展覧会の開催
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ウトリーリョが発行を担っていた雑誌『ペル・イ・プロマ』は、いくつかの展覧会を後援している。1899年には『ペル・イ・プロマ』の主催によって、カザスの初個展がサラ・パレースで開催された。当時の画家による個展は物故作家の回顧展として開催されるのが常であり、まだ若い存命画家による個展は異例のことだった。カザスはこの個展に油彩27点、肖像画132点、素描61点を展示した。カザスは1900年にもサラ・パレースで2度目の個展を開催しており、油彩画80点以上、肖像画31点、素描48点を展示した。1877年に画材店からギャラリーとなったサラ・パレースはバルセロナ唯一の画廊であり、ムダルニズマが開花していた1900年頃に絶頂期を迎えた。 カザスの初個展と同じ1899年には、ピカソの自身初個展が「四匹の猫」で開催された。しかし大御所のカザスとは異なり、額やガラスは高額であるため用いることができず、作品を壁に直接ピンで留めた簡素な展覧会だった。この初個展はラ・バングアルディア紙で好意的に批評され、ピカソの才能に注目が集まり始めた。店長のルメウはそれまでメニューの表紙イラストをカザスに任せていたが、カザスに代わってピカソが描くこととなった。1900年2月1日には再びピカソの個展が開催され、アール・ヌーヴォーに影響が色濃い線画約150点が展示された。画家を目指すピカソが初めて目標に定めた画家はカザスだったが、カフェでの初個展から3年後の1902年には、画廊であるサラ・パレースでカザスとの二人展を開催するまで知名度を挙げていた。ピカソはバルセロナ在住時にも何度もフランスのパリを訪れているが、1904年にはバルセロナを去ってパリを定住の地とすることになる。
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展覧会の開催
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小野忠重版画館では、年数回、テーマを定めて企画展を開催している。過去に開催された展覧会の開催期間及びタイトルは、次のとおりである(ただし、2005年(平成17年)末以降については、不完全なリストとなっている) 。 1994年(平成6年)10月16日-12月25日 「小野忠重木版画と新版画集団第1回展再現展」 1995年(平成7年)1月15日-2月19日 「小野忠重木版画と亥歳の年賀状展」 3月22日-5月21日 「民衆の詩・小野忠重展」および「初期創作版画資料展」 6月24日-8月6日 「戦前戦後を見つめて・小野忠重展」 9月9日-11月12日 「小野忠重初期風景画展」および「初期リノカット展」 12月1日-翌年1月21日 「子歳の年賀状展と小野忠重展」 1996年(平成8年)3月22日-5月5日 「小野忠重大判版画展」および「プロレタリア美術資料展」 6月22日-8月4日 「イタリア紀行 -版画と素描・小野忠重展」 9月25日-11月24日 「新版画集団の記録展」 12月11日-翌年1月19日 「丑歳の年賀状展と小野忠重展」 1997年(平成9年)3月15日-5月11日 「知られざる1930年代 -谷中安規・平川清蔵を中心に」展および「小野忠重 -海と人展」 6月21日-8月3日 「フランス紀行・小野忠重展」 9月20日-11月16日 「版画青春 -創作版画誌の全貌展」 12月6日-翌年1月18日 「寅歳の年賀状と小野忠重展」 1998年(平成10年)3月14日-5月3日 「銅版画の世界 -初代玄々堂から濱田知明まで-展」 5月30日-7月5日 「ラインそしてオランダへ -小野忠重 版画・素描-展」 9月23日-11月15日 「版画に生きた人びと -造形版画協会の記録-展」 11月28日-翌年1月17日 「卯歳の年賀状と小野忠重展」 1999年(平成11年)3月20日-5月9日 「石版画のあけぼの展」 9月25日-11月7日 「藤牧義夫と新版画集団展」 11月27日-翌年1月16日 「辰歳の年賀状と小野忠重展」 2000年(平成12年)3月18日-5月7日 「石版画の魅力 -織田一磨を中心に-展」 6月10日-7月30日 「欧州紀行 -小野忠重展」 9月23日-11月5日 「小野忠重 -戦後の出発展」 11月18日-翌年1月21日 「巳歳の年賀状と小野忠重展」 2001年(平成13年)4月14日-7月1日 「青春を謳う -1920年代の版画-展」 9月15日-10月28日 「小野忠重傑作版画展」および「美の発見 -小野忠重の著作活動」展 11月17日-翌年1月20日 「午歳の年賀状と小野忠重展」 2002年(平成14年)4月6日-6月30日 「小野忠重版画展」および「絵本・カリカレ展」 9月7日-11月3日 「日本再発見 -小野忠重版画展」 11月16日-翌年1月19日 「未歳の年賀状と小野忠重展」 2003年(平成15年)4月19日-6月30日 「昭和の東京 -小野忠重展」および「版画荘の作家たち展」 9月13日-11月9日 「小野忠重 旅・人・海 展」 11月16日-翌年1月8日 「申歳の年賀状と小野忠重展」 2004年(平成16年)4月15日-6月27日 「小野忠重版画の技法の軌跡展」 9月23日-11月7日 「欧州の旅・日本の旅展」 11月20日-翌年1月20日 「酉歳の年賀状と小野忠重展」 2005年(平成17年)4月14日-6月26日 「うみ・とり・人びと -小野忠重展」 10月22日-12月4日 「小野忠重傑作版画展」 2006年(平成18年) 2007年(平成19年) 2008年(平成20年) 2009年(平成21年) 2010年(平成22年)12月4日-翌年1月23日 「卯歳年賀状展」 2011年(平成23年)4月9日-6月26日 「小野忠重・欧州紀行展」 9月15日-10月30日 「創作石版画の世界」および「小野忠重 -街・人」 12月10日-翌年1月22日 「辰歳年賀状展」 2012年(平成24年)3月31日-6月10日 「海の詩・小野忠重展」 9月7日-10月28日 「版画の青春 -版画誌の若ものたち-」 12月8日-翌年1月20日 「巳歳年賀状展」
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