クレメンチッチ・コンソートとは? わかりやすく解説

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クレメンチッチ・コンソート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/03 03:12 UTC 版)

クレメンチッチ・コンソート(Clemencic Consort)は、オーストリアウィーンを本拠地とする古楽アンサンブルである。レネー・クレメンチッチ(René Clemencic[rə'ne kleː'məntʃitʃ], 1928年2月27日 - )が古文献から掘り起こした古楽作品を演奏する。レネー・クレメンチッチはポジティヴオルガン、チェンバロリコーダーシャルマイなどを受け持ち、指揮する。ウィーン楽友協会に独自のコンサートシリーズ(Konzertzyklus:ドイツ語Zyklusと英語cycleとは同じ語源)を持つがコンサートシーズン1962/63年よりアンサンブル・ムジカ・アンティクウァ(Ensemble Musica Antiqua)、コンサートシーズン1971/72年よりカペッラ・ムジカ・アンティクウァ(Capella Musica Antiqua)、そしてコンサートシーズン1972/73年より現在と同じアンサンブル名、クレメンチッチ・コンソート(Clemencic Consort)を名乗る。この名称でウィーン楽友協会での年3回アンサンブルコンサートシリーズとして現在まで続いている。そのうち年に1回は男性の器楽演奏者と歌手(カウンターテナーテノールバス)が燕尾服で正装するバロック音楽であり、ヒロ・クロサキがコンサートマスターをつとめる。[1] もちろん女性の器楽演奏者や歌手も共演している。


  1. ^ 楽友協会会員月刊誌Musikfreunde2010年4月号のMarkus Siberによる記事
  2. ^ 1962年11月20日の楽友協会コンサート
  3. ^ 1970年3月24日の楽友協会コンサート
  4. ^ 1971年1月12日の楽友協会コンサート
  5. ^ 1972年12月12日の楽友協会コンサート
  6. ^ 2016/17年度楽友協会コンサートシリーズClemencic Consort
  7. ^ 2017/18年度楽友協会コンサートシリーズClemencic Consort
  8. ^ 公式サイト
  9. ^ 楽友協会会員月刊誌Musikfreunde2011年9月10月号 次のコンサートではサン・マルシャル楽派やサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼音楽におけるポリフォニーに目を向ける
  10. ^ 楽友協会会員月刊誌Musikfreunde2012年9月10月号ハンガリーよりアッティラ王時代のフン族とニーベルンゲンの歌に迫り また時代を下がりカザフスタン英雄叙事詩に触れる
  11. ^ ORFラジオÖ1局古楽番組で2014年6月24日に放送されたクレメンチッチ・コンソートのコンサート、ウィーン楽友協会で2014年6月17日に演奏されたコンサートの録音、マルコ・アンブロジーニがニッケルハルパを演奏、歌手はマルクス・フォルスター(カウンターテナー)、ゲルノート・ハインリッヒ(テノール)、トム・トーレ・デニーズ(テノール)、演奏プログラムは13世紀フランスのダブルモテット
  12. ^ Clemencic - Discography
  13. ^ ウィーン楽友協会 プログラム誌Zyklus Clemencic Consort 2. Konzert Dienstag, 11. März 2014 Brahms-Saal8頁と9頁


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