役柄及び上演史とは? わかりやすく解説

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役柄及び上演史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/26 09:23 UTC 版)

ヴェルジーのジェンマ」の記事における「役柄及び上演史」の解説

役柄及び初演キャストは、以下の表の通りである。 役柄声種キャストヴェルジー伯爵 バリトン オラツィオ・カルタジェノーヴァ ジェンマ, 不妊症に悩むその妻 ソプラノ ジュゼッピーナ・ロンツィ=デ・ベニス イーダ, 伯爵新しい妻 メゾソプラノ フェリシタ・バイルー・イラール タマス, サラセン人若者で、ジェンマ従僕 テノール ドメニコ・レイナ グイード, 伯爵お気に入り部下 バス イグナシオ・マリーニ ロランド, 伯爵射手 バス ドメニコ・スピアージ 騎士たち、射手若い娘たち兵士たち 初演ジェンマ演じたロンツィ=デ・ベニスは、1830年代におけるドニゼッティお気に入りプリマドンナであったドニゼッティは、ロンツィのために本作を含む3つの作品1832年の『ファウスタ』、1834年の『マリーア・ストゥアルダ』並びに1837年の『ロベルト・デヴェリュー』)を作曲している。初演鑑賞した若きヴェルディ確信した通り大成功収めスカラ座において26連続上演が行われた。 19世紀までの上状況 本作品は、1860年代まで頻繁に上演なされた1837年3月4日までナポリサンカルロ劇場では上演はされていなかったが、上演されるやいなや大ヒットとなり、1848年まで上演継続されることとなったイタリア以外の国では、1842年3月12日ロンドン初演が行われたことを皮切りにパリリスボンサンクトペテルブルクウィーンバルセロナ順次上演なされたヨーロッパ以外では、1843年10月2日ニューヨークで上演された他、アルジェブエノスアイレスメキシコシティトリニダードハバナでも上演なされた1848年1月パレルモの上演では、タマス第1幕に歌うアリア燃え太陽を俺から奪い」(Mi toglieste a un sole ardente)が観客拍手喝采迎えられジェンマ役のプリマドンナ三色旗に身を包んで現れた。この出来事は、その翌月フランスで発生する2月革命影響発生することになる、カルボナリ暴動前兆となった20世紀から21世紀現在にかけての上状況 19世紀において、本作品はドニゼッティオペラ作品の中で最も人気がある作品であった。しかし、ヴェリズモ隆盛始まった19世紀最後20年間を通じて上演激減し1901年エンポリの上演を最後に歌劇場レパートリーから消えていった。上演再開されたのは、1970年代になってからである。1975年12月ナポリサンカルロ歌劇場において行われた復活上演では、ジェンマモンセラート・カバリェ歌った。カバリェは、翌1976年にはバルセロナリセウ大劇場同年3月にはニューヨークカーネギーホールにおいても本作を歌っている。また、カバリェの上演は全曲録音残されたほかにアリアいくつか録音されレコード化CD化なされている。しかし、カバリェは声への過重負担理由ジェンマ役を後のレパートリーから外している。このため21世紀の現在においても本作は、上演稀な作品となっている。近年では、2007年ドニゼッティ故郷ベルガモにおけるドニゼッティ音楽祭の上演がある。また、2011年にも同じベルガモ行われた上演DVDとして発売されている(後述)。

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役柄及び上演史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/26 09:11 UTC 版)

アンナ・ボレーナ」の記事における「役柄及び上演史」の解説

役柄及び初演キャストは、以下の表の通りである。 役柄声種初演のキャストイングランド王妃アンナ・ボレーナ (アン・ブーリン) ソプラノ ジュディッタ・パスタ イングランド国王エンリーコ8世 (ヘンリー8世) バス フィリッポ・ガッリ ジョヴァンナ・セイモー (ジェーン・シーモア), アンナ女官 メゾソプラノ エリザ・オルランディ ロシュフォール卿 (ジョージ・ブーリン), アンナの弟 バス ロレンツォ・ビオンディ リッカルド・ペルシー卿 (ヘンリー・パーシー) テノール ジョヴァンニ・バティスタ=ルビーニ スメトン (マーク・スミートン), 王妃楽士 コントラルト ヘンリエッテ・ラロシュ エルヴェイ, 国王武官 テノール アントニオ・クリッパ 宮廷人たち, 兵士たち, 猟師たち 1830年12月26日初演は、「圧倒的な成功であったドニゼッティの師であるヨハン・ジモン・マイールは、かつての弟子を「マエストロ」と呼ぶようになったまた、イタリア・オペラ界においてもドニゼッティ一躍ロッシーニベッリーニと並ぶ「イタリアオペラ界における最も輝ける名前」となった初演から19世紀後半にかけての状況 1830年イタリア初演の後、本作1831年7月8日ロンドン王立劇場イギリス初演され1839年11月12日にはニューオーリンズのテアトル・ドルレアンにおいてアメリカ初演が行われている。アメリカ初演に際しては、フランス語上演されている。1850年からヴェリズモ台頭する1881年まで、25都市上演がされ、人気博した。しかし1881年以降上演稀になっていった1950年代まで 20世紀前半にはほとんど上演されなかった本作頻繁に上演されるようになったのは、第二次世界大戦後のことである。1947年12月30日バルセロナリセウ大劇場開場100周年記念して上演された(同劇場は、1847年本作品で開場している)。アンナはサラ・スクデッリ、セイモーをジュリエッタ・シミオナートエンリーコ8世チェーザレ・シエピというキャストであった1957年4月にはスカラ座初演が行われ、アンナマリア・カラス演じている。この上演は、ルキノ・ヴィスコンティ演出の元で行われたこの上に関してカラス伝記記したユルゲン・ケスティングは、「この公演は、マリア・カラスキャリアにおいてもひとつ頂点となっている。」と述べている。なお、この上演は録音残されている(後述)。1959年6月26日には米国のサンタフェ・オペラにおいて、「ほぼ1世紀以上ぶりとなる全曲ノーカット上演が行われた。 1960年代以降 1960年代以降の上に関しては、「ドニゼッティ・ルネサンス」と称されるドニゼッティ再評価運動において上演増加したことが特筆されるレイラ・ジェンチェルモンセラート・カバリェ、マリサ・ガラヴァニー、レナータ・スコットエディタ・グルベローヴァ、マリエラ・デヴィーアなどが、本作の上演ないし録音貢献している。また、アメリカソプラノであるビヴァリー・シルズは、1970年代ニューヨーク・シティ・オペラにおいて本作を含むドニゼッティテューダー朝三部作取り上げ大成功収めた。彼女はまた、この三部作スタジオ録音残している。 21世紀以降 本作品は、いわゆる歌劇場の「スタンダードレパートリーとは言えない。しかし、21世紀今日において、特に英語圏において上演増加し録音なされるようになってきている。2010年11月に、ダラス・オペラが本作品と『マリーア・ストゥアルダ』を同時に上演したまた、ミネソタ・オペラも「Three Queens3部作1つとして本作上演したヨーロッパにおいては2011年春にウィーン国立歌劇場上演された。この時は、アンナ・ネトレプコエリーナ・ガランチャそれぞれアンナとセイモーを演じたまた、同年9月にはメトロポリタン歌劇場2011-2012年シーズン開幕作品として、初め本作取り上げたアンナネトレプコ演出はデヴィッド・マクヴィカーであったまた、イギリスマンチェスターOpera Seria UKは、2012年から2014年にかけて「テューダー・クィーンズ」(Tudor Queens3部作として本作取り上げ予定である。ウェールズ・ナショナル・オペラ2013年9月から11月にかけて本作上演しており、英語圏各地本作品が上演され続けている。

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役柄及び上演史

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イングランドの女王エリザベッタ」の記事における「役柄及び上演史」の解説

初演キャストは、以下の表の通りである。 役名声種1817年初演時のキャストエリザベッタ (エリザベス1世) ソプラノ イサベラ・コルブラン レイチェステル (ロバート・ダドリー)、軍の司令官 テノール アンドレア・ノッツァーリ マティルデ, レイチェステルの妻にしてスコットランド女王マリア・ストゥアルダ (メアリー・ステュアート) の娘 ソプラノ ジローラマ・ダルダネッリ エンリーコマティルデの弟 コントラルト マリア・マンツィ ノルフォルク (トマス・ハワード) テノール マヌエル・ガルシア グリエルモ近衛隊長 テノール ジュゼッペ・シッチマーラ 上記の表からもわかるように、エリザベス1世と彼女の寵臣にして恋人との噂も根強いレスター伯ロバート・ダドリー、そしてエリザベスライバルでもあったスコットランド女王メアリー・ステュアート擁立謀った廉で処刑された第4代ノーフォーク伯登場する当時流行していた、イギリス史イギリス王室テーマにしたオペラ作品となっている。1817年以降では、1818年4月30日ロンドンキングス・シアターイギリス初演が行われている。19世紀以降は、劇場上演されることがなくなり1953年ミラノ復活上演が行わるまで上演途絶えることになった本格的な録音上演が始まるのは、1970年代以降である。モンセラート・カバリェやレイラ・ジェンチル、レイラ・クベッリやアンナ・カテリーナ・アントナッチがタイトルロール演じている(後述)。

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