きぬた【砧】
謡曲。四番目物。世阿弥作。長年帰らぬ夫を砧を打ちつつ待っていた妻が焦がれ死にし、死後も妄執に苦しむ。
箏曲(そうきょく)および地歌の曲名の一類。砧の音を表現する部分(砧地)を含むのが特徴。岡康砧・五段砧・新砧などがある。砧物。
きぬた【×砧/×碪】
砧
砧
砧
砧
砧
砧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/24 03:46 UTC 版)
砧(きぬた)は、洗濯した布を生乾きの状態で台にのせ、棒や槌でたたいて柔らかくしたり、皺をのばすための道具。また、この道具を用いた布打ちの作業を指す。古代から伝承された民具であり、古くは夜になるとあちこちの家で砧の音がした。その印象的な音は多くの和歌にも詠まれ[2]また数多くの浮世絵の題材とされてきた。日本の家庭では、炭を使うアイロンが普及した明治時代には廃れたが、朝鮮では1970年代まで使われていた。現在では完全に廃れている。
- ^ (Chinese-tools.com)(ウィクショナリー)(康熙字典網上版)
- ^ み吉野の 山の秋風小夜ふけて ふるさと寒く 衣打つなり (百人一首 参議雅経)
- ^ KO字源「砧」(KO字源)
- ^ 大槻文彦「言海」251ページ
- ^ KO字源「樹」「砧」(KO字源)
- ^ 末尾外部リンク参照。また(goo辞書「横槌」)も参照
- ^ この項、「茶道|茶の湯の楽しみ|茶道用語」サイトのうち「砧青磁」ほかから引用(茶の湯の楽しみ|茶道用語)
- ^ 利休時代の茶書。「永禄7年(1564)甲子季春初吉 真松斎春溪(しんしょうさいしゅんけい)」の奥書がある。名物茶器や目利のことについて解説した茶書(茶の湯の楽しみ|茶道用語)。
- ^ 江戸時代の随筆。近衛家熙(このえいえひろ)の侍医であった山科道安が、享保9年(1724)から同20年までの間、家熙の言行を日録風に記述したもの(goo辞書「槐記」)。
- ^ “砧青磁”. 2005年3月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月24日閲覧。
砧
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