古樂とは? わかりやすく解説

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こ‐がく【古楽】

読み方:こがく

古い時代音楽

雅楽で、唐楽楽曲分類の一。ふつう、秦・漢六朝(りくちょう)までの中国楽や西域インド楽およびそれを模倣した日本の作品をいうが、分類としてはあいまい。壱鼓(いっこ)を使うのが特徴であるが、現在は羯鼓(かっこ)で代用。⇔新楽


古楽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/16 00:22 UTC 版)

古楽(こがく、: early music)は、古典派音楽よりも古い時代の西洋音楽、すなわち中世西洋音楽ルネサンス音楽バロック音楽の総称である[1]

古楽の演奏

作曲当時には常識であったがために、楽譜に明示されていない演奏上の要素、すなわちテンポリズムアーティキュレーション装飾音などの解釈や、音律発声法楽器の特性などは、時代と共に変化している。したがって、特に時代の隔たりの大きい古楽を演奏するにあたっては、演奏様式の史的考証の重要性が高い。

現在では、古楽を主に演奏する奏者、団体は、19世紀から20世紀にかけて確立した一般的なクラシック音楽の演奏様式で古楽を演奏することは稀である。音楽史の研究に基づいて、作曲当時の演奏様式を考慮した演奏が主流となっている。

また、古楽で成果を上げた歴史的考証に基づく方法で、古典派以降の音楽も再解釈するという動きもみられる。

主要な古楽演奏家

指揮者

鍵盤楽器奏者・指揮者

弦楽器奏者・指揮者

管楽器奏者・指揮者

声楽家・指揮者

鍵盤楽器奏者

弦楽器奏者

管楽器奏者

主要な古楽演奏団体

アメリカ

  • クラシカル・バンド
  • スミソニアン・チェンバー・プレイヤーズ
  • バッハ・アンサンブル
  • バッハ・コレギウム・サン・デイエゴ
  • フィルハーモニア・バロック管弦楽団
  • ヘンデル・ハイドン・ソサイエティ (Handel and Haydn Society)
  • ボストン・バロック

イギリス

イタリア

  • アカデミア・モンティス・レガーリス (Academia Montis Regalis)
  • アッカデミア・ビザンティーナ (Accademia Bizantina)
  • アンサンブル・アウロラ (Ensemble Aurora)
  • イル・コンプレッソ・バロッコ (Il Complesso Barocco)
  • イル・ジャルディーノ・アルモニコ (Il Giardino Armonico)
  • ヴェニス・バロック・オーケストラ (Venice Baroque Orchestra)
  • エウローパ・ガランテ (Europa Galante)
  • コンチェルト・イタリアーノ (Concerto Italiano)
  • モーツァルト管弦楽団
  • ラ・ヴェネシアーナ (La Venexiana)
  • ラ・リゾナンツァ (La Risonanza)
  • ラ・バロッカ(LaBaroca)

オーストリア

オランダ

カナダ

スイス

  • イ・バロッキスティ (I Barocchisti)
  • バーゼル・スコラ・カントルム合奏団 (Schola Cantorum Basiliensis)

スウェーデン

  • ドロットニングホルム・バロック・アンサンブル (Drottningholm Court Baroque Ensemble)

スペイン

  • エスペリオンXXI (HESPERION XXI)
  • ル・コンセール・デ・ナシオン

デンマーク

  • コンチェルト・コペンハーゲン (Concerto Copenhagen)

ドイツ

日本

フランス

ベルギー

脚注

  1. ^ 金田敏也、鈴木昭裕、瀬高道助、那須輝彦、谷戸基岩共著 『古楽CD100ガイド』 国書刊行会、1996年。

関連項目

外部リンク


古楽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 07:10 UTC 版)

20世紀のクラシック音楽」の記事における「古楽」の解説

詳細は「古楽」を参照 フランス演奏家アーノルド・ドルメッチは、1916年出版した17・18世紀演奏解釈」などを通じて歴史学的な解釈当時資料基づいて演奏を行う「古楽」の思想的裏付け行い、また当時楽器 (古楽器)のレプリカの製作寄与したポーランドピアニストワンダ・ランドフスカチェンバロ再評価行い当時技術によって再現された「モダン・チェンバロ」を通じてファリャの「クラヴサン協奏曲」 (1926)や、プーランクの「田園のコンセール」(1927)などのチェンバロ作品委嘱行った1950年代にはバロック・ヴァイオリン分野ニコラウス・アーノンクールが、1970年代にはバロック・リコーダーの分野フランス・ブリュッヘン活躍した。彼らは指揮者としても活躍しアーノンクール1957年に「ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス」を、ブリュッヘンは1981年に「18世紀オーケストラ」を設立させ、オリジナル楽器による管弦楽作品演奏行った

※この「古楽」の解説は、「20世紀のクラシック音楽」の解説の一部です。
「古楽」を含む「20世紀のクラシック音楽」の記事については、「20世紀のクラシック音楽」の概要を参照ください。

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