銅版画とは? わかりやすく解説

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どうばん‐が〔‐グワ〕【銅版画】

読み方:どうばんが

銅版によって刷った版画


銅版画

読み】:ドウハンガ
【英】:COPPER PRINT

版画技法。版材に銅板用い版画総称基本的に凹版画であり、彫られ凹部インキをつめ、プレス機で紙に刷り上げる製版方法によって、直刻法(直接法)と酸腐蝕法(間接法)に大別できる。直刻法は、彫刻刀などによって銅版に刻画し凹部をつくるもので、用い彫刻刀種類と刻画の方法によって、エングレーヴィングドライポイントメゾチントなどの技法区別できる一方腐蝕法は、防蝕剤によって版面腐蝕される部分とされない部分作った上で、酸による腐刻行い凹部をつくるもので、防蝕剤使い方の様々で、エッチングアクアチントなどの技法区別できる。これら様々な銅版画の技法は、同じ銅板用いた凹版画ありながらそれぞれ独特の表現効果をもっている。また同一の上複数技法併用し一気刷り上げることも可能である。

銅版画

作者モンタギュ・ローズ・ジェイムズ

収載図書幻想文学館 2 なぞめいた不思議な
出版社くもん出版
刊行年月1989.8


銅版画

作者M.R.ジェイムズ

収載図書M・R・ジェイムズ怪談全集 1
出版社東京創元社
刊行年月2001.10
シリーズ名創元推理文庫

収載図書世界幻想ミステリー 2 ザ・ミステリアス 新装版
出版社くもん出版
刊行年月2008.4


銅版画

作者瀬高

収載図書ふたり心地
出版社東京図書出版会
刊行年月2008.2


銅版

(銅版画 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/18 12:43 UTC 版)

銅版(どうばん)とは版画印刷の技法の一種である。銅板とも表記する。の版に絵画文字などを彫ってその銅版の表面を凹版にしてインクを流して印刷を行う。また、このようにして作ったものをさす。主に銅版画の制作に使用されており、これは銅版を直接道具を用いて彫る彫刻銅版と、硝酸などの薬品によって腐食させる腐食銅版とに大きく分類される。主としてルネサンス期以降のヨーロッパにおいて銅版画として広く使用された。




「銅版」の続きの解説一覧

銅版画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/21 19:05 UTC 版)

オッテルンドルフ」の記事における「銅版画」の解説

この街の最も古い景観図は、オッテルンドルフクックスハーフェン郡立文書館にある。1747年製のこの銅版画は、同年亡くなった医師ヨハン・ニコラウス・グリマンがオッテルンドルフを南から描いたのである識別できるのは、19世紀までウシ食んでいたエシュヴァイデ、左側がクーレミューレで右側がメデム川である。屋根の上に1615年製の小塔を戴いた1580年建造東門古く1804年取り壊され教会塔や、その背後風車民家見られる。街は土塁と堀囲まれていたが、18世紀半ば埋め立てられセイヨウボダイジュ植えられた。

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銅版画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 14:38 UTC 版)

司馬江漢」の記事における「銅版画」の解説

『三囲景図』(神戸市立博物館所蔵) 『三囲之景』(神戸市立博物館所蔵) 『獅子のいる風景』(神戸市立博物館所蔵)・・・江漢日本初めての銅版画を発表する以前にその技法を探るため、試験的に制作したものといわれている。レンブラント完成した腐食銅版画の技法大槻玄沢協力により翻訳し手探りでその技法完成した因みにこの絵に描かれている獅子平賀源内私財投げ打ってまで求めたといわれている『ヨンストン動物図譜』から模写したもの、といわれている。 『広尾親父茶屋図』(神戸市立博物館所蔵

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銅版画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 14:52 UTC 版)

小林清親」の記事における「銅版画」の解説

甲州」 1879-81年 この他9点の銅版画が知られている[要出典]。

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銅版画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 20:28 UTC 版)

アンソニー・ヴァン・ダイク」の記事における「銅版画」の解説

当時著名人たちの半身像大規模な『アイコノグラフィ』と呼ばれる銅版画の制作ヴァン・ダイク始めたのは、おそらくイタリアからアントウェルペンへと戻ったときからとされている。ヴァン・ダイク下絵描き、自ら18点肖像頭部エッチングで、身体の輪郭エングレービングそれぞれ制作し始めた。「エッチングによる肖像当時それ以前もほとんどなく、ヴァン・ダイク作品において突然に芸術的価値のある優れた作品制作された」 しかしながら、この肖像銅版画をヴァン・ダイク自身完成させることはなく、残りはすべて銅版画の専門家の手ゆだねている。ヴァン・ダイク自らがエッチング施した銅版画はヴァン・ダイク死去するまで商業出版されず、生前制作された銅版画は極めて希少な作品となっている。ヴァン・ダイクは『アイコノグラフィ』の制作少なくともイングランドへ移住するまでは継続しており、イングランド建築家イニゴー・ジョーンズ肖像はおそらくロンドン滞在時に追加されたものである。 『アイコノグラフィ』は大きな成功収めたが、この連作のみがヴァン・ダイクが手がけた銅版画作品である。ヴァン・ダイクにとっては、おそらく肖像油彩画のほうが収入上であり肖像画制作依頼途絶えることがなかった。1641年死去したときに残っていた銅版画原版80で、そのうち52芸術家肖像18ヴァン・ダイク自身肖像)、18芸術家以外の人物の肖像だった。この原版出版業者売却されその後世紀わたってこの原版使用した版画出版された。原版経年使用とともに摩滅するため定期的に改訂されており、さらに後世の版画家によって新たに肖像加えられて、18世紀終わりには200点以上の肖像版画制作されている。1851年にはこれらの原版ルーブル宮殿購入された。 『アイコノグラフィ』は銅版画の大量生産モデル大きな影響与えた。現在では銅版画による肖像存在はほぼ忘れられているが、写真技術発明されるまではもっとも大衆の目にふれることに寄与した肖像芸術だった。「この一連の銅版画による肖像重要性はとても大きなもので、それまで肖像画家によって独占されていた人物肖像を、その後200年以上にわたってヨーロッパ中に普及することに多大な役割果たした」といわれている。ヴァン・ダイク優れたエッチング技術は線と点の高度な組合せよるもので、同時代優れた肖像画家たち、例えレンブラント銅板肖像とも一線を画す出来だった。ヴァン・ダイクの銅版画の影響力時代とともに徐々に弱まっていったとはいえ19世紀芸術家ホイッスラー後期肖像銅板画にも多大な影響与えている。20世紀アメリカ人美術史家で、メトロポリタン美術館キュレーターだったアルフェウス・ハイアット ・メイヤー (en:A. Hyatt Mayor) は「エッチング版画家たちは少しでもヴァン・ダイク見事な直裁表現に近づこうと、その銅版画作品学び続けてきた。その一方でレンブラント銅板肖像見られる複雑な表現誰からも顧みられことはなかった」と書き記している。

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