再評価する気運が高まると、栄一訪問を受け「伝記を作らせて欲しい」と頼まれるが、「話すことは何もない」と断る。しかし、30年ぶりに東京へ戻り栄一肺炎危篤状態になったことを知ると、すぐさま栄一のもとへ駆けつけ生きてくれたらなんでも話す」と、伝記作成協力することを約束する栄一体調回復した後、伝記編纂のため、歴史学者多く知る人たちが集まった中で幕末振り返り幕臣たちの「薩摩を討つべし」の声を抑えきれず、それが戊辰戦争繋がった後悔の念を語った維新の後、隠遁生活送ったのは自分が戦の火種になるのを避けるためであり、「人には生まれついての役割がある。隠遁は、私の最後役割だったのかもしれない」とも語る。この言葉は、栄一実業家引退するきっかけともなった自身伝記徳川慶喜公伝』の完成近付いた頃、栄一修正原稿を渡す際に、共にいてくれたことに対す感謝言葉伝え大正2年1913年)に77歳生涯終える。徳川歴代将軍では最高齢であった徳信院とくしんいん) 演:美村里江 一橋先々代当主徳川慶壽正室慶喜養祖母慶喜慕われており、美賀君から恋仲疑われる徳川美賀子(とくがわ みかこ) (美賀君 → 徳川美賀子) 演:川栄李奈 慶喜正室今出川家の姫。幕府時代通称は美賀君(みかぎみ)。 一橋家へ輿入れの時は慶喜との関係が薄く徳信院嫉妬し自殺未遂起こす将軍就任大政奉還謹慎など紆余曲折を経る慶喜に、次第理解を示すうになる。 京で活動する慶喜とは長らく別居生活が続いたが、維新後慶喜謹慎解かれる静岡移り、ともに暮らすようになる自身は子に恵まれなかったが、慶喜側室の子我が子のように育てる。明治27年1894年)に乳がん患い治療のため東京に移るが、尽力甲斐無く死去する徳川鏡子とくがわ きょうこ) 演:齋藤さくら 慶喜長女徳川厚とくがわ あつし) 演:海津慶喜三男徳川久(とくがわ ひさし) 演:木下琉維 慶喜の七男。

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